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全てを知りたい、全て知って欲しいはやっぱり傲慢だった

実は明後日、心理カウンセリングに行きます。
このところ、自分を見つめ直すためにいろいろな本を読み漁ったり、皆さんのnoteを読んで、”知識”がつきました。そして”知識”がついたことによって自分の弱い部分を克服したような気になっている感じがすごくするのです。
こう考えればいいんだ、とか、そんな視点があったんだ、とか色々発見があり面白いですが、それを実践できているかと言われると実践できていない感じがするし、飽き性で続かない私が一人で乗り越えられるか不安で先日申し込みました。カウンセラーさんに話すことでアウトプットできることも多いと思いますし、新たな感情に気づくことができるのではないかと思っています。
あと、頼りになる友人たちに寄っ掛かりたいですが、いつまでもクヨクヨしていると、いつまでも引きずっててめんどくさいと思われてしまうんじゃないかという不安もあります。お金を払って話を聞いてもらう方が気が楽なんです。この思考もあまり良くないのかなあ、と思ったりもしますが、今の自分にとってはカウンセリングを予約しただけでかなり大きな一歩だと思うことにしています。

彼と付き合い始めた時、私は薄々自分がアダルトチルドレンだと気づいていました。でも、自分の親のことを悪く言うのって、将来を考えている相手にとってどうなんだろう、今後何かあったときの障壁になるのも嫌だしなあと考えてなかなか相談できませんでした。
でも、お互いのネガティブな部分を打ち明け合う流れになったことがあり、その時思い切って『自分はアダルトチルドレンな気がする、だから変わりたい』と彼に打ち明けました(この時彼は宗教2世であること話してくれました)。すると彼は、私のことを抱きしめて、そのままのあなたが好きだよ、そのままでいい、変わらなくていいんだよと言ってくれました。本当に嬉しかったのを覚えています。そしてまた私も彼を抱きしめて、ありのままのあなたが好きと伝えました。
別れた直後はこの時のことを思い出して、嘘つき!ありのままの私が好きとか言っといて最後はメンヘラ扱いして逃げるんじゃん!結局ありのままの私なんか誰にも愛されないんじゃん!変わらなきゃ誰にも愛されないんじゃん!と思い毎日泣いていました。今でも、あの時勇気を出して相談して、ありのままでいいって言ったのにメンヘラ呼ばわりして、もっと向き合って欲しかったし何も私の話なんか聞いてないじゃん、と思う他責思考な自分がいます。それに関しては、そう思わないと一人で立ち上がるのは難しいくらい傷だらけなんだな、実際その感情を今彼にぶつけているわけじゃないしいいや、と受容することにしました。

冷静になって今考えると、私も彼も、相手の全てを知った気になっていたな、とすごく思います。
私たちは、自分のいい面だけでなく悪い面も全て曝け出して一緒にいました。それがすごく心地よく、幸せでした。でも、それで相手のことを全て知った気になって、相手のことを決めつけていたなあ、と。でも当たり前のことだけど、自分のこともこんなにわからないのに、相手のこと全てがわかるわけないんです。
私が幼少期に両親から言われた言葉や辛かった出来事を彼に話して、だから自分に自信がないし自分のことが嫌いなんだと打ち明け、その時同情は得ても、最後はメンヘラ扱いされたのと同様に、私もまた、彼が両親の宗教のことでどれだけ辛い人生を送ってきたか聞いてその時は同情しましたが、最後は彼を親離れできていない宗教のせいで拗らせた面倒な人だと片付けました。
結局その時分かった気になって寄り添うけど、痛みや苦しみ、感情なんて、本人にしかわからないし、さらに言えば本人にすらわからない・分かりたくないと目を背けている部分もあるから、全てを理解するなんて無理なんです。それなのに私たちは分かった気になって、もう全て知った上でこんなに分かり合えないならもうやっていけるわけないと思い、メンヘラとか拗らせた人とか一言で片付けて相手を遠ざけてしまいました。寄り添う、歩み寄るって、相手のこと全てを理解することは難しいとちゃんと認識した上で、それでもなお相手を知ろうとし続けること、と今の段階では考えています。

そもそも、誰かに自分のことを理解してほしい、受け入れてほしいと思うこと自体傲慢なんじゃないか。



前の記事でこんなことを書いてましたが、全て知りたい、全てを知って欲しい、全てを愛して欲しいって、やっぱりちょっと傲慢なのかなって今は思ってます。

何事も、どこまで突き詰めても全てを分かった気にならないことって大事なんだなあと思いました。今自分で書いてると、そんなの当たり前じゃん、謙虚でいないとダメじゃん、と思ったりもするけど、実際全然知った気になってることってたくさんあります。そう思ってから周りを見渡すと、空ってなんで青いんだっけ、なんて誰でも一回聞いたことあるフレーズを思ったり笑。なんだか、分からないことだらけの世界の中で生きてるだけで尊いんだな、とちょっと思えて気づいたら口角が上がっていました。

結論、自分のことは自分が1番分かってあげられる、やっぱり自分のことを幸せにできるのは自分だけ!!!小手先じゃなくちゃんと進めるように、明後日のカウンセリングが楽しみです。





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