見出し画像

目的地に行くためには現在地を知ることが大切だよねって話【ホッシーの新米広報奮闘記 #5 】

どうも、ホッシーです。


皆さまいかがお過ごしですか?

最近のわたくしといえば「Wordle」なるゲームにハマっております。

「その日の正解になる5文字の英単語を6回以内に推測して当てる」というゲームなんですけども、これがシンプルなのにめちゃめちゃ難しくて楽しいんです。ぜひやってみてくださいね。


さて、今回も前回から同様「広報勉強会」でビビっときたものをピックアップしてまとめたいと思います!


前回は

「プレスリリースはラブレターみたいなものなので、自分たちが見て欲しいことがちゃんと伝わるように、ありのまま誠実に書きましょうね」

というお話をしました。


今回のテーマは「ファクトブック」

さて、ファクトブックとは何か、どんなものか、まとめていきます!



ファクトブックとは



いきなりファクトブックについて書くと言われても、「え、なんすかそれ…?」となりますよね。

わたくしも初耳だったので「真実の…本?」と半ばファンタジーなゲームのアイテムを手に入れる瞬間に近い何かを連想しました。


実物はそれとは真逆でけっこうカッチリした資料でして、


ファクトブックとはつまり


「報道関係者向け基礎資料」


なんです。


これは、報道関係者をはじめとする利害関係者(下の画像をご覧下さい)に、企業の今をありのまま伝えるプロフィールということなんですね。

例の図


ファクトブックには何が書いてあるのか


ファクトブックの基本構成は


・どんな企業なのか?

・どんな事業を営んでいるか?

・どんな環境で生きているか

・資料編


の4つです。


・どんな企業なのか?

という部分では、会社の基本的な情報、経営理念、誰がどのように何をしてきて今があるのか、を表しています。


・どんな事業を営んでいるか?

という部分では、どのような運営スタイルでどういった仕事をしているのか、何を作っているのか、どういった取り組みをしているのかを表しています。


・どんな環境で生きているのか?

という部分では、自分たちの分野、市場での立ち位置、業績や実績といったものを表しています。


・資料編

資料編は、上記の裏付けとなるデータや関連する業界の市場規模などを表すものです。


つまり、自分たちが何者で、どんなことをしていて、そして今どこにいるのかというありのままの詳細なプロフィールが「ファクトブック」ということになるわけです。


この中に、自分たちのことだけを記入するだけでなく、自分たちが今いる市場や事業がどういう立ち位置にあって、どういう方向を目指しているかといった部分も入れると尚わかりやすいファクトブックが完成します。


会社のプロフィールと聞くと就活や転職の際にもらう会社案内や採用パンフレットもありますが、ファクトブックと会社案内、採用パンフレットってわりと大きな違いがあって、


「会社案内」は営業先の人たち、つまり他の会社に自分たちの会社を知ってもらうためのもの

で、

「採用パンフレット」は学生や求職者に向けて自分たちの会社に来てもらうためのもの

です。

「ファクトブック」はその中でも、報道関係者に向けて自分たちの会社を知ってもらうためのものです。

なので、もし記者の方々に自分たちのことを書いてもらう際、プレスリリースの情報の裏付けになったり、「こういうことしてるならまた違う側面からも記事が書けるのでは?」という記事の発見にも繋がります。


ファクトブックがなぜ必要なのか


ここまでファクトブックについてたくさん書いてきましたが、これがあることによって何がそんなにいいことあるの?という疑問が出てくると思います。


ファクトブックというのは上記の通り、報道関係者向けに自分たちの会社を知ってもらうための資料です。

なので会社案内や採用パンフレットなどとは違って、脚色ない企業の姿を書いたプロフィールということになります。


脚色がないというのは、逆を言えばそこから「何を魅力とするか」という発見ができるネタの素を揃えることができているということになります。

なので、ファクトブックとして書いたものを、例えば株主の方や営業先、顧客などの利害関係者の方に向けて出す資料に使うことができます。

つまりファクトブックは自分たち企業のIPS細胞のようなものと言えるわけですね!


ファクトブックは地図と羅針盤


ファクトブック、この一見地味にも見える資料ですが、これがあることによって自分たちの事業やこれから先のたくさんの繋がりをより強固にするものだと思いました。


ファクトブックは地図のようなものだと思うんです。

会社の魅力を考えたり、これからの事業を考える、自分たちの取り組みを知ってもらうといったような先を見据えた活動をする際には、自分たちが今何をやっていて、何をやってきて、どこに価値があるかをまずちゃんと知ることが大切です。


その中で、自分たちではなかなか気づかなかった自分たちの魅力に気づいたり、今後どうしていきたいのかなど、見えてこなかった部分が明瞭になっていくのだなぁと思いました。


さて、広報勉強会も残すところあと1回。

頑張って学んで活かして行くぞの気持ちでいます!


それでは、今回はこの辺で!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?