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血糖値測定器を使って人体実験


『血糖値』とは、血液中のブドウ糖の濃度のことで、
血液1dL(デシリットル)中にブドウ糖が何mg含まれているかという数値で示します。

主に糖尿病患者さんは、この血糖値が不安定で、急激に高くなったりしてコントロールできず、透析を受けることになります。

『血糖値の種類』

血糖値の測定は食前、食後などさまざまなタイミングで行われ、目的によって測定する血糖値のタイミングが異なる。

(1)空腹時血糖値
10時間以上絶食し、空腹の状態で測定した血糖値。血糖値が最も低くなるときの値で、診断や治療効果の判断のために用いる。

(2)随時血糖値
食事とは無関係に、時間を決めずに測定した血糖値。

(3)ブドウ糖負荷試験後の血糖値
ブドウ糖負荷試験で75gのブドウ糖を飲んだ後、いくつかのタイミングで採血して測定した血糖値。
空腹時の血糖値とブドウ糖負荷後の2時間値が糖尿病の診断に用いらる。


以上のような目的で測定されるのですが、

今回の目的は、ただの興味!であり、自分の血糖値がどうなのかを測定したかったのです。

あと、身近に糖尿病や予備軍の人も多く、特に不規則な生活の飲食業従事者は糖尿病になりやすいので、一応自分自身でチェックでき、さらに管理できるようになっておきたいなと。
もっと欲を言えば、アドバイスなどもできるようになりたいです。

そのために勉強しているというのもあります。

試してみたいのは、食事前と食事後の血糖値の変化です。

白ご飯など炭水化物を食べて、どれくらい変化があるのかを試してみたいです。


さて、そして何もよくわかっていない状態で、血糖値測定器を手に入れたのですが、薬局で簡単に手に入るものではなく、
ちゃんと薬剤師さんに聞いて、店の奥から出してきてもらいました。

オーストラリアでは、なんと糖尿病患者さん、また糖尿病患者に登録している人でカードを持っている人は、タダになるっぽいです(不確かですが)。
薬剤師さんに「NDSSカード持ってる?」と聞かれて、「何それ?」と聞いたら、「じゃあレジ行って買ってきて」とつっけんどんに対応されました。(これを今風にいうと、「塩対応」というのかな?しらんけど)

ということで、速攻スマホで検索したら、「NDSS」出てきました。
[The National Diabetes Services Scheme]の略で、
ようするに糖尿病の人のためのカードってことでしょう。

また、医者なども何かしら割引かタダになるかの特典があるのかもしれません。

、、で、全然よくわからないで購入したのですが、
箱を開けてみて、びっくり!全然使い方がわからない。

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想像していたのは、指になんか挟んで測定する器具でしたので、超簡単にできると思っていたら、ところがどっこい指に針を刺すタイプのものでした。

「師匠(栄養学を学んでいる人)からは、針で刺すものとか言ってなかったような、、、」と思い検索したら、
針で刺して血を取りだすのではなく、肩に張り付けて随時測定できるものもあることがわかりました。でもネットでしか買えなさそう。

まあ、その機器はまた今度ということで、もうすでに買ってしまっていたので、従来のやり方でいこうと思います。

私の買ったのはドイツ製ですが、オーストラリアでは結構メジャーなブランドっぽいです。

さて、使い方なんてもちろん知らないから、面倒だけどまあまあ分厚い説明書(英語)を読む。
海外(オーストラリア)のあるあるなんだけど、電化製品も含め、今回の血糖値測定器も同じく、説明書に、結構色々な国の言語に翻訳されているのだけど、中国語や韓国語、フランス語(なのかな)とかなんだかんだあるくせに、日本語はほとんどないんです。

こういうのを目の当たりにすると、意外と日本人てお客さんとして扱われないんだなぁと感じます。

まあ、それは良しとして、始めていきましょう。


まず同封されているものにLancing Deviceというスティック状のものが入っていました。

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これは何かというと、指先に先端をくっつけて、小さい針を出して、血を出す器具です。

たぶん、家庭裁縫での針とか包丁とかではうまく傷つけて血を出すことができないので、このLancing Deviceを使えば最小限の痛みで血を出すことができるでしょう。

手順としては、まずお湯で石鹸使って手をよく洗い乾かす、そのあとに針を刺すだけなんだけど、

まずは手順通りにセットする。ここが針が内臓されている。これをセットして準備完了。

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そういえば本体に数字が書いてある。なんだろう?

なるほど、本体部分の「6」と表示されている部分は、
はめ込む針のあるカートリッジの中の針の本数が6本で、一度使うたびにスロットを回して回数がわかるようにするためのもの。
6>5>4>3>2>1と順に減っていって、1になったら取り換える。

そして先端の方の2・3・4とかは、針を刺すときの深さ。
「2」という数字が2mmなのかどうかはわからないけど(多分違う)、大きくなるにつれて深くなる。つまり傷が深く、血もたくさん出るってことです。

始めは「2」で試してみてと書いてあったので、やってみた。
ボールペンの先を出す要領でカチッと押すと針が出る。

チクッとするだけで、全然痛みはない。でもその代わり、血の出る量も少なかった。人によって、そして場所によって変わってくるのでしょう。

ホントは、指の先のサイドで針を出すらしいんだけど、指の表面で針を刺してしまったので出が悪い。
プラス最初だからビビッてあまり指に押し付けないでやったのもあり、ほとんど血が出てこないので、次は同じ「2」の深さで、しっかり指に押し付けて針を刺す。

先ほどよりほんの少し痛いが、血の出る量も多くなった、といってもそれでも押し出さないと出てこないので、自分にはもう少し深い方がいいだろう。
ということで3回目は「3」の深さで打つ。


先ほど中指に両サイドに2回刺したので、次は薬指。

次は結構しっかり出てきたので、検査ペーパーみたいなものに血液をしみこませる。

表示には「E6」

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、、、Eとはつまりエラー。説明書を読んだら、ちょっとタイミングがずれていたらしきことが書いてある。

ということで、最初は失敗に終わったんだけど、
もう今日はこれ以上刺したくないなと思ったので今日はやめて、また後日、度挑戦しようと思う。

ちなみに検査ペーパーに水道水をしみこませて検査したら「LO」つまりLow(低い)と表示された。


以上!

よくよく調べたら、動画での解説もあるし、そのほかのメーカーの測定器も、だいたいは同じような構造をしているので、動画で見た方が早いし簡単だ。

ただ、本物の血を採血するので、確実性は高いと思うが、毎回自分針を刺す行為は、慣れていない分、ちょっと怖いんだけど、
針を打つ器具もしっかりしているため、「3」程度の深さでも1時間もすれば完全に傷がふさがり、痛みもない。

実際のところ、痛みがあるのは針を刺した時から数分程度。

痛みと言っても、軽くつねったくらいの痛みなので、はっきり言って気にするレベルではない(個人的には)

今も難なく、針を刺した指でパソコンのキーボードをタイプしているので、連続でやろうと思えば結構何回もできる。

ちなみに、これはいいのかどうかわからないが、1回目2回目と血の出る量が浅かったため、3回目まで全く同じ針で刺し続けた。

針も1回使ったら、2度と出てこなくなる構造ではなく、何回も打てるみたい。そして数字のスロットを回したら次の新しい針の位置に移り変わり、前回までの針はもう使えなくなる。


ということで、今回は不発に終わったので、自分の血糖値がわからなかったが、次回はちゃんと測ってみようと思う。多分明日かな。


などなど、最近は栄養・医療の勉強もしながら、こんな人体実験もしているのである。

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