良いサービスとは何か?
私が今いるレストランに入る前はビストロフレンチで働いておりまして、
そこには日本人のプロのサービスマンはいませんでした。
自らのサービスが大好きという気持ちから
その先は手探り状態でサービスという仕事をしていたのを覚えています。
そして今の店に移る時、ミシュラン星付き店にはプロのサービスマンばかりでホスピタリティが溢れんばかりの、そんな場所だと勝手に思っておりました。
しかし現状は、そんなに甘いものではありません。
最近有名なシェフの方々やサービスを広めようとされている方々が仰っているように、
料理人よりも遥かにプロのサービスマンの方が少ないのが現状の様です。
多くの知識を得ていたり仕事を淡々とこなすサービスマンはいたとしても
「良いサービスとは何か?」
と自問自答を繰り返し、サービスマンを育てていくための情報の発信や行動をされている方はきっと数えられるほどなんだと思います。
私自身、サービスについて学びたい!と思いサービスについて発信している方をインターネット上でよく探しております。こんなにSNSが普及しているのにもかかわらず、ヒットするプロ向けの記事やプロ向けの本などは数少ないものです。
実は今日、たまたまうちのシェフと
良いサービスって何だろうね?という話をしまして改めて考えさせられました。
サービスを売っている一サービスマンとして、言葉にできないことには良いサービスというのは出来ないと思ったので
言葉にしてみようと思うのですが、、、
いらっしゃるゲストは、十人十色ですよね。ゲストが違う人である以上良いサービスの定義も十人十色なんだと思うんです。
このゲストにこういうサービスをしたら御喜びいただけたからといって他の方にも同じことしても
その方にとってそれがプラスに捉えられるかと言ったらそうではないですよね。
その人が何を欲しているのか、どんなものが好きなのか、どんな人なのか、、、
これらをいかにして知り、サービスに表すかということ
それが、良いサービスなんだと思います。
話すトーンやスピード、タイミング
態度の色、発する言葉の数、、、全て変わってきます。
たった数年の経験から感じていることであって、
きっとこれから新たな吸収を通して変化し続けていくとは思うのですが
良いサービスとは何か?
この問いに対しての答えはこちらでまとめたいと思います。
これを細かく細かく刻んでいったときに見えてくるポイントは数多くあると思うので、それを少しずつ何かしらの形でシェアしていけたらなと思います。