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もくもくワクワクラジオ#4 家って本当に必要なの?(4 回完結)


どうもみなさんこんばんは!
この「もくもくワクワクラジオ」はリスナーと共に未来の住まいをクリエイションする未来
派⽊材屋ラジオ番組です!

パーソナリティ紹介

株式会社細川⽊材代表。細川太志。


細川師匠

このラジオでは「師匠」として皆さんのあらゆるお悩みにお答えします。

細川⽊材広報担当。


上さん(うえさん)

細川⽊材営業担当。

ヨシケン

やっぱりどうして家を建てる?




上さん:はい。ということでみなさん、ワクワクしてますか?

ヨシケン:もちろん! それはもう、ワクワクしてますよ。

上さん:(笑)。というのも、「家ってなんですか?」っていう問いから、やっぱり家はお⾦がかかるものなので、負債を抱えてまでとか、そこまでして家を買うのってなんでだろう?
と。掘り下げて⾊々広げてきたんですけど。

ヨシケン:きましたね。

上さん:もちろん、家を建てて売る側もビジネスなので頑張ってビジネスを成り⽴てて売っていきますっていう話なんですけど。そういう中でね、それでもやっぱりみんな家を建てたいし、建てていってる⼈が多いと思います。多分⼈⽣で⼀番⼤きな買い物になると思うんですけど、なぜそこまでしてっていう。ヨシケンは故郷が云々っていう始まりの話もあったけども。

ヨシケン:前々回のね? ありましたね。

上さん:理由はそれだけ?

ヨシケン:僕が家を建てたのは、ずっと賃貸で⼦育てはしてたんですよ。まあまあでかい家を賃貸で借りてたんですけど、家賃が七万くらいしてたんですよね。それで妻と話してまして、「七万ずっとこの家に払い続けるんやったら、建てたほうがいいんじゃねえか」というのと、あとはやはり⼦供が⼩学校に上がるっていうタイミングで、「どこの校区に住むんだ」と。住む場所を考えたら、やっぱりこのままここに住んでるとちょっと不便じゃないのかなと思った時に、そこに賃貸じゃなくて家を建てて住んだらいいんじゃないかと思ったのがきっかけですね。

上さん:なるほど。

ヨシケン:お⾦は、家賃と⽐較して⼀緒ぐらいじゃないかという勝⼿な判断の下、家を建てたという経緯があります。

上さん:なるほど。いわゆる、毎⽉出ていく......。

ヨシケン:そうですね。ローンか家賃かという。

上さん:まあ、ランニングコストじゃないけれども。そういうことを⾒た時にそれやったら建てようと。で、場所も⾃分の住みたい場所も選べてという。なるほどね。僕ずっと賃貸なんで、基本的に誰かがもう作ってるものにもう住んでるんで、その作られたものが気に⼊ったか気に⼊ってないかだけの選択肢なんですけど。建てると、⾊々注⽂もできるわけじゃないですか。

ヨシケン:はい。

上さん:僕なんかもう、⾃分が注⽂した間取りとか、壁やらなんやらだけで⼗分すげえ幸せを感じたりするんですけど。そういう、「暮らし」の部分。「⽇常⽣活」の部分。お⾦とか⾊々あるとは思うんやけど、やっぱりそこで朝から晩まで暮らしてるわけなんでね。そういう「暮らし」の部分っていうところも、家を買う理由になんかあるんじゃないかなって思ったりするんですけど。師匠どうですかね? 「暮らし」の上で家ってどういうものなんだろう
かみたいな。

ヨシケン:師匠は、家に帰られると落ち着くっておっしゃってましたよね?

細川師匠:家は落ち着きますね。

ヨシケン:「帰る場所」ですか? 家は。

細川師匠:まあ、「帰る場所」ですね。前はマンションの賃貸やったんですけど、それよりかは落ち着きますね。

上さん:その落ち着く理由っていうのは?

細川師匠:気を遣わなくていいんですよね。⾃分のものっていうか。

上さん:あ〜。

ヨシケン:そうですよね。確かに汚そうが壊そうが⾃分の家ですもんね。それは確かに僕も⼦供が⼩さい頃はそう思ってましたね。賃貸だと、壊したらとか落書きしたらとか⾊々考えますよね。細川師匠は⾃分の家を建てられるときは、ワクワクしたんですか?

細川師匠:いや、今の家はね⾃分の家を建てようと思って建ててないんですよ。「もったいないな」って

ヨシケン:あ、そうなんですか? あれはじゃあ......。

細川師匠:あれは、売ろうと思って建てたんですよ。

ヨシケン:なるほど(笑)。建売ですか?

細川師匠:そうそう。建てて売ろうと思って。でも、建ててる途中になんかもったいないなと思って、住み出したんですよ。売るのやめようと思って。

ヨシケン:それは、資産を作ろうと思ってつくられたんですか?

細川師匠:いや、材料をね、うちの余っとる倉庫から持っていったんですけど、いいものを使ってたんでもったいないなってなったんですよ(笑)。

ヨシケン:なるほど(笑)。

上さん:どんどんいい家になっていったんですね(笑)。

細川師匠:そうそう。そうなんですよ。

上さん:その良い素材っていうのは?

細川師匠:⽊材なんですけど、今はもう⼿に⼊らんようなやつとかを使ってたんで。

上さん:へ〜。

ヨシケン:ほお〜。柱とかですか?

細川師匠:いやいや、柱は普通なんですけど、枠材とかそういうのにね。

ヨシケン:化粧材?

細川師匠:はい。

上さん:話がちょっと変わりますけど、そういう⼿に⼊らへん⽊が
あったりするんですか?

細川師匠:たまにね、出てくる時があるんですよ。そんなんを買って置いとくんですけど。

上さん:⼿に⼊らん⽊って何なんですか?

細川師匠:もう、伐採できないとか。

上さん:あ〜。なるほど。

ヨシケン:とったらダメとか。

細川師匠:そうそう。製品状態で昔からあるやつしか出てこなくなってっていう。

ヨシケン:奄美⼤島のナントカ杉とかそんな感じですか?

細川師匠。まあ、そういうのとかね。⾊々あるんですよ。

上さん:もう流通でしか⼿に⼊らんへんっていう。簡単に⾔えば、ヴィンテージ的な。

細川師匠:そうですね。

上さん:へ〜。そんなことになるんですね。

ヨシケン:それは、居⼼地良さそうですね。

細川師匠:居⼼地はいいですね。

上さん:⾯⽩い。

ヨシケン:⾯⽩いですね。「家」と「⼈⽣」

上さん:なるほどな。ヴィンテージ。

細川師匠:ヴィンテージっていうか、希少素材を勝⼿に使ってるだけなんで。

上さん・ヨシケン:(笑)。

細川師匠:誰も使ってくれなんて⾔ってないから(笑)。

上さん:そういうのって、お客さんに提案することもあるんですか? そういう素材がたまたまあったりしたら。

細川師匠:僕はね、お客さんによって使い分けてます。「このお客さんにやったら、こういうのを使おう」とかって。なので、別にお客さんに⾔われなくても勝⼿に使ってます。

上さん:あ、そうなんですね。

ヨシケン:それはどういう形で判断されるんですか?

細川師匠:僕の勝⼿な偏⾒です(笑)。

上さん(笑)。

ヨシケン:(笑)。最初に、⾊々とお客さんにお話を聞くことはありますよね?

細川師匠:ありますけど、お客さんの職業とかにもよるんですよ。たとえば、⾃営業とか会社経営をしてる⼈が、社⻑の息⼦が次の社⻑になるじゃないですか。そしたら、そういうお客さんが来ても⾒せられるような家にしようとかっていうのは、考えてます。

上さん:なるほど。格があるというか。その、予算内で。

細川師匠:予算内で。

上さん:すごい。だから、やっぱりその⼈の為⼈というか、暮らしとか⽣き様みたいな部分とか職業とか⾊々含めて、そういったことを複合的に⾒ながらも家を建てていくことが⼤事みたいな部分もありますよね。単純に間取りがどうで、とかいうだけの話じゃなくて。

細川師匠:そうそう。サラリーマンの⼈にそれしたら、固定資産税が上がったりするじゃないですか。

上さん:ほお〜。

ヨシケン:材料で上がるんですか?

細川師匠:上がりますよ。変わるんで。

ヨシケン:そうなんですか!

細川師匠:はい。わかる⼈が⾒たらね。なので、そういうのがあったらダメなので、そういう所には普通の材料ですよね。

上さん:ちょっとオーバースペックなるんですね。無⽤の⻑物じゃないですけど。やっぱりそこに⾒合っていくっていうことが⼤事だと。

細川師匠:そうそう。

上さん:なるほど。それは⾯⽩いですね。

ヨシケン:素晴らしいですね。

上さん:やっぱり、暮らしの部分とその⼈の⽣き様の部分とを複合的に⾒て、家を建てていくっていう。ついつい形とか⼤きさとかデザインとか、すぐ⾒た⽬の話になるじゃないですか。それももちろんいるけど、でもほんまは、その奥にあるその⼈なりの⽣き様とか暮らしみたいな部分。そこを⾒て建てていくっていうことですね。じゃあもう、家を建てていくっていうことは、その⼈なりの⼈⽣みたいなものと絡んでいくようなというところが⼤きいですよね。

ヨシケン:⼈⽣を表していきますね。家がね。本当に。

細川師匠:表しますね。昔の⼈でね、「家に負ける」っていう⼈がおって。⾃分の⾝分より上の家を建てると「家に負ける」と。

上さん:なるほど。

ヨシケン:住んでる⼈が?

細川師匠:そう。無理をするから。

上さん:なるほど。名前負けみたいな。そこに変に合わせようとして。

細川師匠:そう。

ヨシケン:そこを細川師匠は考えられて、きちっとした素材ときちっとした仕様をご提案するということですね? その⼈に合わせて。

細川師匠:そうですね。無理せんでええんじゃない? って。

上さん:確かにありますもんね。めっちゃいい家住んでるけど、⾞めっちゃしょぼいみたいな。

ヨシケン:あるんですか(笑)。

上さん:どないしとんねんみたいなね(笑)。
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※この記事では執筆にあたり、ラジオ⾳源との⼀部変更点があります。ご了承ください。


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