約束
「もう少し、待っていて」
いつまでなのかわからない。
約束はもう、忘れられているって
思ってもふしぎじゃない。
時間は無碍に過ぎている。
人並みに傷つくことを恐れて
諦めるっていう選択肢に近づいてしまう。
そんな風に人って、
楽な方に流れるんだと思う。
自分も例外ではないって知った。
それはきっと、精神を守るための
防衛本能でもあると思うけど、
一方で危うい。
機会を諦め心をよそに向けたら
きっと、自分の未来を傷つける。
だから待つ。
私よ、苦しさごと受け止めて。
でも悲観的なものにはしない。
信じるより、信頼して
待っているからね。
Aoi314