見出し画像

【春を彩る星座達】しし座、おとめ座、うしかい座…獅子の心臓を表すレグルスはなぜ特別なのか?引っ込み思案の蟹座は星座が暗いことが理由?スピカやアルクトゥルスも


【西洋/インド占星術のセッション】


西洋占星術+インド占星術の両観点から、

「終わった後に安心感を感じることができ、今より良い未来を信じて立ち上がっていける鑑定」

を心がけ通話セッションしています。

ちょっとした相談や質問をしたい方はこちら質問箱です↓

自身の20年の虐待経験を描いたエッセイ漫画「生きてることが恥ずかしい」↓



先日の記事↓

【小惑星タコヤキとは何なのか?】トトロ、アンパンマン、仮面ライダー、ジェームズ・ボンド…実は全て小惑星の名前!あなたの小惑星タコヤキはどこにある?チャートの出し方も解説↓



さて、すっかり春を通り越して暑いくらいですが、
星空も見える星が変化してきているので新たに撮影した星の写真をいくつか載せたいと思います。


基本的に季節の星座とされるのは20時頃に南の方角(つまり最も高い位置に来る)星のことを言います。


まずは早い時間帯でも見えるようになってきた、
しし座です。

指の部分が獅子の心臓を表す恒星レグルスです。

この恒星は吉星として占断に用いられることもありますね。
一方では"戦いの星"なんて言われ方もしますが。


ステラリウムで見るとこのような形になります↓

https://stellarium.org/ja/



しかしこのレグルス、1等星の中では実は一番、暗いそうです。

レグルス[14] (Regulus)は、しし座α星、しし座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。1等星の中では最も暗い。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B9


ですが恒星の中では黄道にしっかり乗る星のようで、
そうした意味では占星術的には重要な位置を占めているのかもしれません。

ほぼ黄道上にあり、航海位置の計測の基準となる常用恒星となっている。

レグルス食編集
1等星の中で最も黄道に近いため、定期的に月による(掩蔽)が発生する。非常に稀ではあるが、惑星水星金星)によるレグルス食も発生する。前回は、金星によるレグルス食が1959年7月7日に起きた。次回の惑星によるレグルス食は、85年後の2044年10月1日の金星によるレグルス食の予定である。
他の惑星によるレグルス食は、交点の位置の関係上、ここ2000-3000年の間は発生しない。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B9


レグルスをコズミックウォッチで見てみると、
確かに黄道にピッタリと乗っています↓

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cosmic_watch.cosmicwatch


黄道十二星座は星座自体はもちろん黄道上にある訳ですが、
例えばさそり座みたいにあまり乗り切ってない?ものもありますし、
しっかり重なる恒星もそう多くはないです。


ましてや1等星などの目立つ星となるとそもそもの数が限られてますし、
占星術においてレグルスに特別な意味を持たせるのも分かる気がします。
(とはいえ僕自身は恒星を占断に取り入れた解釈には詳しくないのですが)


続いては、かに座とふたご座です。

ふたご座はカストルとポルックスが画面中央より少し右側に見えてるのですが、
ほぼ画面中央にあるかに座は肉眼でもほぼ全く見えずです。


こちらがその位置関係↓

https://stellarium.org/ja/


こうして星を観測してみると、
蟹座の人が引っ込み思案と言われる理由がよく分かりませんか?


そんなふうな説明がされてるのを見たことはないですが、
本来、占星術は文字通り星の観測から体系作られてる訳です。

そして元々は占星術と天文学は一体となった学問だった訳ですね。

占星術と天文学は古風には一緒に扱われていましたが (ラテン語: astrologia )、中世後期[1]から理性の時代にかけて徐々に区別されていきました。17 世紀の哲学の発展により、18 世紀までに 占星術天文学が独立した学問として機能するようになりました。

天文学という学術分野は地球の大気圏外で観察可能な現象を研究するのに対し、 [2] [3] [4]占星術の疑似科学は天体の見かけの位置を占いの基礎として使用します。[5] [6] [7]

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Astrology_and_astronomy


とはいえちゃんと区分されていた面もあるので、

ちょっと長いですが、上記の続きのこちらの解説も面白いですよ↓

近代以前には、ほとんどの文化では 2 つの分野を明確に区別せず、両方を 1 つにまとめていました。

占星術で有名な古代バビロニアでは、天体現象の予測者としての天文学者と、その解釈者としての占星術師に別々の役割はありませんでした。

両方の機能は同じ人物によって実行されました。
この重複は、占星術と天文学が常に同じものとみなされていたことを意味するものではありません。

古代ギリシャでは、アナクシマンドロスクセノファネスアナクシメネスヘラクレイデスなどのソクラテス以前の思想家が、星や惑星の性質と物質について推測しました。

エウドクサス(プラトンと同時代)のような天文学者は、惑星の運動と周期を観察し、アリストテレスに受け入れられることになる地球中心の宇宙論モデルを作成しました。

このモデルは通常、火星の逆行運動を説明するために周転円を追加したプトレマイオスまで続きました。 (紀元前 250 年頃、サモスのアリスタルコスは原地動説を仮定しましたが、アリストテレスの地動説が支持され続けたため、この理論は 2000 年近く再検討されませんでした (コペルニクス)。)プラトン学派は、天文学の研究を科学の一環として推進しました。
なぜなら、天の運動は秩序と調和のとれた宇宙を示しているからです。

紀元前 3 世紀に、バビロニア占星術がギリシャでその存在を感じ始めました。
占星術は、学術懐疑論者のカルネアデス中期ストア派のパナエティウスなどのヘレニズム哲学者によって批判されました。
しかし、大いなる年(すべての惑星が完全な周期を完了し、それぞれの相対的な位置に戻るとき)と永遠の回帰 の概念は、占いと運命論を可能にしたストア派の教義でした。

ヘレニズム世界では、ギリシャ語の「アストロロギア」と「アストロノミア」はしばしば同じ意味で使用されましたが、概念的には同じではありませんでした。

プラトンは「天文学」について教え、惑星現象は幾何学的モデルによって記述されるべきであると規定しました。
最初の解決策は Eudoxus によって提案されました。

アリストテレスは物理的なアプローチを好み、「占星術」という言葉を採用しました。偏心円と周転円は有用なフィクションであると考えられるようになりました。

より一般的な人々にとって、区別する原則は明らかではなく、どちらの言葉も受け入れられました。
バビロニアの占星術の実践では、特に使用された単語は「アポテレスマ」と「カタルケ」でしたが、それ以外の場合は、アリストテレスの用語「占星術」に包含されました。

セビリアのイシドールは、編著『語源』の中で、天文学と占星術という用語の違いを明確に指摘し (語源、III、xxvii)、同じ区別が後にアラビアの作家の文章にも現れました。[8]イシドールは占星術の分野で絡み合っている 2 つの流れを特定し、それらをastrologia Naturalisとastrologia superstitiosaと呼びました。

占星術は、ヘレニズムやアラビアの占星術師の占星術のテキストがラテン語に翻訳されたため、中世ヨーロッパで広く受け入れられました。

中世後期には、その受容か否かはヨーロッパの宮廷での受容に左右されることが多かった。
フランシス・ベーコンの時代になって初めて、占星術は経験的観察ではなくスコラ的形而上学の一部として拒否されました。

西洋における占星術と天文学のより決定的な分裂は、17 世紀から 18 世紀にかけて徐々に起こり、その頃、占星術は知的エリートたちによってオカルト科学または迷信として考えられることが増えていました。

長い歴史を共有してきたため、現在でも両者が混同されることがあります。しかし、現代の占星術師の多くは、占星術が科学であるとは主張せず、占星術を易経のような占いの一形態、芸術、または(新プラトン主義新異教主義などの傾向の影響を受けた)精神的な信念構造の一部として考えています。 、神智学ヒンドゥー教)。[要出典]

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Astrology_and_astronomy



そして最後がこちら。

左上がうしかい座のアルクトゥルス、
右下がおとめ座のスピカです。


スピカは今までも紹介してきていますね。

おとめ座を代表する美しい1等星です。
こちらも黄道に非常に近く、インド占星術においては特に重視されている星です。


スピカはアヤナムシャと呼ばれる黄道差の基準の星として用いられているので
言うならば太陽のようにルールの基盤として重要視されていますね。

占断として特別に用いる訳ではないのですが、
結果として占断の全てを左右する星となります。




スピカは肉眼でもよく見えますが、
高温の星のようなので青白さがあって綺麗です。


シリウスと似た色をしてると感じますが、
しかしシリウスはもっと鮮烈な光を出しています。


シリウスについてはこちら↓

【夜空に輝く木星とシリウスとオリオン座】
もうすぐ冬の星座が見えなくなる前に…そして春の星座の代表とは何か?しし座やおとめ座や北斗七星のおおぐま座↓



うしかい座のアルクトゥルスもかなり明るいですね。

なんと恒星の中では3番目に明るいそうです。
(実際には様々な定義次第でランキングは異なります)


アークトゥルス[6] (Arcturus) またはうしかい座α星は、太陽系からうしかい座の方向約36.8光年の距離に位置する[注 1]赤色巨星[2][7]1等星。うしかい座の恒星では最も明るく、見かけの等級がマイナスとなる4つの恒星[注 3]の1つで、単独の恒星としてはシリウスカノープスに次いで3番目に明るく見える[注 4]

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%82%B9



で、軽く調べてみたらアルクトゥルス星人というのがよく出てきますね。

こんなのとか↓



僕も宇宙人自体は信じているのですが、
こういうのは若干、ビジネスの匂いを感じてしまうんですよね。


宇宙人の魂だから世の中の人と分かり合えないとかよく言う人もいますが、
だからといって我々がここにいる現実は変えられない訳ですから、

修行としてこの世界(地球)に立っているのだとしたら
宇宙人なりにこの場所で成すべき努力があると思います。


まぁそんな話をここで真面目にしても仕方ないので…


ともかくこれらの星座が綺麗に見えるシーズンですから、
皆さんもぜひ夜空を見上げて占星術の世界を肌で感じてみてくださいね。


何かご質問してみたいことがある方は下のリンクからどうぞ。

西洋占星術、インド占星術、
または心理学や簡単な人生相談等々。

丁寧にご質問いただければ丁寧にお返しします↓



◎この他の人気記事↓

【悪縁を生むシナストリー:6選】ノード、12ハウス、リリス、グランドクロス…そして意外にも冥王星-水星や1ハウスの繋がり?なぜこれらが悪縁を生むのか?その解析に迫る…↓


【キロンはあなたの恥ずべきポイントを示す?】各12サイン/ハウス別:キロンが示すあなたの恥…傷やトラウマだけではない、キロンが抱える更なる闇とは…↓


【冥王星から富は得られるのか?】富裕層や一般の裕福な人々、合計24人のチャート検証!冥王星は富としてどのように表れているのか…そして検証で明かすことのできた"共通点"とは↓


【ハウス別:土星の規制】土星の規制が起こるその根本理由とは?土星のハウスのテーマは幼い頃に親から規制されていた…?そしてハウス別の救済策【1~6ハウス編】↓


インド占星術の鑑定は普段は埋まっていますが、

シナストリー含めたモダン西洋占星術の鑑定なら都合さえ合えば常時受付しています。
ネイタル鑑定とシナストリー鑑定で価格は変わらないので
60分あれば2人くらいは相性見れると思います。

気になる方はこちらよりお問い合わせどうぞ↓


リョウのツイッター↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?