母なる地球と 父なる太陽と 境界線をこえて幻想を溶かしていく 祈りと赦しと癒しの星、海王星が直列する日に
母なる地球と 父なる太陽と
境界線をこえて幻想を溶かしていく
祈りと赦しと癒しの星、海王星が直列する日に
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（2016年に書かれた文章です）
ひび割れた アスファルトの 隙間から
名も知らない花が咲き
嬉しい氣持ちを運んでくれる
彼女たちは ひっそりと 大氣を
浄化してくれている
都会ではアスファルトやコンクリートで
大地を わたしたち人間たちは 覆い尽くし
彼女は 呼吸困難で苦しんでいる
皮膚をセメントで固められて
居心地よい人がいるだろうか
人間が 毒出しのために 咳や くしゃみをするように
地球も 健やかさを 保つために
ときに 大きく深呼吸したいのだ
伸びをしたいのだ
それは ときに 地震や火山の噴火や
竜巻や 大雨や洪水だったり
でも そうすることで
彼女にとっての 子どもたちである人間が
悲しい氣持ちや 不安や絶望感に 陥ってしまうことは
地球の お母さんにとっても 望まぬ 悲しいこと
だから 彼女は 出来るかぎり 耐えている
そして それでも 祈り 願っている
子どもたちの 心からの幸せを
人間の 小さな子どもたち
父や母や 家族兄弟と 友達と 動物たちと
安心して 遊んで 食べて 休める
時間と空間が あれば幸せ
無から 豊かな想像力で
何だって遊びに変えることが出来る
台風がやってくれば どこか心ワクワクするし
子どもたちの そのような 自由自在なこころが
地球の お母さんも 大好き
子どもたちが 怖れや 不安からでなく
愛と 歓びと 自由な創造力と 遊び心から
豊かな 次元宇宙を 自らを舞台に
花開かせてくれることを
ずっとずっと 待ちわびている
緑を 失いつつあるように見える 都会でも
生命の息吹が 完全に 消えてしまうことはない
それは ひとりひとりの 人の中にも
確実に宿っている
テレビに インターネット 勉強に 仕事
しばし お休みして
ちょっとだけ 歩みを止めてみないかい
頭の中が 空っぽになったとき
聴こえてくる音は どんな音
すぐそばに 息づく
樹木の声に 耳を澄ませてみないかい
そこに 暮らしている無数の 生き物たち
樹木の足元が 地中深く
どのように 根をはっているか
空へと伸びて広がる枝葉が
どんなことを
どんな 存在と語りあっているか
花 鳥 風 月 太陽 星々
そして 人
わたしたちを くるみ まわりてめぐる
水に尋ねてみる
わたしたちの中を 流れている水
街中で ひっそりと 地下を流れつづける水
山頂から 川を伝い 海まで流れつづける水
海から 太陽の熱で 蒸発し雲となり 空を旅する 水
空から 降ってくる 生命を養い 育む 恵みの水
わたしたちの 心深くが 動くとき
わたしたちの 瞳から 溢れこぼれる水
わたしたちが 排出する 放射性物質や
プラスチックゴミを
大海で受け止めて 静かに だまって 浄化しつづける 水
そして それらを 口にする 生き物たち
すべてが 繋がっていると 知るとき
何も わかれていないと 知るとき
何かを 無用に 傷つけたいと 思うだろうか
何かを犠牲にして 何かを得たいと思うだろうか
山を切り開き 地中に 穴をあけて
隣りの街まで あるいは 隣りの大陸まで 運び
便利さや 快適さを求めて
文明を つくりだしたつもりで
思考停止してしまってはいないだろうか
わたしたちが 何者か 忘れてはいないだろうか
歓びと 悲しみが ともにあるよ
祝福と 嘆きが ともにあるよ
親愛なる 友よ 兄弟たちよ
母なる星を愛で ともに 慈しもう
急ぎ足を やめて ゆっくりと 歩こう
嬉しさが 溢れたなら
天高く舞い 笑い歌おう
悲しいなら 涙を流そう
一なるものから わかれた
二つの あらわれが ともに
愛と歓びから
美しい虹を 描き出しますように
右の翼と 左の翼が
愛と赦しと思いやりの心を 胸に
美しく 羽ばたきますように
母なる地球と
父なる太陽と
境界線をこえて幻想を溶かしていく
祈りと赦しと癒しの星、海王星が直列する日に
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
（2016年6月 地球と金星が太陽を真ん中に
直列する日に書いた 文章を 2022年 3月
地球と海王星が太陽を真ん中に直列する日に
加筆訂正しました。）
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