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『過敏性腸症候群』を人に打ち明けられますか?助けを求められますか?

私は過敏性腸症候群を患っていた学生時代、他人に全てを打ち明けることができませんでした。

先生はもちろん、友人や親、精神科の先生に対しても自分の身体に起きている症状をありのままに話すことはできませんでした。

私が困っていた一番の症状はガス。つまりオナラです。オナラが止まらないなんて人に打ち明けたら笑われるだけだし、年頃の女の子にとっては恥ずかしいことでしかなかったんです。

みんなは当たり前のようにオナラを我慢してるけど、私にはそれができない。自分でもおかしなことだと思いつつ、どうすることもできませんでした。

生理現象としてオナラがしたくなる。でもそれを我慢できない。だから出てしまう。

学生生活では本当に苦労しました。友だちから「臭い」と言われていたのも知っていましたし、私の後ろに座りたくないという人も沢山いました。

あいうえお順や背の順で並ばされると、自分の後ろになる人はいつも決まっていて、心の中では申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。

自分には、どうすることもできないことで他人に迷惑をかけてしまう。この不甲斐なさが高まり、ついに私は登校拒否になりました。

親や医者には、学校に行ったらお腹が痛くなる、気分が悪くなる、めまいがするなど他の理由を挙げていましたが、オナラが止まらないという話をしたことはありません。

カウンセリングを担当していたお医者さんも若い男性だったので、「オナラが止まらない」と私の口から伝えることはありませんでした。

しかしその結果、私は一人でこの問題を抱え込むことになりました。

自分はそういう体質なのだと決め込んで、いかに後ろに誰もいない席を確保するかという作業に追われました。

もちろん勉強どころではありません。いかに自分の恥ずかしさを他人に晒さ(さらさ)ないかにエネルギーを注いでいたように思います。

私の学生生活は、本当に孤独でした。誰にも言えず、一人でIBSと戦っていました。

でも今の時代、SNSで自分の症状をオープンにしている人たちがいっぱいいます。

私のように一人で戦ってる人がいるなら、そういう人たちとオンライン上で交流を持ってみてください。

仲間がいるということで、気が楽になる部分がきっとあるはずです。お互いに労い合いながら、一歩ずつ改善への道を模索していきましょう。

Twitter   @healthyrika

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