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孔雀の国から・・・招福大根・福大根・・・しっちゃかめっちゃかのありがたい日々♪

孔雀の国からの電話。
「すべてがSlowly Slowly Slowly・・・」
仕入れ担当のハナコさん曰く
「インド人は、絶対に“I'm Sorry“とは言わないのよ。」
でも、仕入れ先の社長は、半べそかきながら
「I'm Sorry」の連発・・・

外出禁止の処置が長かった彼らの国では、
仕事ができずに、多くの職人さんたちが他の仕事についてしまい
「仕事があるが、仕事が進まない状態」になっているという。
その上、クリスマス商戦が始まり、
欧米諸国の取引先からせっつかれる毎日
荷物を送っても予定通りには到着せず
本当に大変で厳しい状況になっている。

パンデミック当初は、優雅に、「インド音楽」「今日のごはん」なんてSNSで画像のやりとりをして、いつも呑気に大笑いしていたのに・・・

庭に来ている鳥たちの写真を送ったら、あちらのお庭にやってくる孔雀の写真が転送されてきた (^o^)丿
すごいでしょ。彼らは超お金持ちで大理石のお家に住んでいるんだから。
本当に、お庭に飛んでくる鳥までリッチですΣ⊙▃⊙)

パンデミック前に、彼らは、日本超ゴージャス桜見物ツアーで来日した。
もうこの仕事には終止符を打とうと、7年近く、取引をしていなかったのに・・・ハナコさんを新高輪プリンスホテルに呼び出した。
「僕たちは友達だから、僕たちにできることはなんでもするから!!」
たくさんの日本人バイヤーさんと取引があるのに、呼び出されたのはハナコさんだけ・・・私たちのこと心配してくれてたんだ(T T)(T T)

私たちはインド人の口癖である「no problem(=^▽^=)」を連発する。
「私たちは大丈夫。大変だったら、Ready-made(既製品)でも良いよ。」
「君たちは、本当に良い石を選んで、ひとつひとつ、その石が引き立つ繊細なデザインをする。僕たちは君たちと仕事をすることが楽しいんだ。だから、Ready-madeじゃなく、やはり、待って欲しい。」
私たちのこと、そんな風に思ってくれていたんだ。ちょっと嬉しかった。

「No Problem!私たちは大丈夫 だって、私たちは友達だから、協力できることは何でもするよ(=^▽^=)(=^▽^=)」

(o・エ・)ノ。・:*:・゜と゜・:*:・。も。・:*:・゜だ゜・:*:・。ち。・*:・

高度成長期時代のサラリーマンを父に持つ私は、決して有能な人間ではないが、頭だけは父譲りのエコノミックアニマル(`⌒´)ノしてるところがある。
お仕事お仕事お仕事(`⌒´)ノと。ここ数ヶ月、休みなしの生活を送っている。
楽しいベジタブルライフはハナコさんに任せて、私は本業石屋に集中!
ただし、ひとつだけ例外がある。・・

11月後半のお仕事超忙しいある日、アグリカント先生からハナコさんに連絡が入る。
漬物大根できたよ♪300本位大丈夫♪とホシコさんに伝えて( ・∀・)ノ」

(·◇·) (·◇·) (·◇·) “今年は30本・・・“のはずが・・・

アグリカント農園に出かけると、3000本の美しい大根が出迎えてくれた。
「無理です。とってもお忙しいため、今年はやっぱり30本 (`⌒´)ノ」と漬物名人を目指すホシコさんは、誘惑と闘いながらも(T T) キッパリ30本!
とっても長くて丈夫な漬物大根、私たちのか細い(?)腕では引っこ抜くことはとてもじゃないけどできません。(腰を痛めたら、これから始まるクリスマス商戦が没となるし)私は早々降参するが、体育系のハートを持つハナコさんは、一本だけでもぬいてやる(。>д<)pと意地となる。
「ほらほら、ハナコさん、ホシコさんが*もう帰りたい*と睨んでいるよ。」そうなのだ。今日はとってもお忙しいのだ。

でも、どんなにエコノミックアニマル頭のホシコでも、漬物への情熱は外せないのだ(`⌒´)ノ

白州郵便局でお仕事の発送を終え、急いで家に戻り、
干し大根。大根の醤油漬け。葉っぱも干す。
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *

翌々日、お客様友達のKaoちゃんがやってくる。
「大根いる?」

(·◇·) (·◇·) (·◇·) “今年は30本・・・“をとっくに超えている・・・

ホシコは今日も注文が入りとっても忙しいので、ハナコさんが白州花水まで出向き、収穫のお手伝い。

午後、お忙しいはずのホシコは何故だかKaoちゃんちのお庭の白州の山の水でせっせと大根を洗っている。

Kaoちゃんちの古民家軒下に干す(かっこいい!)
そして、またもや、大量の大根をいただく。
そして、またもや、白州の郵便局でお仕事の発送。

家に帰り、千葉の叔父が送ってくれた枇杷の葉で枇杷酒を作る。
枇杷の魔法は本当にすごい!PC仕事で疲れた時に、葉っぱを火で炙り、コシコシして、お目目に当てると、真っ黒い毒素がでる。
私たちの必需品。もしも、もう一度、お引っ越しすることがあれば、枇杷がたくさん育つところへ・・・それ位惚れ込んでいる。
千葉の叔父様、ありがとう.(´艸`*)
どんなに忙しくても、枇杷の葉は外せない。

。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *
翌朝、とっても寒い。ハナコさんが突然叫ぶ。
「大根が凍ってる~~!!」

今日もホシコさんはとってもお忙しいので、ハナコさんに収穫を任す。
本当に本当に今日もお忙しいはずのホシコだが・・・
寒波のため凍ってしまった部分と無事だった部分を仕分けし、再び、お手軽な醤油漬けを作る。(先日作った5Kgは、大好評の完売!←といってもプロではないので、皆様にさしあげるだけ)

*研究結果*凍ってしまった部分で作った漬物は、色も透明でシャッキリ感もなく味も濃くなりイマイチ浸かりすぎ。(柚大根は美味しくできた)
やはり、凍結大根にはご注意。どんなに忙しくても、日々の天気予報をしっかりチェックせねばと大反省( .. ) 

とりあえず、大量(疲れすぎて数えていない)の大根の漬物の下処理終わり・・・さすがに疲れた。

そんな時、ほっと一息。
マドモワゼルZen様からクリスマスプレゼントが届く
☆Thanks☆** v(o^▽^o)v**☆Thanks☆

21年前に田舎暮らしとともに星の花工房を立ち上げた私たち。彼女とは、長い長いお付き合い。花の独身時代から素敵な花嫁さんにそして今ではしっかりもののママさんです。昔々の星の花工房の掲示板でお客様同志が仲良しになり、皆で八ヶ岳まで遊びにきてくれた。今でも交流があるそうで、なんだかとても嬉しく思う。私たちは皆の八ヶ岳ママン。いつまでも、幸せに♪と心から願っています。

大根騒動ともに超忙しかった1週間。大根とともにご注文が入り続けるという不思議な現象が起こりました。
もしかしたら、迎福大根?福大根?(*⌒∇⌒*)(*⌒∇⌒*)
ありがたいことでございます。
ひとつひとつの石たちが、すべてもう手に入らないかもしれないという貴重な石ばかり。その美しさを心に刻みながら、嫁入り先で、いつまでも輝いて、お客様の良きパートナーとして活躍してねと送り出しました。

しばらく海外には行けそうもない状況だけど、今はネットで繋がれる。
取引先のお店に余裕ができたら、また、素敵なアクセサリーをお願いする予定でいます。

★アクセサリーにご興味のおありの方はストア

ハナコさんは最近*Little Doll 花の妖精*を手がけています。
最近、詳しいご事情は知りませんが(笑)「小笠原に移住したい」と呟く男子2人がございましたが、*LittleDoll*がやはり長いご縁のミニワンカ様からのご注文で、小笠原へと旅立ちました。

でもでも、この1週間、本当に頑張った。疲れた。もう限界〜かも?
私もどこかへ一人で旅立ちたい〜〜\(◎o◎)/

とついつい愚痴っていたら、玄関のチャイムが鳴る。

「大根いる〜〜〜?」(笑)
Hamiちゃんが大根かかえて立っていた ( ̄∀ ̄) 

(·◇·) (·◇·) (·◇·)。。。

迎福大根♪福大根♪(*⌒∇⌒*)(*⌒∇⌒*)
またもや、しっかり注文も入りました。

ありがたやありがたや♪
大好きなお漬物加工そしてお仕事、こうなったら、やけのやんぱち!頭と身体ははちゃめちゃですが、エコノミックアニマル・ホシコは頑張るのだ! (`⌒´)ノ (`⌒´)ノ

半農半Xは大変。大変。無理無理と・・・でも、何故だか、その方向へ風が吹いているのかも?
でもでも、頭も身体もしっちゃかめっちゃか(。>д<)pとてもハードです。

今後の人生、どんな展開になるか?

今年中に、今後の人生設計をしっかりたてたいと思うけれども、この世界情勢状況化、先行きどうなるか分からない( .. )

こうなったら、楽しむしかないか?
などと、強気に考えたり(自棄のやんぱち?)凹んだり、悩みはつきないけれども・・・

沢庵を作りながら、ホシコは思う。
干し大根とともに糠や塩やナスの皮柿の皮、気候や様々な条件そしてホシコの心が絡み合い、毎年全く違った味となるの。
今年はどんな沢庵のお味になるのだろう?
きっと、今年の様々な経験が溶け合ったお味となるのだろう。

人生も毎年毎年変わっていく。
変化って嫌、安定大好きとかいつも思ってしまうけれども、変化なき人生なんて、面白くないかもしれない。
今年の沢庵はどんな味に仕上がるのかな?
1ヶ月後の完成が楽しみです。
(≖ ‿ ≖) (≖ ‿ ≖) 

〜干し大根・大根葉・糠・塩・乾燥ナスの葉・柿の皮のみで作るシンプルな沢庵漬け
八ヶ岳南麓は乾燥強く、水が上がるまでが勝負!通常大根の2倍の重しを乗せますが、3倍にしたり、水の上がり具合でいろいろ調整して対応しています。今年は良く水があがった(=^▽^=)嬉しい♪

それにしても、今年は何キロ漬けただろう?
忙しすぎて、覚えていない・・・( .. )
干し柿のお世話はほぼ母任せ<(_ _)>となってしまった。
でも、母の几帳面な愛をたっぷりうけて、また、天候も味方して、今年はカビも生えず、しなやかな柿ができ大成功!
これから、冷蔵と冷凍をし、真っ白な粉を吹かします。
(毎年硫黄燻製なしの自然派で作っています)


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