【日本の誇る澤円氏から学ぶ これからの時代の生き方】
こんにちは!椎名悠です!
今回も新しいビジネスアイデアを紹介します。
今日は僕がこのオンライン座談会に参加した時のお話をします!
これ、どんなイベントかというと、澤円さんがゲストとして、これからの時代における生き方を座談会形式でお話しいただくものだったんですよね。
それでかなり学びになったので急遽記事にしようと思いました。
ちなみに、万が一澤 円さんのことをご存知ない方がいらっしゃると困るので、あくまでも念の為ご紹介します。
【澤 円(さわ まどか)氏】
・1969年千葉県生まれ。立教大学経済学部卒業。
・株式会社圓窓 代表取締役
・元Microsoft 業務執行役員(今年退職)
・年間250回以上のプレゼンをこなす「伝えるプロ」としても知られる。
※ビル・ゲイツが卓越した社員にのみ授与する「Chairman's Award」を受賞した経歴も持つ。別名「プレゼンの神様」
とんでもない経歴の方なんですが、特に澤さんは会社に属しながらも複業をしているということも注目されています。
単に会社に属しながらなら分かりますが、この方の場合はMicrosoftですからね、しかも業務執行役員。
どんだけスペック高いんですのと思うことすらおこがましいくらいの雲の上の人な感じなんですが。
今回はその澤さんがゲストとして招かれ、今後の時代をどのように生きていくのかを教えていただけるオンラインイベントに参加した、というわけです!
その時に聞いたことで今回特にご紹介したいのは以下の通りです。
・コロナによる時代の変化(オンライン化の加速)
・他拠点を作る考え
・個人力の大切さ
・日本の副業禁止は流行らなくなる(滅私奉公時代の崩壊)
・オンラインだからこそ下克上できる
・成功と失敗の二分法は単純すぎる
成功は味わい、一瞬で忘れる。持ち歩かないこと。
まずは「コロナによる時代の変化」について。
コロナによる時代の変化(オンライン化の加速)
今も猛威をふるうコロナですが、それにより対面ではなくオンラインで仕事をすることを余儀なくされました。
しかし、それは同時に利便性をもたらしてくれました。
オンラインということはリモートワークができることとなり、通勤時間の短縮、満員電車のストレス解消などが生まれました。
これはとても素晴らしい時代の到来であることですが、ちなみに澤さんはすでにその感性も持っていらっしゃったので、やっと時代が追いついた、という感じですね。
しかし、澤さんからこんな恐ろしい情報を聞きました。
「今回リモートワークを実践した後、全社員を通常通り会社にこさせるようにした大手会社がある。」
その理由について、その会社の社長の一言が原因だったとのこと。
それは
「何か 申し訳ない 気がする」
・・・は!?と思う方が多いでしょうね。
でも実際にそう発言をして、社員を通勤させるようにした大手があるんです。
「何か」にも「申し訳ない」にも「気がする」にも、どこにもロジックがないんですよね。
恐ろしいことです。
いわゆる固定概念に囚われてしまった結果なのでしょうね。
ハンコが大事と信じて疑わない社長のようなものです。
(これは僕の主観ではなく、実際に今ハンコ要らないでしょ?という議論が出てきてますので悪しからず)
この時代の大きな変化にも対応できないのであれば生き残ることは難しいでしょうね、とてもショッキングなお話でした。
他拠点を作る考え
これはオンラインで仕事ができるようになったことで大事な考え方として出てきたお話です。
家でもなく、仕事場でもない、第三の場所です。
仕事場ではないからとてもリラックスでき、家ではないからサボる感覚にもなりにくい、また、その場所を海だとか見晴らしの良いところにすれば快適で仕事もはかどる。
いいことづくめです。
でも、そもそもそんな不動産買えないよ、と思いますよね?
しかし、探してみると意外とあるそうです。
また、それにかかる費用についても、通勤時間に費やす分をそこで価値提供することで補えば良いとのこと。
確かに、下手したら通勤で往復2時間以上かかっている方も多いでしょうし。
それに、通勤のための準備も含めると結構な時間を無駄にしてしまっていることになります。
その分の時間を有効活用すればいいってことですね!
個人力の大切さ
ここでいう個人力とは、「自分を知り、自分の好きなことに進むこと」です。
そのイベントでは「いい意味での自己中」と表現されていました。
しかし、自己中と聞くと、人は悪いやつとイメージしてしまいますよね?
そうじゃないんです。
ちゃんと自分のことを理解してあげ、やりたいことを突き進める大切さが今必要とされているんです。
なぜなら、もはや会社に依存する時代は終わったから。
日本の副業禁止は流行らなくなる(滅私奉公時代の崩壊)
近年では副業解禁の話が出たりしましたが、今回のリモートワークの重要性を人々が知ったことで、より一層「自分の人生の質を上げる(幸福度の向上)」に注目されるようになってきました。
それはつまり、会社のために自分がいるのではないということです。
だからこそ、今までの日本のような「副業するのはダメ」なんていうのは廃れていくとのこと。
また、昔は「滅私奉公」とよく言われましたが、これこそおかしな話だったんですね。
「滅私」て。
自分を滅ぼすって。
澤さんもそこに突っ込まれてましたが、本当によくよく考えると恐ろしい単語ですよね。
でも、それが今までは当たり前かのように使われてもいた。
使わなくても、その言葉が存在することを知っているため、自然と会社のために自分を犠牲にするという感性が養われてしまったのでしょう。
これからは自分を大切にしていく時代です。
オンラインだからこそ下克上できる
ちなみに、オンラインだと本質的には上下関係がなくなるんだそうです。
どういうことかと言うと、まず会議室で対面で話す時って、座る場所どうしてますか?
上座・下座が生まれますよね?
その時点で上下関係を意識してしまい、結局発言権の高低が生まれてしまいます。
しかし、オンラインでの会議となると、上座下座もなく平等にパソコンに表示されるだけなので、クオリティのある発言をした者が主導権を握るわけです!
つまり、下克上ですよ。
これを聞くとアーサー王の円卓を思い出しました。
あれも、上下関係をなくすためにテーブルを四角ではなく円形にしたのだそうです。
また、ガミガミ言う人がいても回線トラブルとか言って切ってしまえばいいというぶっちゃけたトークもありました。笑
成功と失敗の二分法は単純すぎる
最後に成功と失敗についてのお話です。
これ、一番興味深かったので記載します。
ある人に澤さんは言われたそうです。
「俺は失敗ってしたことないんだ」
これだけ聞くと、「ああん?」と苛立ちますよね?笑
でも自慢ではなく、その人にとっては「それは失敗ではなく、それは予測とは違う結果が生まれただけのことだ」っていうんです。
これってとても大切ですよね。
日本人ってとても完璧主義です。
だからこそ、失敗すると自分はダメだと思いがちですが、それはあくまでも実際に思い描いていた結果とは違うものであっただけのことだと考えればいいんです。
そして、もう一つ。
成功に関して大事なことを澤さんはお話していただきました。
成功は味わうけど、一瞬で忘れること。
持ち歩いてはダメだ。
よく「俺が若い頃は〜」って言ってくる人いますよね?
澤さんはああいうのはダサいからやらないように気を付けていた。
そのため、当時プレーヤーからマネージャーに変わることで、その言葉を言えないようにしたんだそうです。
これもとても大切で、あくまでも成功体験は自分の過去でしかありません。
過去の栄光にすがって生きる人の末路はみなさんよくご存知のはずです。
これからの未来を生きたいのであれば、過去を振り向かず、前を向いて進み続けるのみです。
今回は長くなりましたが以上です!
また次回お楽しみに〜!
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