台湾に住む星野リゾートスタッフの休日
最近日本に友人の結婚式で帰ったら、海外転勤のある会社に勤める友人から、台湾駐在は人気過ぎてなかなか行かせてもらえないんだよ、なんて話を聞いて、台湾に暮らしている幸せを再認識したウリボです。
星のやグーグァンに赴任してあと2か月で満3年目。普段の休日一例を公開してみたいと思います。
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ウリボのおすすめや台中地元民スタッフのおすすめの休日の過ごし方を、タクシー1日貸し切りツアーにしてみました!ぜひ星のやグーグァンにご宿泊の際には、ご利用ください。
今日の中国語◆休假
意味 休み
発音 ショージャー
市場でフルーツや総菜をお買い物&朝ごはん
以前もご紹介したことのある台湾の朝市。ウリボの住む豊原(フォンユェン)という街には、第1市場と第2市場という2つの朝市があり、朝6時から12時くらいまで、フルーツや野菜、お肉に総菜などなんでも売っています。
朝7時くらいのまだ涼しい時間に、お散歩がてら徒歩10分の第1市場へ。季節のフルーツや野菜や最近お気に入りの甘蔗鶏(ガンザージー)という調理済みの鶏肉などをよく買っています。
帰りがけには家の近所で、滷肉飯(ルーローファン)とスープを食べてお腹を温めます。2品で80台湾ドル(400円くらい)
漢方医で体を整える
台湾で働いていると、台湾の方と同じ健康保険が使えるため病院にも行きやすいです。日本では珍しい漢方のお医者さんは、脈診や舌の色などを見て、その時の体調に合わせた漢方のお薬を出してくれます。金額も申し訳なくなるくらいお安く、診療と薬を含めて150~200台湾ドル(1000円弱)くらいです。
肩の凝りがひどい時にはちょっとしたマッサージやカッピングを追加したり、夏の暑いときは刮痧(カッサ)をして体の熱を逃がして熱中症予防などもできたりします。
Lalaportで日本成分を摂取
午後は台中駅から徒歩7分、豊原からだとスクーターで30分くらいの場所にあるLalaport(ららぽーと)台中へ。
実は台湾はMitsuiグループの勢いがすごく、LalaportやMitsui Outletなどがいろいろな場所にあります。Lalaportは一歩入ればほぼ日本。特にトイレはLalaportのママに優しい配慮が行き届いたスタイル(鍵の位置など)で、日本を思い出します。(トイレで日本を思い出すところが日本人的だなと、自分でも思います。)
台湾のどこにでもあるMuji、ユニクロ、ダイソーなどは当たり前のように入っているわけですが、ウリボの利用率が高いのはLopiaという日本のスーパーです。台湾のスーパーでも買い物に困るわけではないのですが、唯一日本と違うな、と思うのが肉の切り方。日本では当たり前にある豚小間や、合い挽きひき肉は台湾の普通のスーパーでは売っていないので、Lopiaにあるのがちょっとうれしい。他にも日本のお菓子などを買って帰ります。
フードコートには丸亀製麺や鶏三和、レストラン街には日本では行列のできる寿司美登利が入っていて、日本食欲を満たせます。
図書館で本を読み漁る
もし台湾在住の日本人の方が、このnoteを読んでくれているのなら、個人的に一押しなのがこちら「國立公共資訊圖書館」です。Lalaportからスクーターで10分、鉄道でいうと五權駅の近くにデザインが大変素敵な図書館があります。図書館とはいっても、資訊=情報に関わるものが揃っていて、DVDや音楽資料、言語学習コーナー、個室のミーティングルームなどもある、かなり大きな施設です。
そして、その3階の雑誌コーナーには日本語の雑誌、5階には日本語の書籍が結構な数揃えられています。ソファや机、スマホ充電コーナーまで備えられていて、好きだけ雑誌や本を読んで過ごせます。台湾の居留証があれば貸出カードも作れて、30日間30冊の本(読み切れない!)を借りることもできます。
ウリボは日本語の小説などのほかに、中国語の勉強のため子供書籍コーナーで中国語のことわざの本や中国語の教材を借りたりもしています。
旅行で台中に訪れる際には絶対行かないかもしれない図書館ですが、私の日常には欠かせない台中で一番リピートしている場所です。
夜は豆乳屋さんで晩御飯
台湾といえば「朝ごはんに豆乳」のイメージがあるかもしれませんが、夕食時間から夜中、朝まで、店によっては24時間営業しているのが台湾の豆乳屋さん。豆乳は中国語では、豆漿(ドウジャン)と呼ばれます。そんな豆乳屋さんには豆乳だけでなく、蒸されたり、焼かれたり、揚げられたりしたおいしい食べ物がたくさんあるのです。
ウリボのお気に入りはニラがたっぷりと詰まった、韭菜盒( ジョウツァイハー)なる揚げ焼きにされた、おやきのような食べ物(トップ画像の一番上のも半月型のもの)。サービス業なので休みの日のお楽しみです。
豆乳に酢と漬物、揚げパンなどを入れたスープのような鹹豆漿(シェンドウジャン)や、うっすら甘い冷たい豆乳と合わせて食べると大満足です。
台湾にどっぷりな感じで始まりそうだった1日も、後半は日本成分を大量摂取していましたね。海外に暮らしながらも日本製品へのアクセスが抜群なのが、台湾暮らしのストレスフリーなところ。ここが人気の理由かもしれません。
もちろん他にもいろいろな休日バリエーションがあるので、機会があったらご紹介していこうと思います。
それではまた今度!再見!
私のプロフィール
2012年、星野リゾートに入社し、星のや軽井沢で2年サービスチームとして働く。軽井沢ライフの楽しみはトンボの湯とピッキオの生態アクティビティ。ムササビについて謎に詳しい。
その後、マーケティングチームに異動をし、リゾナーレ小浜島、西表島ホテル、リゾナーレ八ヶ岳、リゾナーレ熱海、星のやバリ、星のや東京、星のやグーグァンのマーケティングなどを担当。
飛ぶように過ぎた7年後、海外施設運営をサポートするチームへの異動を経て、星のやグーグァン現地へ異動。台湾のおいしいものに囲まれて、この3年弱で物理的に大きく成長中。