好きだけでは頑張れない

歳をとるごとに、情熱とか気力とかやる気とか全部薄れていくなと実感している。

書きたいも描きたいも、10代がピークで毎日狂ったように創作をしていたものだ。
20代前半までは楽しかった。絵を描くのも小説を書くのも。

20代後半になってから、だんだん描くことの辛さとか億劫さが表に出るようになってしまった。

「その程度の好きだったんじゃないの？」
と思われるかもしれないが、本当に当時の自分の人生の全てだったのだ。

それで、毎晩徹夜してまでのめり込んでいた創作活動を何故今はほぼ辞めてしまったのかを考えた結果、
「歳をとって、色んな事に無理が効かなくなって来た時に、描きたいと思えるだけの気力が無くなってしまった」のが理由なんだと思う。

歳をとっても、若い頃と同じ、それ以上の情熱を持って創作活動を続けられるって、本当に凄いこと。
家事育児仕事の疲れで何も出来ない時でも、ペンを握りたい、世界を紡ぎたいと思える人達は、本当に凄いのだと私は思う。