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HSP洞察系に納得し、過去のことを書き出したら人生が俯瞰できた

2022年が始まりました。
このころは武田友紀さん、山口由起子さんのブログに加えて、皆川久美子さんのブログも読んでいました。このお三方の文章に共通するのは「HSPにも活躍できる道がある」という信念が感じられることです。「HSPだから生きづらい、もっと配慮されるべきだ」という論調ではないことが、なんとも心地よかったし、希望になりました。

皆川久美子さんに励まされたのは「HSP洞察系として自分らしく生きること」。HSPの自覚はありながら、「空気を読んで周囲に溶け込む」ことができない自分に違和感を感じていたのです。
(皆川さんによるとHSPは「感覚」「共感力」「洞察力」の強さをそれぞれ持っていて、最も強い要素から「感覚系」「共感系」「洞察系」の3つに分けられると説明しています。)

何気なく言った一言が周囲に通じなくて浮いた経験がたくさんあります。集団生活では溶け込みたいと思っているのに悪目立ち。「生意気」は何度言われたことか…。洞察系の特徴にかなり当てはまるわたしは、皆川さんのブログにうなずき、前に進む力を頂きました。

そのブログで紹介されていたのが前田裕二さんの「メモの魔力」という本です。

日常生活でメモしまくっている前田さん。メモからビジネスモデルを組み立てたり、アイデアを生み出すだけでなく、「自分を知る」ことにも活用しておられます。

で、巻末には自分を知るための問いが1000問!100じゃありません、1000です。

各時代(幼少期、小学校時代、中学時代…)かなり解像度を上げる質問がズラリ。とてもいまの自分にはできそうもない…いや待てよ、出来ることはやってみよう。

まずは一番重要そうな質問に答える。

次に各時代ごとに、印象に残っている出来事をとにかく書き出す作業を始めました。ノートの左ページに箇条書きでひたすら、覚えていることを書いていきます。

長年覚えている出来事は、そこに深い感情がある、未解決のものがあるなどするわけで、これを後で分析すれば良いと思ったのです。50年分ですからそれだけでも結構な分量でしたが、書き出すだけでも達成感はありました。記録はA5サイズに26ページ分になっていました。

脳は自分に都合良く物事を編集するといいます。細かい点は当時の事実と違ったりもするのでしょうが、「自分が捉えた現実」を正直に書きました。その現実が今の自分が物事を解釈するときの起点になるからです。

左ページにとにかく書き出す。右ページは空白。

書いた後はしばらく放置。右ページは白いままでした。ところが、その後の本や人との出会いから気づいたことがいろいろ出てきて、それが過去の解釈や分析につながっていきました。右ページはそうして少しずつ埋まっています。

右ページに考察、分析、これからの対処法など

わたしにとっては「書く」を自己分析に使った第一歩となりました。

(連載のバックナンバーはこちらから

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