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教壇に立ち続ける 113 今週の反省【note限定記事】

ねむたいことこのうえなし。どうも星野です。明日と明後日は父の葬儀で忙しくなりそうなので、今のうちに書いています。お題は「今週と先週の反省」です。飽きもせず教育の世界で生きています。この記事を読んで、参考になったなーとか、いいなと思って頂けたらサポートをお願いします。葬式ってこんなに金がかかるんですね……。minneとFantiaはこちら。作品を購入してくれないと、桃ちゃんの家の床が在庫で抜けます。

小さなミスを減らす

先週はまだ何とかなっていましたが、今週はかなり注意散漫で、些細だけれど普段はやらないミスを犯しまくりました。反省している。次同じことを繰り返さないようにするためにメモ書きも残した。対策は講じた。けれども、いつもなら仕事になったらどんな状態でも集中できる私も、思っている以上に父の死がショックだったのだな、としんみりしています。多くの先生方に心配をかけて、それも申し訳ないし、もどかしい1週間でした。しかしこの先も、何が待っているかなんてわからない。だから、自分のバイオリズムと精神的なアップダウンに負けないような「仕事用ルーティン」を決めようと思い、手帳を活用することにしました。使っているのは高橋書店のもので、1日の時間配分を書き込める、日記タイプの手帳です。お値段1400円。これで1日のうちに何をするかおおまかに決めてから仕事をしています。やり始めてからまだ数日しか経っていませんが、結構効き目があってびっくりしています。1日の見通しをもって働くと、残業も減るし仕事のミスも減るのでオススメです。ウィークリー手帳に仕事の予定も遊びの予定も全部書き込み、仕事の効率化を図ることに成功した1週間でもありました。

生徒の様子と板書

年始は緊急事態宣言の影響もあり、短縮授業になったのですが、生徒は変則的な時間割によって体力が有り余っていました。めちゃくちゃ元気です。おしゃべりのボリュームも出してくれるアイデアの量も1.5倍となり、うれしいんだか迷惑なんだかよくわからない状態になっています。そろそろ時間割は元通りになるはずなのですが、入試の関係で休みになる日が多く、授業時数を確保できないことも考えられるので、とにかく余らせるのは1~2コマだけ、と決めて各単元をガシガシ進めています。板書を短くするテクニックは身に付いたので、それを活用しています。
板書を短くするためには、もちろん「黒板をどう使うか」というレイアウトの工夫も必要ですが、何よりまず「何を教えたいかのテーマを抽出し、それに合わせアウトラインを引いてから細かい情報を入れていく」ことが大事になります。わたしの板書計画は以下にあります。Twitterの引用でごめんなさい、もとの画像は消してしまったようです。実際にはこれよりもっとしゃべっていますし、補足情報を書き加えたりしています。高校生の授業では明治の学制の話をしたり、中学生の授業では助詞について解説したりしました。思い付きで板書をつくることもできますが、基本的には「この情報を出す」と決めてから話さないと「情報が重複する」のですよね。別にそれは悪いことじゃないし、むしろ要点をつかませるためにはたくさん解説して、手を変え品を変え強調していく必要もあるかと思います。しかし、いかんせん冗長になるので、メリハリをつけて「ここだけは教えたい」という情報を精選して端的に伝えることも大事ですし、私はそちらを優先しています。長々だらだら話して伝わらない話をするよりは、単刀直入に伝えて理解度を上げたほうがいい、という判断です。今回の板書は先輩方からも好評だったので、今後も「まとめる」技術を高めていきたいと思います。


課題のコメントと生徒への支援

生徒に課題を出したとき、必ず何かひとことコメントを付けて返却しています。人数が多かったときは、それがテンプレートに沿ったものになってしまいがちだったのですが、最近は生徒のつまずきに目を向けて「個別に指導する」ということができるようになってきました。忘れ物が多い生徒にはメモ書きを渡し、クラスに掲示物として課題の一覧表を貼って頂き……3年生の授業が無くなったぶん、下級生たちに手厚くサポートをしてあげようと思っています。各学年・各学級の人数が多いので、どうしても机間指導が行き届かないことの方が多いですし、生徒のなかでも授業から置いていかれている感覚がある子はどんどん落ちこぼれていってしまいます。それを防ぐために、出来る限りの支援をしてあげないといけないな、と思っています。これは勤務校のスタンスにもよると思うのですが、全部生徒の自己責任にしてしまうのは簡単だけれど、こちらも何か手は尽くしてあげたのだろうか? とまず考えるようにしています。うちの学校はあまり特別支援系の知識がない先生のほうが多いので、初等でのテクニックを応用しながら授業や補習に臨んでいます。初等教育の視点や知識を持っているだけでも、指導の幅は広がりますので、機会があれば小学校で教えることを想定した授業内の活動例や支援策を考えてみてください。

最後に写真です。これで65枚目。それでは、また。

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