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教育現場から 2025年1月
今月の総括
かなり忙しかったです。労働量がおかしい。
受験生の対応、テストの作成等で明らかなオーバーワークをやらかし、結果風邪をひくという愚かすぎる1ヶ月でした。
そのぶん教材研究や実践に力を入れ、一定の結果を出せたのは成果としては評価できますが、持続可能な労働形態とはお世辞にも言えず、働き方改革をしなければならないと感じました。
授業のために本を読んだり、アドバイスを頂戴したりと充実した月でした。
生徒も勉強しなければならないというマインドになってきたので、このまま勉強も部活も頑張ってほしいです。
実践の記録
読解の授業では、『少年の日の思い出』を扱いました。
教材研究の際は指導書だけでなく『発問組み立て事典』など授業するうえで必要なテクニックに関する文献も参考にしました。
『少年の日の思い出』だけではもたせられないので、「ブック・クエスト」という企画もやりました。詳細は以下のリンクにて。
授業の基本スタイルは発問→個人で作業→全体で考える、の流れでした。
わたしが解説したり問いかけたりした内容を聞いて、生徒が気付いたことをそれぞれ話し、まとめてノートに書く作業が中心でしたが、語り手である「僕」が読者を誘導するような意図が巧妙に隠されており、定番教材として長年掲載されるだけの読みどころが多い作品でした。
まとめでは、さだまさしさんの「償い」という曲の歌詞を使って作品世界とクロスオーバーさせる発展的授業を実施しました。今回は選定と発問(何かを一度起こしたあと許されるかどうか?)などがうまく機能したので、評価にも使えるまとめの時間となり、及第点程度にはうまくいったのではとひと安心しているところです。
反省と課題
今回は保護者対応含めた生徒指導がテーマだったのですが、
①良いところも褒める
②傾聴する
これが今の課題だと感じています。
問題行動を起こしたとして、その生徒が完全な悪ではないという前提のもと指導することが大事だと思い知る出来事がありました。
できないと決めつけることなく、きめ細かく生徒全員の様子を観察しながら彼らの課題に向き合わせることを意識していきます。
わたしはカウンセリング的な寄り添い方が性に合っているので、生徒に対し何かあった場合は「どうしたの?」と柔らかく訊いていくスタイルでいこうと決めました。生徒指導含め、今月も参観などでたくさんアドバイスを頂く機会に恵まれたので、それを今後に活かしていきます。
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