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教壇に立ち続ける ⑳ これから学校教育はどうなるか【note限定記事】

今日は2回もTRPGセッションを行っています。どうも星野です。はじめてやったインセイン、すごく感動的なシナリオでした。出目は悪かったけれどトゥルーエンドに行けてよかった。今回のテーマは、「現在語られていない教育の問題」についてです。1日1本プロジェクト進行中。いいなと思って頂けたらサポートをお願いします。遂にPCのキーボードが取れました。お願いです、お恵みください……。

現在休校措置を余儀なくされている各学校。オンライン授業に切り替えるところ、課題提出のみのところ、様々な対応があると思われます。この状態では、果たして平等な教育が施せるのか? という問題が発生します。学校ごとに対応が違っていることは仕方ないとしても、ガイドライン的なものが提示されない状況で本当にいいのか、またっ小学校1年生などタブレットでも勉強できない児童はどうするのか、そしてオンラインの環境が整っていない生徒はどのように勉強するのか。様々な問題が紛糾していて、ニュースにはなっていないけれど水面下で教育の基盤が揺るがされるような大問題に発展することが予期されます。
これに関しては現在Twitterで八神さん(@kotonoha_yakata)が様々な方と議論されています。当該ツイートを引用しておきます。


先ほどニュースで確認したところ、文科省は9月入学なども検討しているそうですが、先に言っておきます、この非常事態においてまずはスピードが命。だからこの段階での検討は遅すぎます。そして、どうしても「何を選んだところで失策であった」とされてもおかしくはない。そういう危機感を持って我々はことにあたらなくてはなりません。

まず9月入学についてですが、これは現在検討されているものについて議論したいと思います。これはまだ検討段階にあるもので、半期ずらして入学・卒業させるというものです。メリットとしては原級留置がなく生徒がきちんと進級できることと、学習指導要領を下手にいじらなくても学習内容をカバーできることです。
他にも全員一年留年、つまり「原級留置」も考えている方がいますが、そうなると小学1年生が2倍出てくるという問題があり、そこに教員不足(大学生も就活・教員採用試験受験ができないため不足することが予測されます)が重なるとパンクすることが予測されます。また、教員免許更新制度という厄介なものもあるので、退職した教員を現場に再度招聘するのも問題があります。というか、現在の学校現場に非常勤の先生が多いことも問題なのです、みんなを一気に正規採用にするのが本筋でしょう。まあ、私のように好きで非常勤を選んでいるひともいるので、そこは検討してほしいところではありますが。
どのみち生徒をこのまま映像授業や課題提出のみでやりくりすることも、このまま学習内容が不十分なまま卒業させることも、難しいと思います。
私自身は9月入学があってもいいと思うのですが、一番大事なのは、生徒に合わせて「原級留置」「進級」「半期ずらす」が選べることなのかなと考えています。選べることのメリットとしては、児童生徒が自分の意思、あるいは客観的な判断材料のもと、進路や学習状況に合わせた学びのスタイルを「じぶんのちからで」確立できるところにあります。まだ自分は学びが足りないから原級留置、あるいは半期ずらす、など、自分で考えるのが本当の主体性なのかなとも思ったり。デメリットとしては、本当に不平等な制度になってしまいかねないというところ。どうしても自分の意思、となるので自己責任論を振りかざされてはどうしようもなくなります。

ただ私は、自分が「病休で卒業を一年遅らせた」という決断に納得しているし、それでうまく就職もできたので、そういうしくみもあっていいと、生徒の実情に合わせて学習の様子、学力の到達度、進路など様々なものを考慮して柔軟に、個々に対応すればいいのかな、と考えている次第です。何があっても全員同じにする、というのが問題なのであって、生徒がどのような学習をしているのかを教師が確かめたうえで判断すればいいのではないでしょうか。
まだ9月入学も検討段階なのですが、このまま騒動がそう簡単に終わるとは思えないので、早急に判断を下す必要があるでしょう。
対応が後手に回っていては児童生徒の人生を一年無駄にしてしまうことにもつながります。一律、という教育の在り方を見直すべきときにきているのではないか、と私は考えています。
いろいろな意見があっていいと思うので、皆さんもこれを機に生徒たちがどういう対応をすればタイムロスを減らした状態で進級・卒業できるのか、社会に出られるのか、思索を巡らせてみてください。それでは、また。

今後の執筆の糧を頂戴できれば幸いです。お気持ちだけで結構です。