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小説『華霞』 第1章 影のオーケストラ 突入 ※重要なお知らせも
こんばんは、
オリキャラと世界の魅力を表現する
クリエイターの星宮幽鬼です♪
今日から小説『華霞』は第1章へと入っていきます。
《重要なお知らせ》
予告している通りに第1章から有料にしますが、
1つだけ変更点があります。
2月中は最新話を無料にします。
理由は以下の通りです。
1つの記事(第1章以降)を100円にし、
マガジン(買い切り)を300円にしています。
こうすると、3話目以降はお得になります。
しかし、懸念点があります。
読者側からすると、
3話目までに終わるかもしれないと思いますよね。
それなら、3話目が出てからにしようと。
私、書く側からしても、
3話目まで誰も読まないかもしれない。
期間が空いたら離れてしまうかもしれない。
このように思うわけです。
お互いにとって、良くありません。
そのため、最新のものは1週間無料にします。
3月以降は状況により考えます。
2月が残り3回更新のため、ちょうど3話分です。
2月中は最新話無料にします。
なんとなく今考えているのだと、
各章が10前後の記事になると思われます。
第1章までしかできていないため、
その後は何とも言えませんが。
各章が10前後だとすると、
開幕(1)、序章(3)、第1章〜第4章(各10、計40)、終章(?)
を想定しており、およそ50話くらいできるはずです。
※カッコ内は話数です。
本当は有料にしなくても良いのですが、
私も生活をしていく必要があるため、
有料にさせてください。
できる限り
お互いに損をしないようにしていきます。
これは小説だけでなく、
活動全体で心がけています。
対等でありたいです。
以上がお知らせでした。
《これまでのお話と前置き》
始めのお話と前回のお話「序章3 公園と妖しい文字」
のリンクを貼っておきます。
これから第1章のため、まだ追いつけると思います。
・始めのお話「開幕」
・前回のお話「序章3 公園と妖しい文字」
《前回のおさらい》
砂浜から住宅街に入る。公園で祠に祈る少女と出会う。また、通学路で向かってくる女生徒と出会う。終業式の放課後に、とある文字を見つける。
今回から第1章へと入ります。
本編は約1000字です。
※有料にする場合はここまでがお試し読みできます。
小説『華霞』 第1章「影のオーケストラ」
ー夜の学校へー 星宮幽鬼
![](https://assets.st-note.com/img/1739161607-SBE4MyPTx6lQYLtNO85V0ofm.png?width=1200)
学校の昇降口に私はいた。
辺りは暗く、赤い照明と監視カメラの電源ランプ、消火栓のランプのみが光っている。
昇降口の戸は開かない。
ガラスには少女の姿が映っている。照明で赤くなった水色のシュシュで結ばれた茶髪のツーサイドアップテール。赤に染まった半袖の制服を着ている。私、夢乃風華だ。
昼に見たあのタイルから全ては始まった。
終業式やホームルームが終わり、放課後になってから数十分が経過していた。
ほとんどの生徒が帰っているが、私はまだ教室にいた。帰る支度はとうに終わっているし、すぐに帰ることもできたのだが、そうはしなかった。
床のタイルは至って普通だった。一年と数か月在籍しているため、タイルには見飽きていると言っても良い。しかし、私は今まさに足元にあるタイルが気になって仕方がなかった。
ーーこのタイルは他のタイルと明らかに異なっていた。
このタイルにのみ文字が書かれていたのだ。この窓際の席に座り一月程経つが、文字が書かれていたことはない。誰かの悪戯と無視することもできたが、内容が私の視線を、学校に足を引き留めた。
「夜の学校にて、演奏会あり?」
内容を読み上げてみるが、さっぱりわからない。
本当に夜の学校で演奏をしていることがあるだろうか。
足で擦ってみるが、簡単に消えるようなインクではなかった。
いつ誰が書いたものかわからないが、誰も気が付かないことがあるだろうか。人は意外と見ていないのかもしれない。
「……ん?」
足で擦っていると、タイルが動いたような気がした。
つま先を引っ掛けてみるが、びくりともしない。
一度家に帰り夜になる。親が寝ていることを確認し家を抜け出す。
ジメジメとして蒸し暑く、じんわりと汗をかく。
誰かに見つからないように、隠れて学校へ向かう。
学校の校門は閉まっていた。夜なのだから当然だった。
私は校舎の裏側へ行く。校舎裏にあるフェンスの下部が破れており、四つ這いで敷地へと侵入することができた。入学当初に学校を回っていた時に偶然発見した裏口。忘れ物をした時に何度か使って検証済みだ。
監視カメラの死角を移動し、昇降口に辿り着く。
近くの木に留まっていた夜烏が鳴く。
「え、どうして……」
思わず声が漏れてしまい、慌てて口を塞ぐ。
昇降口の戸が少しだけ勝手に開いた。
速くなっていく鼓動を手で押さえ、用心して中へ踏み込む。
廊下に差し掛かろうとした時、背後でカチャと音がした。
振り返ると開いていたはずの戸が閉まっていた。何度か試すが開くことはなかった。
以上が小説『華霞』第1章「影のオーケストラ」
夜の学校へです。
お楽しみいただけましたか。
今回は序章の最後の説明みたいに
なってしまったのですが、
本題の始まりのためいろいろと書く必要がありますね。
小説を書く時には読む音のリズムを気にしています。
できるだけサラッと読めるように心がけています。
リズムが悪いと違和感を感じますよね。
あえて違和感を与える場合もあるかもしれませんが。
《次回予告》
第1章「影のオーケストラ」
幽霊との邂逅? (仮)
更新予定日:2月17日(月)
書いてみないとわからないため、仮にしておきます。
更新予定日は予定日のため、
予告なく変更する場合があります。
変更する際はできるだけ事前に
お知らせするようにします。
この話が現在の最新話です。
次回もよろしくお願いします。
最後までお読みいただき
ありがとうございます♪
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