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【昭和28年から言ってる人】

北大路魯山人 「個性」

『同じ型のものがたくさん出ても日本は幸福にはならぬ。
山あり、河あり、谷ありで美しいのだ。
しかも、山にも、谷にも、一本の同じ形の木も、同じ寸法の花もない。
しかも、その花の一つ一つは、初めはみな同じような種から発芽したのだ。』

『自分自身のよさを知らないで、ひとをうらやましがることも困る。』

『だいこんが牛肉になりたいと思ってはいけないように、(中略)
すきやきの後では、誰だって漬けものがほしくなり、茶漬けが食べたくなるものだ。』

北大路魯山人「個性」より



1953年出版、約70年前からコレを言ってる魯山人。
前半のお茶目な感じから少し切ない雰囲気まで、魯山人先生ならではの魅力です😊

真理を見通す目にタジタジしちゃうところもあるけれど、そこには愛と優しさがある――そんな言葉を、思いを込めて読みました。

ちょっと落ち込んでる時にもオススメです🍀

🎧 朗読はこちら → https://youtu.be/YG3KNVSeZxo?si=UO-UubzLgmIYSqpX

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