子宮頸部中等度異形成との戦い記録!②
【第二幕】心臓高鳴る検査結果確認、私は絶対大丈夫!
検査結果を伺いに10月中旬にクリニックへ。
ー想定外のHPVジェノタイプ判定結果、コルポ診へー
先生が差し出してくださった検査報告書を見て、唖然。
16型(+)、その他(+)。
…16型ですか?これっていわゆるハイリスクですよね。
私、あみだくじの下に一段下がったの?
何かを覚悟した瞬間でした。
私は、昔から結婚はせずとも子供だけは絶対に欲しい!と思っており、婦人科系の疾患だけにはかかりたくない、と漠然と思い続けていました。それが今私の目の前にあるのは高リスク型に感染しているという事実。これでコルポスコピー+生検のステップへ進むことが確定。
欲しかったものは手に入らなくなるのか?感傷的にはならないまでも、何か腹を括らされる気分でした。
コルポスコピー下組織診は子宮頸部の病変と思わしき一部を2mm程度採取する生検を指します。
診断の結果は、CIN1(軽度異形成)・CIN2(中等度異形成)・CIN3以上(高度異形成)の診断がなされるようです。私のお世話になったクリニックでは、CIN1は経過観察、CIN2は16/18/31/33/35/45/52/58のHPV感染の場合は3ヶ月ごとのフォロアップまたは手術(レーザー蒸散または円錐除去)、その他の型の場合は6ヶ月ごとのフォロアップで2回連続陰性ならば通常の検診スケジュールに、CIN3は手術(円錐除去)を行う方針をとっていらっしゃいました。
私の場合、16型に感染しているのでCIN2の時点で手術も視野に入れることになる、という覚悟を持ってコルポ診を受けました。私の場合は、3箇所の病変疑い部位の組織を採取、検査にかけてもらうことになりました。個人差はあると思いますが、私の場合は全く痛くなかったです。先生も痛がる人はほとどいない、と仰っていました。
この時、11月上旬。9月中旬に健康診断の結果が返ってきてから約2ヶ月、健康優良児から一気に手術可能性を持った患者になりつつあることに驚きながらも、不思議と、ただ粛々と前に進むしかないという覚悟を持つことができていました。
これも全て、同じような経験をした方が、それでも今元気に生活をしていらっしゃることを体験談で書いてくださっていたからだと思います。
感謝しかありません。
ーコルポ診・CIN2、私の決断は?ー
コルポ診の翌朝、出血をしていないかの確認のためクリニックを受診するよう指示をいただいたため、訪問。出血傾向はないため、このまま約2週間後の検査結果受領を待つことに。
そして2週間後の11月中旬、組織診断の結果が判明。
CIN2、中等度異形成。
CIN1で晴れて経過観察!とは行かず、”またあみだくじの下に向かったんだ私。”という言葉で頭の中がいっぱいでした。すでにHPVジェノタイプ検査で16型陽性と判定されていたので、手術(レーザー蒸散または円錐除去)を受けることを検討し始めていました。しかしながら、先生からは【もう一度HPVジェノタイプ13種類の検査をしましょう】と言われました。これは、1回目のジェノタイプ検査では16/18/その他の3分類しか分からないため、主に子宮頸がん発生に関連するHPV13種類(16,18,31,33,35,39,45,51,52,56,58,59,68)のいずれに感染しているかを正確に調べるために行われるものでした。沢山の種類に感染しているとよりリスクが高いかもしれない、という考え方があるためです。
そして1週間後の11月下旬、受領した結果、16型、59型、68型の3種類のHPV感染を確認。
私の中で手術の覚悟が固まった瞬間でした。
もともと、後悔をすることは大嫌い、もやもやしたまま日々を過ごしたくない、少しのリスクがあったとしても嫌なことは綺麗さっぱり取り除いて前に進みたい、という性格であったこと、主治医の先生もとてもサバサバした女医さんで、”まだこの段階で手術をすることが必ず必要ではなく、経過観察を行う人も多い。ただ、早めに手術をしてしまうという女性も少なくないから、手術をしても良いと思う”と背中を押して頂いたので、その場で手術を受けることを決定、病院への紹介状を書いて頂くことになりました。
我ながら、早い決断ができたことに、”私らしくていいじゃないか!”となんだか晴れやかな気持ちすらし始めていました。
そしてここからは、手術への旅が始まりました。
第三幕へ続く⇨
Hoshiko