終わりがあるから始まりも訪れる
つぶやきは時々しておりましたが、記事を書くのは随分と久々になってしまいました。
最後に書いたのは、これ。
この頃好きで追いかけていたAくんとは、結局その後も会えることなく、自分の愚行も相まって衝撃的な最後を迎えることになりました 笑
詳しく綴るにはあの時の深く傷ついた気持ちを思い返すことになるから、やめておこうと思う。とにかく私も馬鹿だったし、奴もクズでした。
丁度その頃私はマッチングアプリのアカウントを作り直していて、クソみたいな恋の終わりと同時期にマッチしたのが、現在付き合っているUくんです。
彼とはメッセージでのやり取りよりも、電話で仲が深まっていった感じ。私が作り直したアカウントには顔写真を載せていなかったのだけれど、それでもほぼ毎日電話する中でUくんは会いたいと思ってくれたらしい。ちなみに彼は顔写真を載せていて、笑顔が犬っぽくてかわいいなという印象だった。
大抵平日の夜に会うとなると、これまでのアプリの男性たちは近くのコンビニなどで待ち合わせをして、そのまま車の中で話したり、ドライブしながら話すパターンが多かった。私もそれが当たり前になっていたから、疑問に思うことすらなくて。
その話を彼にすると、『夜に初対面の男と車内で1:1って怖くない?危ないよ』と一言。そんな感覚を持っている男性と初めて会ったから、少し衝撃を受けたのを覚えている。でも言われてみれば確かにそう。彼は女性と初対面の時、必ず明るい時間にカフェなどお店の中で会うことにしていたのだとか。それを聞くだけで誠実な人だなと感じたのだった。
元々私たちは週末に会う予定でいたけれど、急にUくんの方から水曜の夜に会えないかと提案があった。当然私は「え、夜だけどいいの?私試されてる??」と困惑。後から聞くと、私に強く惹かれていたために他の人に取られたくなくて、少し焦り始めていたから予定を早めたかったとの事。当時はそんな風には見えなかった。
場所は私の家から近いカフェを選んでくれて、雨風のひどい日、私たちは初めて顔を合わせた。Uくんは笑顔の写真のイメージしかなかったから、普通に話しているときの表情は何だかスマートに見えた。私は人見知りのプロなのでかなり緊張していたけれど、聞かれたことにはきちんと答えるよう頑張った。(面接?)
これも後から聞いた話だが、彼は私の顔も雰囲気も所作も全てタイプだったらしい。確かにカフェでは『俺は〇〇(私)ちゃんのこと結構気に入ってるんだよね』とか、『このままだと次会ったとき告白するけど大丈夫?』と、私への好意は口にしていたけれど、それだけではどこまで本気かよく分からなかったのだ。彼は人見知りもせずコミュ力が高いタイプなのを知っていたから、尚更かも。
その後も毎日電話をして、お互いのこれまでの恋愛経験や同棲についての話(彼も二度の同棲経験者であった)なんかをして、理解を深めていった。私はこれまで年上と付き合うことが多かったし、彼は逆に年下とが多かった。でも私とUくんは同い年で、お互いに色々大変な経験をしてきたからか、甘える側・甘えられる側、支える側・支えられる側、どちらの立場もできる感じがした。同い年のフランクさ、年上のような頼りがい、年下のようなかわいさ。全て併せもつのが彼だと今も思う。
週末、二度目の顔合わせでは、映画を観る約束をしていた。駐車場が混みまくっており、やっとのことでショッピングモール内に入ったので、映画まであまり時間の余裕がない状況。彼から突然『手繋いでもいい?』と提案。すでに彼に惹かれていた私は、二つ返事で了承してしまうのだった。私の方がどこに何があるか詳しいので、彼の手を引いて映画館方面に小走りで向かった。これも後日談だが、彼はこれまで自分が先頭で引っぱることばかりだったため、私に手を引かれた瞬間キュンとしたと語っていた。
映画は横浜流星主演「正体」を観た。完全に私の趣味に寄せたチョイスだよな…と思ったが、お互い楽しめたので良かった。そして映画を観ている間もほぼずっと手を繋いでいた。今思うと可笑しい。彼は付き合ったらずっとべたべたくっ付いていたいタイプだと聞いてはいて、なるほどこんな感じかあ…と実際に体験したのがこの時だった。
長くなるので詳しいことは割愛するが、この日の夜に告白されて即返事、めでたく付き合うことになった。
自分で書くのもあれだけれど、とにかく彼は私のことが大好きらしい。最初の好意の示し方がスマートに感じたので、元々好きな人には隠さず直球で好意を伝える人なのかな〜くらいに捉えていた。でも彼がこれまでアプリで知り合い、色んな女性と話したり同じ人と何度か会ったりする中で、確かな学びをいくつか得て、その集大成が私だったと、付き合った後に熱く語られた。それに、ここまで付き合いたいと強く思う人に出会ったのは初めてだとも。それは流石に盛りすぎなんじゃない?と思ってしまったが。照れくさいですし。
彼の好意があまりにも強く、会うたび愛情表現も凄いので、私は比べてしまって少し自信をなくしがちである。自分は本当に彼のことが好きなんだろうか?と。メンタル不調の時はそれが更に悪化するので、問題だなと感じているところ。でも私は男女としての前に、人として彼はよく出来ているし、尊敬できる所もあっていいなと思っている。それだけは確かだし、余程の出来事がない限りは揺るがない事実なのだ。
私の意見や気持ちを決して否定しないところも助かっている。考え方が柔軟だし、頭の回転も早いし、話上手で人当たりもいいし、気遣いも細やかで、本当によく出来た人だ。お互いに色んな経験を経てこの年齢で出会ったからこそ、今の人間性の仕上がりになっていると思うから、そういう意味でもこのタイミングで出会えて良かった。
まだ付き合って日は浅い方なので、焦らずのんびり深くお互いを知り、二人の思い出を作っていけたらいいなと思う。