目が離せない、そして目を閉じる
先日、森美術館での展覧会「STARS展 現代美術のスターたちー日本から世界へ」に行ってきました。
全体的に大きな作品が多く圧倒的な存在を放つものばかり。
見応えもじゅうぶんで、まさに”現代美術を鑑賞している!”とひしひし感じました。
その中でひときわ心惹かれた作品があったのでここに書かせてください。
それは、奈良美智「Miss Moonlight」
ひとめ見て”あ、いいな”と思ってからもう目が離せない。
すごく静かで、落ち着いていて、凛として、そんな雰囲気をまとった絵です。
形はシンプル。
でも重なり合った色や濃淡を見れば見るほど、さらに見たい、ずっと見ていたい、そんな風にどんどん引き込まれていくような絵。
絵の前の椅子に座りしばらく眺めていました。あまりもその絵が持つ雰囲気の静寂さが心地よかったのです。
なんだか瞑想しているみたい
その絵が放つ空気ごと体感したくてずっと見ていたいのに、目を閉じる。
描かれている人物と同じように目を閉じる。そして感じる。
今、この絵と自分が同調している
見る人によっては
悲しそうに見えるかもしれないし
寂しそうに見えるかもしれないし
優しそうに見えるかもしれない。
もしかしたら、
怒りを抱えているように見える人もいるかもしれない。
どう見えるのかは、自分の心と共鳴するのかも…
そんなこともぼんやりと感じました。
こんなに心惹かれる作品を見ることなんて、意外と多くはない。
この絵を見れただけでもすごく価値があったなと思いました。
他にもエネルギー溢れる作品がたくさんあり、作品数もちょうどよくて力尽きることもなく全部楽しめました。
満足しながらの帰り道、
そういえばこの間”じっくりアートを体感したい”と宇宙にオーダーしてなかったっけ??
その時の記事はこちら↓
叶った~!!
それも思った以上に、叶っているではないか!
こんなに嬉しいことがあるなんて。
日常の中の大きな優しい幸せな時間でした。
今日もありがとうございます。
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