私は「間接的な存在で居ること」でメンタル回復のお手伝いをしたい
そう、あくまで「間接的」に。
直接的な「治療」と言われる分野は精神科医やカウンセラーの仕事だと思っている。
間接的とはどういうことか?
・経験を伝える
・生き様を見せる
・失敗を見せる
専門家にできなくて、当事者の私にできること。
私の発言や行動を見てもらって、参考にするかは本人が決める。
直接、1対1で誰かに何か(カウンセリングやコーチング)をすることとは距離感がまったく違う。
私は今も昔もカウンセリングやお悩み相談をガッツリやろうと考えたことがない。
自分自身が病み、専門家のカウンセリングを受け、専門的な勉強も少しだけどしたことによってわかった。
あれは生半可な人がやっていい仕事じゃない。人の心の一番ドロドロな部分に向き合う、超大変な仕事だ。私には無理だと思った。
「うつ病を経験したから、私にも何か専門的な直接的なサポートができるかもしれない」なんてのは生半可だと私は思う。あの世界は下手すれば「共感性が低い人間」にしか務まらないんじゃないかと思う。もしくは極端なまでに感情コントロールの上手な人。
「必要な時は見て、必要なくなったら見ない」存在で居たい
いちばん近いのはタレントさんかな。
・好きなタレントを見るとめっちゃ元気でる。
・あの人みたいになりたい
自分で言うと自意識過剰みたいになっちゃうけど、うつ病界隈のタレントってイメージがしっくりくると思う(笑)
これが私もあなたもお互いにとって、win-winな関係性だ。
「必要な時は見て、必要なくなったら見ない」でいいのだから。
ネットの時代だからこそ、実現したことだと思う。
テレビタレントだと私の場合は無理。顔的にテレビ厳しすぎるのは当たり前として(笑)まずテレビタレントは事務所に所属する流れがあるはずなので、組織人としての才覚が私にはない…。それから、視聴率的な問題を考えても、「うつ病」というテーマだったり「生きづらさ」というテーマで番組が作られるとはなかなか思えない。その番組につくスポンサーって…なに…?
そうなると、自分メディアでやっていくしかないわけですよ。ネット登場以前ならこれは不可能だったわけだけど(テレビ局でも作らない限りw)いまはTwitterやYouTubeがあるわけです。これらは立派なメディアですよ。
そしてここまで読んでピンときた方もいると思うけど、別にほっしーに限った話じゃないからね。誰だって有名になりたい人はツイッターやYouTubeでフォロワー増やせばいい。もちろん「有名になりたい」という理由だけだと続かないんだけどね。
間接的でいることの思わぬメリット
こんな声が届くようになってきた
「ほっしーさんの真似をしようと思っていた時期もありましたけど、自分なりの道を見つけて、今はネットを通じて仕事もプライベートも楽しくやれてます!参考にさせていただいてありがとうございました。」
素直に嬉しかったのと同時に「あ、間接的に関わり続けるととで、こんな効果もあるのか」とびっくりした。
そう、セルフケア能力が高まったのだ。私がモデルケースとなることで、アレンジし、自分なりの生き方を見つけたのだ。ちょっと偉そうですみません(笑)
で、大事なのはセルフケア能力の高まり。これだったら私にも間接的にサポートできそうだと思った。
うつ病になって、精神科医に薬をもらい、臨床心理士にお金を払ってカウンセリングを受けてきたけど、最後の最後はセルフケア能力がモノを言うことが分かった。だからこそ、セルフケア能力に今後は着目して行きたい。
「専門家と患者」と言う立ち位置だと、なかなかセルフケア能力の向上は望めないのでは?というか、患者自身が望もうとしないのではないか?と思う。
これは患者側の姿勢も問われるので、専門家の実力だけじゃなかなか難しいんじゃないかなと思ってる。「この人は専門家だから」と患者が思ってしまった時点で依存してしまったり、上下関係ができてしまうから。
弊社メンタルタップの事業の柱は、きっとセルフケア能力向上をテクノロジーによって実現させることになる。
私の経験を通じたプロダクトを出していき、間接的に関わり続け、セルフケア能力を高める。そんな会社になりたい。