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「ほんのよもやま話 作家対談集」


「ほんのよもやま話 作家対談集」(文藝春秋)
瀧井朝世 編

この本は46組の現代で活躍されている作家さんたちがお互いにおすすめの本を紹介しながら、色々な話を聞くことができるというコンセプトの本です。現代の作家さんにあまり詳しくない私でも「この方はこの本が好きなんだ!気が合いそうだからこの方の作品を読んでみようかな」という気持ちになりました。現代の作家さんが好きな方はもちろん、あまり詳しくない方にも楽しむことができる1冊だと思います。

私がこの本を読むきっかけになったのは、中原中也さんの友人の中で一番気になる存在である安原喜弘さんの著作『中原中也の手紙』が紹介されているという話を聞いたからです。

実際に読んでみると翻訳家の岸本佐知子さん、そして「クラフト・エヴィング商會」の吉田さんご夫婦の対談にて安原さんの著作が紹介されていました。

「ほんのよもやま話」は昨年の9月に出版されたばかりの本なので詳細は省略いたしますが、中也さんからの手紙、そしてそれを受け取る安原さんに対する印象はとても共感するものがありました。


「ほんのよもやま話」をガイドブックにしながら、読書の旅をしてみるのはいかがでしょうか?