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右腕がいなくなったら、両腕にギャルが来た
ども!JICA海外協力隊、美容師隊員としてタイにて活動中!
ホシムネっす!
職業訓練の美容クラスの先生として、10代の対ガールズに翻弄されながら、新米ティーチャーとして奮闘中です。
先月、私のクラスの最古参だった子が退所していきました。
彼女は約10ヶ月の間、美容クラスに所属し、
活動を始めたてで、何もかもぐだぐだだった時代を支えてくれました。
とても頭のいい子で、私が何を言いたいのか、
グチャグチャのタイ語を上手に汲み取り、
他のメンバーに伝達してくれたり、
他のスタッフに言われたことを理解できない時には、
簡単なタイ語に変換して通訳をしてくれたり、
新しい美容クラスメンバーには、ここのルールを説明したりと、
私の右腕として、とても頑張ってくれました。
また、なんのために活動をしているのか、もう日本に帰りたいな〜
と、精神的にまいってる時、
「私、ティーチャーみたいな美容師になりたい!」
と言ってくれました。
この一言で、私はここでの活動を続けれていると言っても過言ではないくらい、
私にとって、とっても大切な存在でした。
そんな子が退所しました。
でも、もちろん美容クラスは続きます。
私はまた新たな生徒を受け入れて、授業をする毎日です。
もう右腕はいないし、何かあったらどうしようかなあ〜
タイ語は上達したし、ここでの暮らしも一年以上いると慣れます。
そこまでの不安はないけど、
ちょっと私も頑張らないとだな〜
今のメンバー、ギャル多いんだよな〜
って思ってました。
そして、右腕がいなくなった今。
「みんな!美容クラスで怠けるのはダメだよ!!」
「あなたはここを掃除して、あなたは洗濯ね!!」
「午前中はシャンプーの練習だからね!!」
と、メイクばっちり、髪の毛もばっちり、華のある顔立ち、
イベントでは誰よりも大はしゃぎしている、
音楽がなればステージの真ん中で踊り狂っている、
いわゆるギャルが、
他のメンバーに鮮やかに指示を出しています。
その横で、
「ティーチャー、困ったことがあればすぐ言ってね」
「今日は怠け者はいなかった?」
と、これまた美人で、メイク上手なギャルが私を気にかけてくれます。
そうです。
今、私はギャルを味方につけています。
両腕にギャルです。
学生時代、ギャルたちに怯え、
地味でもないけど、派手でもないグループに所属し、
静かな学生生活を送った私。
ここに来て、
両腕にギャル。
朝教室の鍵を開けると、
「はい、掃除するよ!動いて!!」
と、指示を出してくれているギャル2人。
別の用事で美容クラスに居れない時は
「ティーチャー、私たちいないけど、何かあればすぐに言ってね!」
「午後には戻ってくるからね!安心してね!」
と、声をかけてくれます。
なんだ、この安心感。
ギャルが味方って最強なのかもしれん。
両腕ギャルのうちの1人は、もうしばらくここにいる模様。
美容クラスの規律は保たれそうです。アゲ⤴︎⤴︎
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