ホコロビの現実逃避

ぼくがわらうとみんながわらう。
ぼくは最初それをみて喜んでいた。
だが時が経つにつれて何かがおかしいことに
気づきはじめた。
そしてこの前、ショッピングセンターの
ショーウィンドーに映る自分の顔に
はっとした。
笑うぼくの間抜けな顔に。

僕の心にほころびができると途端に僕の顔は
おかしくなっていたんだ。
ぼくは決めた。たとえどんなことがあっても、笑ったりなんかしまいと。

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