本当の“水族館”を楽しむ方法知ってる?水族館必勝講座『しながわ水族館』を徹底解説!【前編】
みなさんこんにちは。新代ゆうです。本日は「しながわ水族館」について解説していこうと思います。
前回のおもしろ「のとじま水族館必勝講座」はこちら!!!
最近はキラキラしたインスタ映え空間が多い水族館界隈ですが(もちろん褒めてます)、
今回は一度原点に帰り、のんびり穏やか空間としての水族館を楽しんでいきたいと思います。
それはそうとして、とにかくこの日の私には時間がありません。理由は単純。しながわ水族館にたどり着いたのが閉館の45分前だからです。
到着予定時刻が16時15分。閉館時間が17時。なぜか私は1時間45分の余裕があると思い込んでいました。算数って難しい。
そんな話をしてる場合じゃない。うおおおお!! 突撃!!
穏やかで静かな空間。『東京湾に注ぐ川』
入館して最初に出迎えてくれるのがこの「淡水魚コーナー」。初手淡水魚というのも結構珍しい気がします。
最初の水槽にはヤマメやイワナ、続く水槽にはオイカワやウグイなどが泳いでいます。
名前を聞くことは多いけど実際に見たことはない魚TOP4の面々。(出典:私の独断と偏見)
白い斑点模様のほうがイワナ、楕円形のような模様が連なっているほうがヤマメです。似た大きさをしていることもあり、結構混同されやすいらしい。
そしてオイカワとウグイ。オイカワは尻ビレが特徴的なのでわかりやすいですね。
ウグイは大きな特徴もなく、わかりづらいかも。一応、身体の側面のまんなかに黒い一本線が入ってます。
お次の水槽へ。
最初に目につくのはおそらくこのニシキゴイ。美し~!
ちなみにこの水槽の陸側にはカモがいます。
怪我している子を保護したとかなんとか(うろ覚え)。
一匹は羽が片方ありません。片翼の天使。思い出のなかでじっとしていてくれ……。(?)
のんびり、びっくり、大迫力!『東京湾の干潟と荒磯』
カモさんたちに手を振ったら見えてくるのがこの水槽。ここでは東京湾周辺の浅瀬の様子が再現されているとか。
やりすぎた竜田揚げ(?)みたいな魚がいました。
いやあ、淡水魚や浅瀬の魚は穏やかな子が多くていいですね。和んじゃいます――。
ザバアアアアアア!!!
「!?」と振り返った先の波。そういう演出のよう。荒磯の様子が緻密に再現されていますね。すご~。
その向かいにあるのが「品川と海」という水槽。現在の品川の海岸地域をジオラマとともに再現しているそうです。
さてみなさん、ムサシトミヨというお魚さんをご存じでしょうか。そうです(?)、日本の固有種であり、埼玉県の限られた地域にしか生息していない、非情に貴重な生き物です。
しながわ水族館では、ムサシトミヨの飼育下での繁殖に取り組んでいるらしい。非常にわかりやすい解説が水族館で読めるので、足を運んだ際には目を通してみてください。
ふっくらかわいい。『アザラシ館』
いろいろな分岐ルートがあるみたいですが、公式HPにある順路どおり進んでいきましょう。ムサシトミヨ水槽の向かいに別ルートが見えますが、決してこちらを見てはなりません。
とにかく、まずは外に出て……。
あっ!
イルカだ! かわいい!
しかも近い! 一緒に写真撮ろ!?
あっ……。
さあ気を取り直して。向こうに見えるペンギンさんに会いにいきます。
彼らはマゼランペンギン。特に言うことはありません。マゼランペンギンです。
こっちを見てくる左下のペンギンさんに「ペンギンと人間、本当の意味で囚われているのはどっちだろうね」と言われたので先を目指します。
あっ! ペンギンさんとお魚さん、とっても楽しそうに遊んでるッピね!
お魚さんも大喜びだッピ!( ^³^)
さあ、やって参りました、アザラシ館。
アザラシどこかな~。
いた!
寝てます。雨だもんね。雨の日って眠くなります。
……あれ、前回の水族館必勝講座も雨じゃなかったっけ。「なんで雨の日に水族館行くの?」って思ったそこのあなた。私が訊きたいよ!!
順路と書いてあるので、それに沿って進みます。と、ここで時計を見ると閉館20分前。
あっ、いい眺め……。じゃない!!
急 げ ! ! !
さあ、光の速さで階段を降り、地下一階へ。
最初に洞窟があるので、とりあえず足を踏み入れてみます。向こうにアザラシが見える。かわいい~。
足元にアザラシが転がっていました。
灰色の毛並みに黒い斑模様のゴマフアザラシ。このふっくらな感じとぼんやりした瞳……、アザラシ界の象徴的存在なだけあります。
アザラシのなかで、日本で最も多く飼育されているのはゴマフアザラシらしいですね。
神々しいアザラシ様がいらっしゃったので、拝んでおきました。これで明日からの私は新しい恋人ができて広告収入が一億円入って片手で世界を支配しているはずです。(?)
一階に戻ってきました。ぐるっと回って。
イルカショーのところ、車いす専用スペースがあるのがいいですね。
え? イルカショーの解説はないのかって?
うるさい! 閉館45分前だと言っただろ!!
大海原体験ツアー。『大海原へのいざない』
さあ、ムサシトミヨの向かい側、さきほど見えたルートに戻っていきます。イワシトルネードがやってきました。
マイワシです。『群れを作る魚たち』という名前の水槽。
なぜ魚が群れを作るか知っていますか?
ひとつはよく知られているように、大きな魚の餌にされにくいからという理由。そしてもうひとつの主な理由が、集団で泳ぐことによって水の抵抗を減らすため。
ストレスフリー社会、最高。イワシもそう言ってました。
お次の群れ魚はネンブツダイでした。この子は他の水族館でも見たことがあるけど、群れを作るとは知りませんでした。
最後にサクラダイ。白い斑点模様がかわいい。
群れている様子は撮れませんでしたが、うしろの二匹が仲よさそうに泳いでいるのがいいですね。
ちなみに手前の赤い魚はシキシマハナダイという種類。学名の由来が「美しい」という単語だということを、ウィキペディアさんが教えてくれました。
さて、ここに現われたのが謎の窓。青く光ってます。IQ300の私の脳から導きだされる結論として、ここには地下一階の大水槽が広がっているかWindowsのデスクトップ画面がプロジェクションされているか。
間違いなく後者でしょう。
違いました。
ネタバレ反対派の方、本当にすみません。下にはトンネル水槽が伸びています。ウミガメやウミガメなど、たくさんの生物がこの巨大な水槽を泳いでいます。許してください。(?)
水槽を上から見られるの、いいですよね。時間がないことも忘れてのんびりしちゃいそう。
あまりのんびりしていると水族館に閉じ込められてしまうので、マダコを横目に地下一階を目指します。
水族館に展示されている魚は、実は閉館時間を過ぎて閉じ込められた人間のなれの果てなんですよ。気をつけてくださいね。
というわけで今回はここまで。後編はまた次の日曜日に公開します。
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次回予告。
閉店45分前に入館してしまった新代……! やめて! いま閉館したら、新代は水族館必勝講座の素材写真を撮れなくなっちゃう!
お願い、まだ閉館しないで! いまここで営業時間が終了したら、記事を楽しみにしてくれているみんなはどうなっちゃうの!? ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば「しながわ水族館必勝講座」の記事が完成するんだから!
次回、「新代ゆう死す」。デュエルスタンバイ!
後編はこちら。
おまけ
(鋼鉄の扉を自分の親友であると信じ切っているペンギン)