聖書の勉強しませんか?
2,3年前の真夏の暑い盛りに、若い女性がお二人で、「聖書の勉強しませんか?」と言って、いらしたことがありました。
この記事は青猫様の【泥棒にお茶を出したい】
の記事を読んでのお話しです。お相手は泥棒ではありません。
その日は、日射しが強烈で、とても熱い日でしたから、私はお二人をすぐに縁側の風通しの良い、日陰に座って頂き、冷たいリンゴジュースをお出しました。
石田三成の故事にならって、一杯目は氷多めで薄めに、2敗目は氷を普通に、濃さもオリジナルで出しました。
お二人は冷たいリンゴジュースをごくごく飲んで、「あぁ、落ち着いた。美味しかったです。お陰様で生き返りました。ありがとうございました。」と、ホントに生き返ったような顔して喜ばれました。
この日の暑さは殺人的で、どこへ行っても「宗教お断り」扱いを受けて、心身ともに疲労し、ここまでの上り坂で行き倒れになりそうだったそうです。
私が、「お礼を言うのは神様へ。神様が私をとおして、あなた方に冷たいリンゴジュースをお恵みになったのです。アーメン」と、映画などで見るように、胸に十字を切りながら言いましたら、「!」としたお顔をされて、「ご主人が神様に見えてきました」。
みんなで大笑い致しました。
「はいそのとおり。私が神です。私の言葉を勉強したくなったら、いつでもいらっしゃい。」と言った瞬間、ルーカスが厩舎の扉を「バンッ!」と、短く鋭く、蹴飛ばしました。
「こらっ!」っていう感じで。
その女性たち、顔を付合わせて、またまた大笑いでした。
みんな、私がルーカスにたしなめられたと思ったそうです。
私も「悪乗りするな!」と言われた気がしました。(^^;
おしまい。
↑ チェロの音色に聞き入るルーカス。
タロウさんは横になって聴いています