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「 なるほどね おクルマだけは 立派です 」

先日、あるお客さんとの仕事関係を「No-deal(相手と合意しないことへの合意)」とした。

ボルボに乗ってるから、そうお金には困っていないのだろう。
年齢は80歳くらい?の夫婦。
二人とも、人当たりはいい。
言葉遣いも丁寧。
ご主人は、私のことを年下にも関わらず、「先生」と呼んでくださる。
奥さんは、合間に手作りの汁粉やコーヒーを出して下さる。
こう聞くと最高の顧客のようだが、それが全く違う。

パラダイム(価値観を伴った、ものごとの見方・考え方)が完全におかしい。
もう年々も前から使わない冷蔵庫が敷地に置いてあり、「私がリサイクル法に基づいて電気屋に持って行って処分してやる」と何度言っても、「こういうのにお金を払うのがいや」と言う始末。
放っておいたら、この間には夫婦で「分解したら捨てられるだろう」だとか、勝手なことを言ってる。
ケチくさいを通り越して、コンプライアンスが滅茶苦茶なのである。
私は「そんな事をすれば、お縄にかかりますよ!」と言ったが、苦笑しているので、おそらく何かやらかすだろう。

こういう人たちと付き合っていると、win-winどころか、お互いの信頼をすり減らし消耗するだけなので、「No-deal」を通告した。
それでよかったと思っている。

一見、穏やかで豊かな暮らしをしているように見えても、実はこういう人間が世の中にはうじゃうじゃといるから恐ろしい。
今の、金銭と地位への欲望だけにまみれた政治家連中を見れば、よくわかる。

そこで一句。

なるほどね おクルマだけは 立派です

(*その、おクルマメーカーや、販売会社なども悪質な違法を繰り返していて、もはや立派でも何でもない。2023年12月26日補足)

「おクルマ」は「肩書」や「年収」「年商」「挨拶」「知名度」など、好きな言葉に差し替えてもらっても、何ら差し支えない。



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江島 達也/対州屋
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