『 わっ、おりられん 』(西海市・大島町)
夕方あたりから白いものがチラついてたから、「もしかしたら!?」とカーテンを開けてみたら、やっぱり雪!
急に目がさめ、いさんで学校に行こうとすると、「またんね、今日はひゆっばい」と母ちゃんからマフラーで、ぐるぐる巻きにされた。
「きれいだナ~」とよろこんだのもつかの間。
問題は学校に着く前に何カ所も坂をおりなくちゃならいってこと。
だれかがふんだ、うすい雪はツルツルになって、そのすべることすべること!
ガードレールにしがみついて、われながらあわれなかっこう。こんなんで、学校まで行けるのだろうかと心配になってくる・・・。
「こがんと、平気ばい!」と、よゆうで下っていった中学生の兄ちゃんが、ほら! やっぱりすべって尻もちついた。
ホント雪の日って、大変だなぁ・・・。
それでも、やっぱり雪って、うれしいんだけどね。
・・・みんな、もう学校着いたかな? お尻びっちょりの子とかいたりして・・・でも、それって、もしかして私かも!?
◇
昔は今より雪が多くふった気がする。
と言っても数日であるが。
雪の日は、とにかくうれしくて、毛糸の手ぶくろがビチョビチョになるまで雪合戦をし、雪ダルマをつくった。
幼い日のアルバムを見ると、よく知らないような子がたくさん集まって雪の中を遊びころげている写真が何枚かある。
外が寒ければ寒いほど、帰った時の家は、あたたかかった。
青年期に北国でひとり暮らしをしたことがある。
ふりつもる雪は何日も消えることがなく、部屋から出ることができなかった。
窓の外の松の木につもった雪をじっと見ていた。
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