見出し画像

#47誰かに頼る時に気をつけないといけないこととは?


 こんにちは、人馬交流分析士のりょーじ(@Horse Value)です。人馬交流分析って何?りょーじって誰?それをやって何になるの?という疑問への答えは#1をお読みください!

 さて、#40ではH.O.R.S.E.理論と交流分析の関係のお話をしてきました。大まかにお話しすると、僕が馬との交流で得た気づきである「人間は本来H.O.R.S.E.だよね」という理論と交流分析の人間観がすごく似ているよ、というお話をしました。

 ※H.O.R.S.E.理論について詳しく知りたい方は、#7や#28、#29を読んでください!

 ※交流分析って何?という人は#30~#39を読んでください!

 とはいえ具体例を交えていかないと中々分からないと思いますので今回から、僕が学びを得た馬と人との交流を、交流分析を用いてより分かりやすく説明していきます。

 今日のラインナップはこちら!
・社会の中で居場所がないと感じる(#14)という悩み
・誰にとっても誰かに頼られることは喜びである
・交流分析から分かる誰かを頼る時の注意とは

 今回は、#14でお話しした僕と馬との心理的交流を取り上げていきたいと思います。これによって「体験→気づき」のプロセスがより鮮明になり、その時に僕が感じたことをより皆さんに分かりやすい形で説明できると思います!

 早速行きましょう!

社会の中で居場所がないと感じる

 自分が社会に、集団に居場所がないと感じることはありますか?もしそれを感じているとしたらあなたは大きな勘違いをしているかもしれません。

 居場所がないと感じている時とはどのような時なのでしょうか。#14で詳しくお話ししていますが、この集団にとって自分が役に立っていない、自分が必要とされていないと思った時にそう感じることが多いです。

 「あなたの代わりはたくさんいる」という言葉の嫌な感じは、自分の居場所がなくなる恐怖と結びついています。

 誰かの役に立っていないと自分はいてはいけないんだ、というのはとても寂しい感覚ですが、多くの人が無意識にそんな感覚を持ってしまうのは事実です。


誰にとっても頼られることは嬉しい

 さて、#14では、誰かに必要とされていないと感じたら、誰かを必要とすれば良いというお話をしました。

 頼られることは誰にとっても嬉しいことで誇らしいことなのだ、ということを馬との交流を使ってお話ししました。

頼られる喜びは誰もが持っています

 これは交流分析でもある程度説明できます。頼られるというのはP(親)の部分を刺激します。誰しもPを持っているのは明らかですから、その一面が引き出されるのです。

 #14でお話ししたように、馬にも寄り添うように働きかける動きがあります。ここから彼らにもNP(養育的親)があることが分かります。

 NP(養育的親)である時、人は自身が必要とされている感覚を得ます。つまり、居場所がある感覚に自然となるのです。

 馬は元々「生きているだけでいい」という在り方なので改めて居場所がある!とは感じませんが、誰かの役に立っていることへの喜び、満足は感じています。

交流分析から分かる誰かを頼る時の注意

 このように、誰かを頼ることで誰かの中の幸福度が増すとしたらそれは間違いなく誰かの役に立っていると言えます。誰かを世話することだけでなく誰かに世話されることも誰かを幸せにしています。

 これが#14でお悩みに対して出した答えだったのですが、少し気をつけなければいけないことをお話しします。

 それはCP(批判的親)で接してくる人に頼りすぎないということです。

 誰かに頼ることで誰かを幸せにする、というのはそれでも当てはまるのですが、その関係性が固定化されると自分が苦しくなってくる可能性があります。無理している感じになってしまうかもしれません。

 というのは、CPで接してくる人と交流を続けるとAC(適応する子ども)が刺激されて、その人に従うような関係性になってしまうのです(交流の中でお互いの自我状態を刺激しあって強化しあう関係については#36を読んでください)。

 そんな関係性になると依存関係になってしまうことがあり、かつその人はCP(批判的親)が交流の中で強化されてしまうので、より高圧的に支配しようとしてくるようになってしまいます。

 相手の人はCPの喜びである「ルールに従わせる」ということが達成されるので幸せですが、自分にとっては従い続けることが幸せかというと分かりません。

 そこで、自分自身が自由でいられているか、言いたいことは言える、頼る関係かというところをチェックしましょう。自分がFC(自由な子ども)でいられるかどうかは、誰かを頼る上でとても重要です。

私たちは太陽や風などの自然に癒されていますが彼らに負い目を感じることはないはず
誰かを頼ってもそんな関係性でいられたら良いですね!

 そんなところを意識しながら、頼り頼られ、助け助けられ生きていきましょう!

【今日のまとめ】誰かを頼ることも誰かを幸せにしています。でも忘れないでほしいことは、その時あなたは自由を感じていますか、ということです。あなたも幸せになることが大切なことです。

 明日も一日頑張りましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?