#39Mr.Children 名もなき詩 ~「自分らしさの檻」の意味とは~
こんにちは、人馬交流分析士のりょーじ(@Horse Value)です。人馬交流分析って何?りょーじって誰?それをやって何になるの?という疑問への答えは#1をお読みください!
今日は題名でも分かるように、本題とは関係ないお話です。ずっと真剣なお話をしていると、読んでいる人も疲れてしまうと思いますので、ブレイク(休憩回)としてただ僕が好きなものや最近感じていることをお話しする回をやっていきます!
というかこのブレイク回、毎回Mr.Childrenのお話をしている気がします…。今日はMr.Childrenの「名もなき詩」という歌を紹介したいと思います。
大好きな曲…僕が初めてちゃんと歌詞を覚えて歌えるようになった曲です。小学生だったので意味はよく分かってなかったんですが…その時の僕は大切なことに気づいてたんだな、と思いますし、なんとなく勇気をもらっていた気がします。
早速歌詞を見ていきましょう。出来れば曲を聴きながら見ていってください!
ちょっとぐらいの汚れ物ならば 残さずに全部食べてやる
Oh darlin 君は誰 真実を握りしめる
君が僕を疑っているのなら この喉を切ってくれてやる
Oh darlin 僕はノータリン 大切な物をあげる oh
苛立つような街並みに立ってたって 感情さえもリアルに持てなくなりそうだけど
こんな不調和な生活の中で たまに情緒不安定になるんだろう?
でも darlin 共に悩んだり 生涯を君に捧ぐ
あるがままの心で生きられぬ弱さを 誰かのせいにして過ごしている
知らぬ間に築いていた 自分らしさの檻の中でもがいているなら
僕だってそうなんだ
どれほど分かり合える同志でも 孤独な夜はやってくるんだよ
Oh darlin このわだかまり きっと消せはしないだろう oh
いろんな事を踏み台にしてきたけど 失くしちゃいけない物がやっと見つかった気がする
君の仕草が滑稽なほど 優しい気持ちになれるんだよ
Oh darlin 夢物語 逢う度に聞かせてくれ
愛はきっと奪うでも与えるでもなくて 気が付けばそこにある物
街の風に吹かれて唄いながら 妙なプライドは捨ててしまえばいい
そこからはじまるさ
絶望、失望( Down )
何をくすぶってんだ
愛、自由、希望、夢
足元をごらんよきっと転がってるさ
成り行きまかせの恋におち 時には誰かを傷つけたとしても
その度心いためる様な時代じゃない 誰かを想いやりゃあだになり
自分の胸につきささる
だけど あるがままの心で生きようと願うから 人はまた傷ついてゆく
知らぬ間に築いていた自分らしさの檻の中で もがいているなら誰だってそう
僕だってそうなんだ
愛情ってゆう形のないもの
伝えるのはいつも困難だね
だから darlin この「名もなき詩」を
いつまでも君に捧ぐ
今日はこれで終わってもいいくらいですね。僕の言葉はいらない気がします。でもせっかくなので、少しコメントさせてください。
この曲はMr.Childrenの魅力の1つである「僕達、私達の悩み、苦しみに寄り添いながらそれでも生きる喜びを歌っている」ということがぎゅっと詰まった歌です。
僕はこの曲を「人を愛せば傷つき、傷つけられてしまう。その痛みから逃げて自分の好きじゃない自分になってしまう。でもそれは僕もあなたもあの人も誰もが同じで、だからこそそれも含めて愛しあって生きていこうじゃないか。」というメッセージだと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1665576755142-mp3K1vU3Z1.png?width=1200)
最初のサビの部分はまさにそれを歌っています。
ありのままの心で生きられぬ弱さを 誰かのせいにして過ごしてる
知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中で もがいてるなら 僕だってそうなんだ
そして最後のサビではこう歌っています。
だけどあるがままの心で生きようと願うから 人はまた傷ついていく
知らぬ間に築いていた自分らしさの檻の中で もがいてるなら
誰だってそう 僕だってそうなんだ
この2つのサビを読み上げるだけでも鳥肌が立ちます。そして最後のサビの前に繋がっていく部分も最高に良いんです。
絶望、失望 何をくすぶってんだ
愛、自由、希望、夢 足元をごらんよきっと転がってるさ
成り行き任せの恋に落ちて時には誰かを傷つけたとしても
そのたび心痛めるような時代じゃない
誰かを思いやりゃ仇になり 自分の胸突き刺さる…
誰かを傷つけ、誰かに傷つけられる経験って誰もが「痛み」として持っています。そこから逃げ出すために「自分らしさ」を作ります。そんな誰もが持つ苦しみに寄り添ったのがこの歌なのです。
「あるがまま」と「自分らしさ」が違うものだとして歌われているのが最高に深い!と思います!
![](https://assets.st-note.com/img/1665576985074-kkbQfPVKiK.png)
傷ついてしまった日、そして誰かを傷つけてしまった日にはこの曲を聴いてください。
明日も一日頑張りましょう!