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編集補記(遠又香さんエッセイ|ふつうごと)

Webサイト「ふつうごと」で毎週公開しているエッセイ企画 #愛を語ってくれませんか

2023年3月に寄稿いただいたのは、北海道東川町で「School for Life Compath」という大人の学び舎を企画・運営している遠又香さんだ。

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遠又さんとの出会いは、マザーハウス代表取締役副社長の山崎大祐さんが主催する経営ゼミに参加したのがきっかけだ。2018年、いまから5年前の遠又さんは「フォルケの学校をつくりたい!」という思いを持っていたに過ぎなかった。もちろん当時も行動をしていて、当時の町長にもアポイントをとり、良い感触を引き出していたようなフェーズだった。

だけど年を追うごとに、あのとき聞いていたプランはどんどん形作られていく。「東京と東川町の二拠点生活になると思う」なんて言っていたのは2020年初頭だったような気がするけれど、気付けばガッツリ東川町で生活をしている。

それが、とても羨ましく感じていた。

僕は高校生のときに北海道大学を志望していた。残念ながら不合格だったが、以来、漠然と北海道への憧れを抱き続けている。僕が経験していた「かもしれない」人生を、遠又さんが実践しているような。さすがにそれはおこがましい気がするけれど、遠又さんのエッセイを読むたびに「ああ、こういうことを経験したかったんだよな」という思いに駆られていた。

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遠又さんの言葉には、嘘がない。そして最初から結論があるわけでもない。

常に「問い」を持ちながら、いくつかの可能性をたどりながら、あるいは想定外の出来事も楽しみながら、生活を送っている。

2本目のエッセイでは「1年夫婦更新制度」を取り入れていることを記している。「あえて1年に1回立ち止まり、お互いについて何を思ってみるかを問うてみる」らしい。(ここでも「問い」という言葉がある)

周りからみたら「え?」と思うようなことも、やってみたら面白そうといった軽やかなスタンスで取り入れている。

3本目のエッセイは、東川町へ移住したときのこと。東川町に住む人たちが、町をテーマに会話していることが「ふつう」であることを書いている。それはもとから東川町に住んでいた人たちにとっては「ふつう」だけど、移住したばかりの遠又さんだからこそ気付ける視点なのだ。

遠又さん、そして共同創業者である安井さんが、きっと東川町に新しい風を吹き込んでいるのだろう。その混ざりが、どんな相乗効果を高めていくのか楽しみである。

遠又さん本人も、次のように記している。

まだまだ答えはないし、答えではなく、おそらく問い続けることになると思うけど、楽しみでたまらない

遠又さんが捉えている愛は、きっともっと広く、深くなっていくはずだ。その過程を、ふつうごとにも折に触れて伝えてほしいと思っている。

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遠又さんの4本のエッセイは、以下にアーカイブされています。人生に余白が必要だと感じたとき、ぜひ読んでみてください。

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ほりそう / 堀 聡太
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