気になったニュースと音楽(2024年12月29日)
2024年7月から週次で更新している「今週気になったニュース」。
2024年は最後の更新です。こうして意識的にニュースを追いかけることで、報じられている事柄の解像度が高まったと感じます。
今年つくることができた良き習慣なので、2025年も継続して行なっていきたいと思います。それでは、今週の振り返りです。
12月23日(月)
1人当たりの名目GDP ドル換算で初めて韓国下回る 円安影響か
ほとんどの報道で「円安の影響」が指摘されていますが、現時点で韓国もウォン安&株価低迷に憂き目にあっています。状況の悪化は真摯に受け止めるべきでしょう。他国との比較でなく、いかに生産性を高めるかの議論をより真剣に行なっていくべきだと思います。
12月24日(火)
ホンダ・日産26年統合へ 持ち株トップ、ホンダ指名 協議入り、三菱自は来月判断
前日の23日に、ホンダ、日産、三菱自動車のトップが会見を開きました。“想定質問”に備えた準備を入念にしていたのか、それぞれの回答は非常に前向きな印象を与えるものです。
それにしても、これだけ自動車の数がある中で、M&Aで経営統合しないと生き残りが図れないという状況。成熟した資本主義のありようを考えさせられます。
12月25日(水)
小学校の授業、1コマ5分短縮で40分に 学習指導要領改定を諮問
小学生にとって1コマ45分の授業が多いのかどうか。小学生といっても1年生から6年生までいるし、学力や集中力もマチマチです。一概に「40分にすべき」という議論にならないのは前提ですが、私個人としては、短時間で集中して学習するのが望ましいと考えます。
目黒区など、先行して短縮を進めている地域もあるそうで。「できない」理由を挙げるよりも、あるべき姿をいかに実現するかを教師も常に模索する必要があるのではないでしょうか。
12月26日(木)
障害者虐待、最多3477件 昨年度、被害者4641人 厚労省発表
虐待件数が増えた、というよりも、職員の通報への意識が高まったことが数値に反映されたと報じられています。グループホーム運営会社「恵」の食材費過大請求も、経済的虐待と認定しているそう。こういった虐待があり得るということも、広く周知されるべき問題だといえます。
12月27日(金)
グリーンランド、防衛費拡大へ デンマーク政府、無人機など購入
国際情勢の不安定さを物語るニュースです。トランプさんが「デンマーク購入に意欲」なんて信じ難い発言も記憶に新しいところですが、デンマーク側もそれなりに対応に迫られているというところでしょうか。どんな理由であれ、軍事費にコストがかかる世の中を、私はどうしても肯定できません。
12月28日(土)
厚労省、ALS治療薬「トフェルセン」を承認 患者全体の2%が該当
難病の治療薬開発は急がれるところですが、ALSも朗報といえるでしょう。治験自体の少なさは致し方ないところですが、「治験による治療でもいいから(自分の身体に)試してほしい」と患者も声をあげています。ALSが1日も早く「難病」でなくなる日を私も願っています。
12月29日(日)
「2030年までに観光客年1.5億人」 サウジ担当相が新目標
従来は「2030年までに年間1億人を目標」としていたのが、2023年に達成したので、目標を上方修正したとのこと。なんとも景気の良い話です。実際に、リヤド万博(2030年)、アジア競技大会(2034年)と、国際大会が目白押し。“聖地巡礼”以外の伸び代を証明した形といえます。
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年末は新聞各紙も「振り返り」な報道が多くなります。それらもレビューしつつ、日々の記事にもチェックするのを怠らないようにしたいと思います。
引き続き、マガジンを楽しんでもらえると嬉しいです。