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男性職員の育児休暇取得率ダントツNo.1から見る、千葉市長・熊谷さんのリーダーシップ

地方公務員の育児休暇取得率、千葉市がダントツというニュース。

リンクが分かりづらいですが、総務省の「タイトル未設定」というPDF資料のP43〜45に各都道府県や政令指定都市別の、男性職員 育児休暇取得率が掲載されています。なかなか考えさせられる結果です。

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こういうニュースが広がるだけで「千葉市って良い町だな」というイメージが湧きます。

「あるべき姿」として千葉市の熊谷俊人市長がビジョンを示す。リーダーシップを振るい、自身のSNSで政策決定プロセスを詳しく開示する。その結果、男性職員の育児休暇取得率は、他の地方自治体と比較して、群を抜いた高さを誇っています。

いち行政のプロジェクトを安易に褒めるのは賢明でないものの、これに関しては賞賛の言葉以外ありません。(やや悲しい現実として「他がやっていないから」ということがあり、千葉市が差別化されて映るという側面もあると感じますが)

ただし残念ながら、千葉県の男性職員育児休暇取得率は4.6%と極めて低い水準です。熊谷さんは来年の千葉県知事選挙に出馬すると表明しているので、この辺りのテコ入れも県民は期待するでしょう。

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結果もさることながら、熊谷さんがSNSで発信している内容も素晴らしいものでした。

【3医療圏がフェーズ4に移行、男性職員の育休取得率で千葉市は断トツ1位】 おはようございます。県内の陽性者数の増加を受け、県は東葛北部・南部・千葉の3医療圏で病床確保計画を最高レベルのフェーズ4に移行することを発表しました(東葛北部・南部...

Posted by 熊谷 俊人 on Tuesday, December 22, 2020
千葉市は以前もご紹介しましたが、働き方改革に率先して取り組んできました。男性職員の育休取得については、千葉市は「育児休暇を取る理由」ではなく「取らない理由」を聞く運用に変え、全管理職イクボス宣言など職場の空気を変え、結果に繋げてきました。総務省にも優秀事例として何度も取り上げられ、首長のリーダーシップが重要と紹介されています。
この辺りは三重県の鈴木英敬知事など先進知事・市長たちとの勉強会などを通じて得た気づきに基づいて担当部署に指示し、彼らが丁寧な制度設計や庁内理解促進に努めてくれた結果です。
熊谷俊人さんFacebookより引用、太字は私)

僕も現在育児休暇中ですが、やはり育児休暇を申し出るにあたり、それなりに緊張したのを覚えています。会社の中で、僕が男性で初めて育児休暇取得者だったこともあります。(会社の理解もありスンナリ取ることができましたが)

いわゆる心理的安全性が高い / 低いかによって、育児休暇取得の如何は大きく変わってきます。

育児休暇を取ることで、

・同僚から白い眼でみられる
・上司や役員に叱責される
・出世コースから外れる
・復帰後、やりたい仕事から外される

上記は法律的にも倫理的にもアウトなものも含まれていますが、残念ながら日本の現実なのかもしれません。

男性の育児休暇取得が義務化される流れもありつつ。千葉市のように「育児休暇を取らない理由はあるの?」と聞いてあげることで取得を推進させるという素晴らしい運用を、公民関係なく、模倣してほしいものです。

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男女共同参画社会基本法が成立し20年が経ちました。

選択的夫婦別姓制度のゴタゴタから分かるように、様々な面でフェアな社会からは程遠い現状にあります。

ともすれば悲観的な予測しかできない昨今ですが、ポジティブな将来を少しでも見出せるよう、まずは自分にできることを考えていきたいなと思います。


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