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意志は数値化できる(らしい)

僕は、意志(意思)が弱い。

思い当たる節は、いくつかある。

良い習慣を目指そうとしたとき、資格取得の勉強に励んだとき、キャリアアップやキャリアチェンジのタイミングなど、数々の挫折を経験した。

目的や目標が空回りし、理想の状態イメージと乖離が生じる。かろうじて継続が保たれていた細い糸は、やがてプツンと切れてしまう。

そのときの絶望感はそれなりに大きいし、「ああ、どうして俺はあいつみたいになれないんだろう」という嫉妬に似た感情さえ芽生えてしまう。とても不健全だ。

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意志の強弱は、多分にして相対的な感覚だ。

対自分だったり、対有名人だったり、何らかの比較を通じて決定される。

そんな風に思い込んでいたのだが、WIREDの記事を読むと、意志は「絶対的なもの」として、ある程度数値化できるかもしれない。

意志の力というものは、物語のコンセプトのようなものではなく、自動車のガソリンのようなものだということにある。つまり、その量を測定できるようなエネルギーであり、使えばなくなって行く消耗品なのだ。
(WIRED.jp「「意志の力」が減っていく理由」より引用)
学生たちのうち、ひとつのグループはクッキーを食べることを許可され、もうひとつのグループは我慢するように命じられた。その後、両方のグループが、難しいパズルを完成させることを求められた。
クッキーの我慢を強いられたグループは、「我慢の蓄え」がすでに消耗しており、新しい課題を与えられるとすぐに投げ出した。一方、意志力を保存していたと見られる、クッキーを食べたグループは、パズルに対してより長い時間取り組んだ。
(WIRED.jp「「意志の力」が減っていく理由」より引用)

ソースがこれだけなので、あまりに頼りないが、個人的な経験則と合致する研究だ。

意志といっても、きっと類型化できるはずで。

「明日早く起きるぞー!」と自らに誓いを立てるものや「必ず5年後に上場してミッションを達成する」という社会的使命に基づくもの。

どちらが偉いというわけではなく、その人の状況やフェーズ、モチベーションの種類によっても変わるはずだ。

いずれにせよ「意志」とは感覚的な要素が強い。にも関わらず、わりと個人の行動を規定しがち。セルフコントロールできる術は身につけられるに越したことはない。ちょっと色々調べてみようと思う。

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