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当たり前のことも、サラッと発信しよう。

少し前の記事ですが。

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海外旅行でもない限り、昨今、ペットと一緒に旅行をするというのは「普通」になりつつある。

とは言え、やはり宿泊先やアクティビティなどで配慮が求められることも多いため、ペット連れでの旅行は「悩みの種」にもなっているだろう。

Airbnbのプレスリリースでは「ペットと楽しく快適に旅行をするためのAirbnbヒント集!」と銘打ったTIPSが紹介されている。

もちろんこのTIPSがなくとも、ユーザーは「ペット可」であるかのフィルターをかけながらホスト(宿泊先)との調整を行なうことが可能だ。

だが、Airbnb運営元が「ペットと一緒に旅行すると楽しいですよ」というメッセージを発信することは、ユーザーの心理的負担はグッと下がる。

またペッド連れのユーザーを受け入れるホスト側も安心だろう。Airbnbユーザーは、宿泊する上でのマナーを期待できるからだ。

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正直なところ、書かれていることに真新しさはない。

だけど、こういった発信を適切に行なうことが、Airbnb経済圏における「安心感」の醸成に繋がることは間違いない。

toB、toCに関わらず、企業の広報に携わる方々は「こんな普通のこと発信しても良いのか」と迷うものもあるかもしれない。

一方、往々にして運営側と参加者には情報量の乖離があるものだし、運営側の常識が参加者の非常識ということも多いものだ。

今回のプレスリリースは、どんなことでも「まずは発信してみる」という好例だったように僕は思う。

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コロナ禍で旅行関連企業が軒並み苦戦を強いられているが、Airbnbはナスダック上場が報じられている。

その少し前には従業員のレイオフも敢行されているようで、Airbnbも例外でなく厳しい戦いの渦中にある。

ハードシングスも構造改革の一つと割り切れる企業姿勢は「アメリカ的」と言えなくもない。

だが上場というものは本来、経営陣が上場益を獲得する祝祭という側面だけでなく、強い経営をより志向するための資金調達の手段でもある。

コロナ禍で旅への渇望が高まっている。(日本は例外的に、GoToによる移動推進施策が取られているけれど)

アフターコロナを見据えてサービスのブラッシュアップを着実に進めているのは「堅実」という言葉に尽きる。

彼らの旅路を、これからも楽しみに見つめていたい。

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ほりそう / 堀 聡太
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