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仕事の振り返り(2022年6月4日)

今週も夏らしい日が続きました。

これくらいの暑さであれば良いのですが、これから暑さがどんどん厳しくなっていきます。いまは体調は万全ですが、日々のバランスを崩さないように適切な食事や休息を心掛けていこうと思います。

ちなみに息子は、元気そのもの。最近は毎朝、毎夕に公園に立ち寄り、虫探しに夢中です。息子に付き合って僕も虫探しをしているのですが、足元には本当に不思議な世界が広がっていますね。大人になってからも昆虫を研究している人たちの気持ちを、少しだけ理解できました。

では、今週の振り返りです。

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1週間の振り返り

5/30(月):

午前中は近所の会議室を借りて、集中して作業に取り組んでいました。コワーキングスペースやカフェとも違う空間、たまに訪ねると驚くほど集中できます。

午後は新しいサービスの売上とコストの試算を。3年間分のざっくりとした収支を検討しました。なかなか消費者向けに届けようとすると、採算が取れそうにありません。会社の財務体質をもっと筋肉質にしたいのですが、直近の売上も意識しながら、自社運営のサービスも考えていきたいです。

5/31(火):

昨日に続き、新しいサービスの売上とコストの試算をしました。今週末公開のエッセイの初稿があがってきたので、編集したりと忙しなく動いていました。

6/1(水):

午前中は、映画「トップガン マーヴェリック」を観てきました。前作「トップガン」のファンである父と一緒に。ゆったりとした時間を過ごすことができました。

午前中にトップガンを観たせいで、仕事がデンジャーゾーン」なんて笑えない冗談はさておき……限られた時間の中で、いつもより集中して仕事に臨めた気がします。

自分の身の回りが乱雑だったので、整理整頓をしました。バッグの中身を全て取り出して、不要なものを処分。財布から領収書も取り出し、あるべき場所へ収納。身軽さを取り戻すことができました。

6/2(木):

朝から渋谷に移動。思いがけず入ったカフェがめちゃくちゃ空いていて、かなり集中して仕事に取り掛かることができました。おかげで午前中でほぼほぼ仕事が終わりました。

良い気分のついでではないですが、久々に取引先のオフィスに訪問。「暑中見舞い」ということで、映画「シン・ウルトラマン」がパッケージのお土産(中身はサンマルクカフェのチョコクロです)を持参しました。「久しぶり」の方に挨拶できたのも良かったです。

6/3(金):

前日は22時前に眠れたので、朝5時半に起床することができました。眠気が全くないスッキリとした気分です。

朝のうちに、翌週に予定している弁護士との打ち合わせ資料を作り終えることができました。いつも優しい弁護士の性格に甘えて、つい準備が不十分になってしまうのですが……今回は良い感じで打ち合わせに臨めそうです。

この日は、激しいにわか雨が2回も降りました。天気予報通りだったので、あまり移動しないで済むような環境で仕事をしました。午後はちょっと中だるみしてしまった感があり、反省です。

Keep(良かったこと、今後も続けること)

今週は理想的な生活リズムで過ごすことができました。

22時に就寝すると、眠りも深くなります。朝仕事することで、1日余裕を持って過ごすことができるのも良かったです。(6時台の起床だとバタバタしますが、5時台の起床だと1〜2個のタスクは消化できるかなと)

Problem(悪かったこと、今後はやめること)

今週は「Todoist」に登録しているタスクを順調に消化できました。ただ、いくつかのタスクについては、かなり「後回し」にする傾向があると感じています。後回しにするタスクの特徴として、

・初めて着手するもの
・タスクの粒度が粗い(ToDoを細かく分けられていない)
・どれくらいの難易度かイメージできていない
・タスク完了まで時間がかかる
・着手するのにお金がかかる

「着手するのにお金がかかる」というのは、いつやるにしてもお金がかかるわけで、やると決めたら後回しにすることは不合理なわけです。

年始に読んだ『岩田さん』という本では、「それが合理的なら、さっさと覚悟を決める」という言葉が紹介されていました。難易度が高いものこそ、さっさと目処をつけるべき。来週もタスクが盛りだくさんですが、優先順位をしっかりつけながらタスク消化を目指していきたいです。

Try(次に挑戦すること)

来週は久しぶりに執筆中心になりそうです。

週末はしっかり休んで、「書く」に向き合える状態を作りたいです。

来週はnoteで、久しぶりに「書くについて書く」にチャレンジしようと思います。「書くについて書く」ことで、自分の経験や技術などを言語化する。メタな視点で物事を捉えるトレーニングにもなるので、定期的に振り返りをしていこうと思います。

月初の課題に対して

月初の課題は、

・アイデアを企画にする
・決算の準備をする

になります。決算準備はほとんどできませんでした。このままだとギリギリになりそうなので、時間を見つけて一気にやろうと思います。

「アイデアを企画にする」というのも、結果的には不十分でした。今週末にドキュメントを作っていたのですが、かなり苦戦しています。頭で考えていることと何らかのアウトプットにすることは全然違うと痛感します。

今回の企画は、ローンチ段階から色々な人の協力を仰ぐ予定です。すでに時間が足りなくなっている感があるのですが、急ぎ言語化を試みていきます。

学び、辛み

今週は、息子の保育園の保護者懇談会に参加してきました。

参加した保護者の中で唯一男性だったのですが、お母さんたちの「育児に関する悩み」を共有いただき、なんというか、少し心が軽くなりました。

ああ、同じように悩んでいるんだな」「これって、うちの家族だけの悩みじゃないんだな」と分かっただけで、ずいぶんと楽になれるものです。

育児だけでなく、悩み全般に同じことがいえるかもしれません。悩むことは必ずしも悪いことではありませんが、同じ悩みを持った方々と連帯することで、良い方向に転じることもあるんだなと感じました。

まとめ

長男と次男がすくすくと成長して嬉しい限りです。あっという間に成長してしまうので、写真を振り返ると「ああ、こんなときもあったな」と懐かしい思いに駆られることがしばしばあります。

と同時に、「いましかできない」ことにも気付くのです。

例えば、僕はいま、息子たちと一緒にお風呂に入っています。でも4歳の長男と、自宅のお風呂に入れるのはそう長くはありません。銭湯や温泉に行く機会はあると思いますが、彼の髪や身体を洗ったりというのは、あと何回機会があるでしょうか。

もっと、「いまここ」という瞬間を大切にしたいと思います。「いまここ」でしかできないことと、3年後にもできるかもしれないこと。もちろんどちらも大切ですが、「いまここ」へもっと時間を使っていきたいと思います。

おまけ:「成長可能性に関する説明資料」の雑感

今週読んだ資料は、株式会社免疫生物研究所です。

不勉強で全然知らなかったのですが、僕の地元にも近い群馬県藤岡市に本社がある企業です。従業員数は62名、売上は6億円ほどです。ここ10年間で株価は減少していますが、群馬県を盛り上げる意味でも頑張ってほしいです。

株式会社免疫生物研究所(2022年5月30日)

免疫生物研究所は「がん・炎症・脳神経疾患を中心とした抗体炸裂や定量系の研究・開発・製造を行う研究開発型企業です。難病に対する新診断の確立、遺伝子病モデル動物の開発、機能抗体の開発など、さらなる新規医療品開発の発展に注力し、可能性を広げる企業」とウェブサイトに書かれています。化粧品事業も行なっていますが、セグメント別の売上を見る限り微々たるもので、売上の98%は抗体関連事業で占められています。

抗体関連事業内の売上内訳は診断試薬サービス(80%)、検査サービス(13%)、TGカイコサービス(7%)となっています。営業損益でも唯一黒字なのが診断試薬サービスのようです。

なかなか僕の理解が正しいのかは分かりませんが、研究用試薬の開発はグローバルで厳しい競争環境にあるようです。たしかに薬の領域は、いったん製品化されると利益率が非常に高いと聞きます。その前段階の研究用試薬も、研究のためのベースになるわけですから(あるいは研究後の製品化のベースにもなる?)、そこを狙って競合各社が製品開発&売り込みに躍起になるのは分かります。

分からなかったのは、以下のロジックです。

体外診断用医薬品への取り組み
試薬事業の領域は、非常に流動的であり、競争が激しいグローバル社会において、安定した収益を生み出すことが困難な領域となっております。安定した収益を生み出すためには、体外診断用医薬品の領域の製品化が必要であると認識し、体外診断用医薬品の研究開発に注力してまいります。

(株式会社免疫生物研究所「事業計画及び成長可能性に関する説明」P11より引用)

診断の分野は、競合他社がそれほど注力していないということでしょうか。

それはともかく、彼らは希少疾患をターゲットにして体外診断用医薬品の開発に注力し、将来的にはアルツハイマー病の診断薬をグローバルでの共同開発や業務提携を視野に入れながら開発を進めていくようです。

ただ道のりは険しそうです。「当社グループは、遺伝子組換えカイコ事業に対し継続的に投資していく方針ですが、商業化へ向けた取り組みにおいては、製造コストの高騰や当事業を軌道に乗せるための開発において、現状確立されたノウハウが不十分な情況」という弱気なコメントもあります。2022年5月に策定されたばかりの新中期経営計画も、分かりやすい勝ち筋は見出せていない印象を受けました。

ですが、株式会社免疫生物研究所の事業は社会的にも意義があること。個人的に「国益」という言葉はあまり好きではないのですが、日本で様々な薬を調達できるような環境は、有事のときには安心するもの。

しんどい経営が続きますが、幸い大株主は、現社長の清藤勉さんが握っています。12%なので、外部株主のプレッシャーもあるかとは思いますが、長期的に健全な経営ができるよう、ここ2〜3年を良い財務体質に変えてくれることを期待しています。

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ほりそう / 堀 聡太
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