仕事の振り返り(2022年10月16日)
1日遅れましたが、今週(先週)の仕事振り返りを記します。
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1週間の振り返り
10/10(祝):
前日から1泊2日で、相模原のキャンプ場に行きました。
キャンプブームにも関わらず、宿泊を伴うキャンプ(言うてもバンガロー泊でしたが)は5, 6年ぶりくらいだったような気がします。夜はかなり冷え込み、けっこう体力も使いましたが、息子たちと共にリラックスした時間を過ごすことができました。自前のMacBookに、24時間触らなかったのは本当に久しぶりだったように思います。また行きたいです。
10/11(火):
『WHITE SPACE ホワイトスペース〜仕事も人生もうまくいく空白時間術〜』という本を読み始めました。耳の痛いことがたくさん書かれて辛いです。
例えば「意欲」について。意欲は、日本人の美徳としてたびたび語られますが、「頑張りすぎ」という弊害も招きます。この振り返りnoteであれこれ書いてきたことが、結局のところ全くの見当違いなんじゃないか……という可能性もあり、この日は若干凹みながら仕事に臨んでいました。
意識的に、外出してランチの時間を確保しました。
つい片手にスマホを持ってしまっていることに気付きます。何もせず、ぼーっとするホワイトスペースを確保しないといけませんね。
10/12(水):
午前午後と仕事をした後で、久しぶりに学芸大学にある古書・古本屋「SUNNY BOY BOOKS」に行きました。
目的は、調査のために、いくつかZINEを購入すること。本でも雑誌でもない、個人の手触りを感じるZINE。あまり詳しくないことを告げると、店番をしていた女性に色々教えてもらいました。作家・温又柔さんの話にもなって、思い掛けず楽しい時間を過ごすことができました。
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夜は、こちらのイベントにリアル参加。
アカデミックとビジネス。双方をクロスオーバーしながら語られる機会は、そう多くありません。しかも、それぞれの道を深く専門的に実践されている方々のセッションはとても刺激的でした。
願わくば、もうちょっと「活用する」ことについて、留保する態度を持っていたい。早急に結論を導く必要もないと思うので、議論を深めつつ終わらない余韻を楽しんでいたいと思いました。
10/13(木):
午前中は取材でした。事前準備をしていた段階で、「あれもこれも」と詰め込み、インタビュアーもインタビュイーも早口で応酬し合うといった感じで、あっという間の1時間半のセッションでした。この熱量を維持しつつ記事に落とし込む。新しい挑戦です。
午後は提案資料の作成を。午前中の取材に引っ張られるように、あれもこれもと考えを巡らせていました。改めて、腰を据えて「提案できる」というのは幸せなことですね。早めに資料を提示しなければ。
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Webサイト「ふつうごと」では、オカダ瞳さんの2本目のエッセイを公開しました。親と愛について、率直な思いをオカダさんらしい文体で綴っていただいています。ぜひ読んでもらえたらと!
10/14(金):
長野県富士見町のワークショップへ。
朝イチのバスに乗って移動、この日は思い切って仕事をセーブし、諏訪大社(上社本宮、上社前宮)に行きました。
諏訪大社は、諏訪湖周辺に4ヶ所の境内地があります。上社本宮と上社前宮も2kmほど離れていて、僕は遊歩道を2時間ほどかけてゆっくり移動しました。この辺の感想はまた改めてnoteに書きたいと思いますが、すごく贅沢な時間を過ごせて大満足でした。
Keep(良かったこと、今後も続けること)
先週から読書ラジオを再開しました。8〜9月は本を読む余裕もなかったですが、改めて読書によるインプットは意義が大きいなと感じました。
普通の人が、数年、あるいは一生かけてでないと得られないことが、本を読むことによって短期間で学ぶことができます。もちろん読書の価値はそれだけではないのですが、普段考えていることと別のことが頭に入ることで、内省の幅も広がっているような感覚を得ました。
Podcastも、ピーク時のように週2回配信はなかなかできないと思います。ですが、個人的な興味・関心を良い感じでアウトプットする意味でも、週1配信は頑張りたいなと思っています。ぜひSpotifyやApple Podcastなどよりフォローをお願いします。
Problem(悪かったこと、今後はやめること)
先週に続き、レスが遅い案件がちょくちょく出ています。
未着手で止まっているタスクも増えており、「選択と集中」のためにタスク整理をしないといけないなと思いました。
Try(次に挑戦すること)
前回書いたことの進捗が芳しくありません。今週も引き続き「挑戦」として掲げようと思います。
月初の課題に対して
今月の課題は、
・KPIを設定し、数値管理しながらセールスを行なう
になります。前項の通り進捗が芳しくなく、10/17週は急ぎめで取り組みたいと思います。いつになくタスクが山盛りでどうしようといった感じですが、何とかやり切りたいと思います。
学び、辛み
金曜日に参加したワークショップで、プロジェクトにおける「User、Value、Benefit」に関する議論を行ないました。その際にメンターから「Valueの主語は、あくまでUser。プロジェクトの主体者が考えるValueのことではない」と言われ、ハッとしました。
例えばWebサイト「ふつうごと」の場合、僕は「ふつう」という価値が世の中のスタンダードになっていけば良いなと思っていますが、それは読み手であるUserにとっては何の価値でもありません。
もちろん運営側がミッションを立てないと話になりません。ただ、そこは常に切り分けつつ、「何がUserにとってのValueになるのか。そもそもUserとは誰なのか」を考えないといけないなと感じました。すごく当たり前といえば当たり前なのですが、38歳にして、その切り分けの必要性がようやくしっくり腹に落ちた瞬間でした。
まとめ
上述した通り、金曜日から週末にかけて長野県で過ごしました。土曜日は足を伸ばして、辰野町を訪ねています。とても天気が良く、すごく気持ちが良い時間を過ごせました。
そこで、偶然にもフランスのドキュメンタリー映画「顔たち、ところどころ」をAmazon Prime Videoで観れたのは僥倖でした。映画監督アニエス・ヴァルダと、写真家のJRがフランスの田舎町を旅しながら写真を撮っていくという物語。何の変哲もない風景が、彼らの作品によってクールに、キュートに変わっていきます。
普段生活していると、見落としていること・ものが多々あります。当たり前のように感じているけれど、実はこれってすごい価値なのでは?といったことです。何気ない日々を、風景を、彼らのように鮮やかに描いていける人になりたいものです。
おまけ:「事業計画及び成長可能性に関する事項」の雑感
今週もグロース市場に上場している企業の「事業計画及び成長可能性に関する事項」をチェックしました。今週読んだ資料は、HOUSEI株式会社です。
HOUSEI株式会社(2022年7月28日)
中国湖北省出身の経営者・管祥紅さんが率いるHOUSEI。HOUSEIは「方正」を意味し、①スクエア(方正)な漢字文化へのコミットメント、②会社として、人としての「品行方正」のふたつを込めているそうです。1996年から大手企業向けのシステム開発やデータベース設計などを受託し、今でも主幹事業として伸ばしつつ、昨今はSES事業の売上比率を急速に伸ばしています。
受託開発事業もSES事業はビジネスモデルが堅く、特にSESは、システムベンダーなどの企業で事業化しているケースをよく見ます。アナログな領域のDX化は急務であり、情報サービスは需要が依然として高いのは事実かなと思います。ただ需要があるから伸びる、といってしまえば終わりですが、各社でどう差別化するかが業績の伸びが変わってくるかなと思っています。
HOUSEIは何が優れているのか。ユニークなポイントのひとつは、方正武漢との連携により、中国出身エンジニアを確保できることでしょうか。2017年には63名のエンジニアだったのが、5年間で4倍の267名まで増やしています。日本においてエンジニアの人材競争は過熱しており、エンジニア採用は各社で本当に苦労している。それは中国も同様だと思いますが、何せ中国はパイがでかい。オフショア開発なども行なっているようなので、日本、中国、プラス東南アジア諸国などで人材確保のルートができれば、案件をこなす数も増えていくわけで。その辺りは、言語の壁で苦しむ日本企業に比べれば優位だなと分かります。
この辺りの人材確保に余裕があるからか、今から自社プロダクト開発の充実や拡販を狙うという戦略も中長期で加えています。ただここは失敗してもそれほど痛くないわけで、成長事業へのリソース配分を間違えなければ「当たったら儲け」という気持ちで臨めるはず。仮に失敗したとしても、そのノウハウは受託開発事業で展開可能ということで、成長軌道に乗った優位性をフルに生かしていける感じがします。
懸念事項は、会社側も認識している通り、連結売上高の55%は新聞社及び通信社から得ていること。業界がシュリンクしている傾向ですが、それが加速していけば当然売上にも影響が出るでしょう。今のうちに「医療・医薬業界、ヘルスケア領域への展開」を進めていくことが、今後の業績の鍵になっていくかもしれません。
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