仕事の振り返り(2022年3月13日)
すみません、1日遅れの投稿です。
昨日は午前中〜夕方まで、ほとんど外にいたこともあり、花粉症の症状が強くなってしまいました。身体の痒みや倦怠感を感じたので、23時前には就寝。まだ鼻詰まりはあるものの、かなりの回復を実感しています。
先週は火曜日だけ冷え込みましたが、春の陽気を感じる1週間でした。近所の河津桜も満開、保育園の子どもたちが楽しく遊んでおり、微笑ましい光景でした。
先週金曜日に公開した「愛を語ってくれませんか?」、小波季世さんの2本目のエッセイは日本酒のこと。春のうららかな陽気の中で、キリっと冷えた日本酒を楽しめたら幸せですね。
では、振り返りに移ります。
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1週間の振り返り
3/7(月):
週末に購入した、磯野真穂さんの『他者と生きる』を貪るように読んでいました。こちらは読書ラジオでも感想を配信しているので、良かったら聴いてみてください。
https://open.spotify.com/episode/2Kz9XYeSajmkBDc3eryIxm?si=UBe0ezoIQSay4jZ2dQz2dQ
3/8(火):
諸事情あり午後からの仕事でした。
疲れ、眠さが大きく、予定の仕事をこなすことができず反省です。夜は早めに就寝しました。(今週は、1日の終わりのタスク整理や日記執筆がほとんどできませんでした)
3/9(水):
午前中は映画「偶然と想像」を観に行きました。監督は濱口竜介さん。日本アカデミー賞では「ドライブ・マイ・カー」が予想通り作品賞を獲得しましたが、評判通り素晴らしい作品でした。
3/10(木):
取引先で取り組んでいることで、ほんの少し成果を感じるものがありました。メンバーと喜びを分かち合い、「千里の道も一歩から」ということで再度アクセルを踏み直します。小さな成果も、忘れないように大事にし
3/11(金):
今年も3月11日が訪れました。この日はしっかりと2011年を振り返りたいと思い、午前中にnoteを更新しました。
その後は、エッセイ更新や確定申告、取引先との昼食などでバタバタとした時間を過ごしました。午後は記事執筆、週の終わりは駆け足で過ぎてしまった感じがします。
Keep(良かったこと、今後も続けること)
ソール・スタインバーグという作家に出会えたことです。
既に知っている作家やアーティストの作品も追いかけたいですが、全く知らないものに触れるのも大事です。仕事はもちろん忙しいですが、時間のやりくりをして、知る機会を増やしていきたいと思います。
Problem(悪かったこと、今後はやめること)
成果を早く求めすぎたことがありました。詳細は避けますが、力量不足を痛感、危うく他責で物事を捉えるところでした。ツイートした通り、まだまだ編集領域において実績があるわけではないですし、コツコツ積み上げていくフェーズです。サボらず、丁寧に過ごすしかないと思いました。
Try(次に挑戦すること)
今年か来年かは分かりませんが、いつのタイミングかで出版事業を検討しています。本なのか雑誌なのか形態は考え中ですが、そのためには取材や寄稿いただく方とつながりを作る必要があります。
その辺りが具現化して初めて気付いたのですが、取材や寄稿に協力くださる方って、ほんの一部しかイメージできていませんでした。何かをつくるときに「これは、あの人に頼みたい!」と思えるように、今の段階から面白い人を発見するという行動が必要かなと思っています。
既に本や雑誌で寄稿されている方はもちろん、noteなどプラットフォームで発信されている方など、追いかけていきます。良い書き手に、ひとりでも多く巡り会いたいです。
月初の課題に対して
月初の課題を、先週木曜日に設定しました。
・6時15分起床、6時半から朝活を行なう
・新しい「出会い」をつくる
朝活は3月から進めていますが、ときどき寝坊してしまうこともあります。土台となる1ヶ月なので、意識的に規則正しい生活を心掛けるようにします。
「出会い」は全く作れていないので、今週はきっかけを作るようなアクションを取ることにします。
学び、辛み
改めて、仕事はひとりではできないなと感じています。
厳密に言えばできるのですが、社会との接続がない状態でのアウトプットは、やはり独りよがりのものになりがちです。
もっと開いていかないといけない。外に出ることもそうですし、情報ももっと色々なところから取っていかねばと思います。
知らないことを知らないままにしておかないということも大事です。例えばNFTとか、メタバースとか、実はよく分かっていないです。盛り上がっているマーケットには、盛り上がれる理由があるはず。新しい概念を理解することは、主体となる人々のことを理解することでもあります。
善し悪しを判断するのは、それからでも良いはず。偏見や先入観をある程度持つのは仕方ないことですが、飛び込んでみる姿勢は大切に持っていたいです。
まとめ
岸見一郎さん、古賀史健さんの著書『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』のどちらかで紹介されていた言葉に、「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」というものがあります。海外のことわざのようです。
最近、これは真実だなと思いました。僕も「自分で物事を決定したい」という想いが強いです。にも関わらず、他人に対して意思を強制しようという言動がありました。細かいところも含めてですが、ちょっとずつ改めていこうと思っています。
ただ大事なことは「強制しない」ことではなく、「水辺に連れていく=適切な材料を提示する」ことです。他人の意思に任せっぱなしということではなく、良い決定をしてもらうように、その準備を怠ってはいけないわけです。
決めるのは他人ですが、そのサポートはしっかりやりたい。
それは身近な家族だけでなく、社会に対しても同じこと。簡単なことではありませんが、胸に刻んでおこうと思います。
おまけ:「成長可能性に関する説明資料」の雑感
先週読んだ資料は、株式会社CaSyです。
・株式会社CaSy(2022年2月22日)
2022年2月22日に東証マザーズに上場したCaSy。日本における家事代行サービスの主要プレイヤーですが、2014年設立から一気に認知度を高め、上場まで駆け抜けたという印象を持ちました。
僕は一度だけ家事代行サービスを使ったことがあるのですが、正直、満足度は高くありませんでした。それほど高額でのお支払いをしたわけではないのですが、サービス提供者の方のスキルが高くなく「これだったら自分たちでやった方が良いね」ということで定期利用には至りませんでした。
ですがCaSyの場合、定期利用の売上比率が75%とかなり高いです。一度利用した人が、離脱さえしなければ定期的に利用してくれることを意味します。つまり満足度が高く、家計の中から家事代行に支払うコストを予め見込んでいると言えます。
利用者にとっては、家事代行サービスを使うのが「当たり前」ということになっているのでしょう。
売上などの指標を見てみると、売上は右肩上がりで順調な伸びを見せていますが、通期での営業利益は一度も黒字になっていません。2022年11月期に6,600万円の営業利益を見込むという計画になっていますが、成長性を買われての上場承認だと言えるでしょう。
個人的に良いなと思ったのは、取締役3人の役割です。CEOの加茂雄一さん、CFOの池田裕樹さん、CHROの白坂ゆきさんという、「ヒト・モノ・カネ」の構成になっています。特に日本の場合、COOやCTOが主要取締役として入ることが多いですが、欧米では「人材」という観点で「CHROは、CEO、CFOと同列で扱うべきだ」という考えが主流になりつつあります。CaSyがテクノロジー企業でないからこそとも言えますが、シンプルかつ合理的な組織運営だなという印象を受けます。
そんなCaSyですが、従業員数は23名です。プラットフォームでサービス提供者を多く抱えているとはいえ、少数精鋭での事業運営になっています。コンパクトな組織ということで、意思決定はかなり速やかに進むでしょう。
家事代行に対する需要は高まっていきます。一方で差別化しづらい&利用料を極端に下げることができない業態であり、新規顧客の獲得は争奪戦となるでしょう。上場時に得た資金の多く(3年間で1億円)は広告宣伝費に投じることからもどこに重きを置いているのが予測できます。
争奪戦の中で戦わず、スタートアップ企業などにおける福利厚生に使ってもらっておうとする施策は上手いと感じました。ここに大企業など大手顧客にも入り込むことができればより安定した収益を見込めるでしょう。
市場は拡大傾向にあるとはいえ、「興味はあるけど、お金もかかるし自分でやれば良いや」と思っている人が大半だと思います。彼らの行動変容をいかに促せるか。こういった面で個人が時間を割かず、より意義のある時間を使うことで社会そのものがプラスになることも多いと思います。ぜひ頑張ってもらいたいです。