仕事の振り返り(2022年5月28日)
今週も元気に過ごすことができました。
もうそれだけで「御の字」というか、咳に苦しむことなく仕事ができることの幸せを感じていました。
気力、体力は文句なく充実していたのですが、週の前半は、仕事の仕方が散漫になってしまいました。時間さえあれば、何でもできるという万能感。でも、残念ながら時間は有限であり、仕事とはやるべきことに集中しなければなりません。そんな自分への戒めを込めて、こんなnoteを書きました。
ということで、今週の振り返りを行ないます。
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1週間の振り返り
5/23(月):
Webサイト「ふつうごと」にて1ヶ月ぶりの記事公開をしました。JINO株式会社で代表取締役を務める郷司智子さんの記事です。
記事執筆に関しては、編集補記noteも読んでいただけると嬉しいです。
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色々なことが重なり、今回のテキスト執筆は、非常に時間がかかってしまいました。最後の最後、タイトルも大いに悩みました。補聴器専門店を運営されていることで、普通だったら「聴覚」「聞こえ」に関するワードをつけるべきでしょう。でも、もう少し大きな枠組みで、郷司さんの取り組みを伝えたかったし、その原点となる出来事も本質として表現したかった。
いまの自分としては、「これが正解!」と胸を張っていえます。
まだまだサイト運営は続くので、タイトルや記事構成などに関して、もっと「伝える」技術を身につけていきたいと思います。
5/24(火):
この日も、郷司智子さんの記事公開を行ないました。僕のFacebookでも告知したところ、「宣伝」にもかかわらず、多くの方にリアクションいただきました。本当に嬉しい限りです。
午後は、上野千鶴子さん、鈴木涼美さんの『往復書簡 限界から始まる』を一気に読みました。仕事は山のようにあったのですが、時間を忘れて(というか、時間が過ぎるのを無視して)、読了に至らせたという感じです。
鈴木さんとは同世代。鈴木さんという優れた書き手を通じて、読者である僕が、上野さんから激励をもらっているような感覚。上野さんの言葉が、何度も胸に刺さりました。頑張らないと。自分の文体を獲得しないと。
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プライベートな反省で……
先週末、朝食&夕食の作り置きを準備することができませんでした。なのでこの日、夕食後に対応を進めたのですが、全体的な家事育児がバタバタになる結果に。落ち着いた休日に、じっくりと作り置きは行なうのが良いなと改めて思いました。
5/25(水):
午前中に弁護士と打ち合わせ、主に著作権に関する相談でした。
どこからどこまでが著作権か、というのは定義されていますが、線引きが曖昧なグレーゾーンに関する部分の確認をしました。残念ながら著作権に関して、OKとNGがハッキリと区分されているわけではありません。それでもリスクヘッジとして、どんな運用を意識すべきか確認することは重要です。「引用の主従関係」といった言葉も教えてもらいました。いつも有難い限りです。
午後は、いま関わっているプロジェクトについて、改めてタスクを整理しました。仕掛かり中のプロジェクトについて、タスクそのものを洗い出せないこともあり……それは与件の理解が曖昧だったり、そのプロジェクトに関する知識が不十分であることを意味しています。
まだまだキャッチアップが必要なことを実感しました。それだけでも意味のある作業だったと思います。
経費精算も無事に終了。1ヶ月ごとに精算するのが良いですね。溜め込まないしミスにも繋がらないし、良いペースだなと実感します。(社会人にとっては、それが「当たり前」なんですが)
5/26(木):
前々職でよく訪ねていた定食屋さんが、駅前の再開発の影響で、ビルごとなくなっていました。何の挨拶もできず残念でしたが、おかげで港南口にある「THE CAMPUS」というワークプレイスに足を運ぶことができました。(いうても僕は、施設内にあるコーヒースタンドに立ち寄っただけですが)
メディアにも取り上げられているためか、コーヒースタンドにいる間にも、ひっきりなしに取材や視察が入っていました。機会があれば、施設全体も見学させてもらいたいです。
5/27(金):
今月のエッセイ企画も、無事最終回を迎えました。編集補記にも書きましたが、楽しいやり取りができた一方、また別の地平に向かって進まないといけない。羽田さんとのやり取りで、そう強く感じました。
この日はだいたい、次の企画の仕込みをしていました。
楽しい仕込みなのですが、うっかり浸け過ぎないようにしないと。またローンチするサービスの名前もほぼ決まりました。関係者に概要伝えるドキュメントも早々に準備したいと思います。
Keep(良かったこと、今後も続けること)
バタバタもしましたが、作り置きを用意したことで、今週は楽することができました。料理は気分転換にもなるし、「今週のため」と家事が前向きなものになります。
だいたいレパートリーが固まっている感があるので、新しいレシピや具材にもチャレンジしたいなと思います。
Problem(悪かったこと、今後はやめること)
足に疲労感があります。今週は結構「歩く」機会があったんですが、知らず知らず疲れを溜めてしまったようです。
僕は時間があれば、健康のために1〜2駅分は歩くようにしています。コロナ禍ということもあり、電車を避ける意図もありました。
適度に電車を使ったり、銭湯で疲れをとったり、身体のケアをしていこうと思います。
Try(次に挑戦すること)
今週も、概ね生活のペースは安定していました。
「Problem」で書いた通り、ちょっと疲れを溜めてしまっているので、それらを解消する方法を探したいと思います。いまの僕に合う形での気分転換の方法も見つけたいです。
月初の課題に対して
月初の課題は、
・アイデアを企画にする
・決算の準備をする
になります。先週に続き、この辺りの進捗が滞りました。
緊急度の高い業務があると、上記のような「ざっくりと大事」な粒度の仕事が後回しになってしまう。「もうちょっと時間があれば……」と思ってしまいがちなのですが。改善点が思い浮かばないのですが、これからも付き纏う問題点なので、何とか対処していこうと思います。
学び、辛み
佐久間宣行さんがMCを務める配信限定番組「神回だけ見せます!」、出川哲朗さんの回が面白かったです。
佐久間さんは「期待」のバランスが上手な人だと思いました。もちろん作品作りにおいて、視聴者の想定以上の面白いものに仕上げようと努力されているのだと思いますが、それにしても。
「佐久間さんが作るなら間違いない」というそこそこ高い期待を釣り上げさせておいて、それをしっかり上回るクオリティ。「期待の設計」ともいいましょうか、何だか安心できるテレビプロデューサーだなと感じます。
まとめ
金曜日、土曜日と立て続けに家事育児の時間が増え、このテキストを書いている現在(2022年5月28日23:00)において、いっぱいいっぱいです。事前に下書きを仕込んでおいて良かったなと。
このnoteを書き終えて、さっさと眠ろうと思います。今週もお疲れ様でした!
おまけ:「成長可能性に関する説明資料」の雑感
今週読んだ資料は、アルー株式会社です。主に法人向け教育事業を手掛けています。いわゆる人材コンサルのような立ち位置で、「ひと」領域に関するクライアントの課題を研修や育成計画などの施策で解決を図ります。
この手の会社は「採用」のアプローチが多いのですが、アルーでは「人材育成」に絞って事業展開しているようです。
アルー株式会社(2022年3月30日)
2003年に設立、経営陣はコンサルティング会社からの出身者で占められています。etudes事業というクラウド型のラーニングマネジメントシステム提供なども行なっていますが、基本的には営業およびコンサルティングに特化した会社といえるでしょう。採用は営業職のみのようで、開発部門はまるっとアウトソースしていると推測できます。
コロナ禍のため、集合型研修がガクッと落ち込んだせいか、2020年通期の業績は落ち込んでいます。それでも直近の業績は、コロナ前を上回っていますので、「育成」に関するニーズが各社でかなり高いことも感じます。また顧客群の56%は従業員3,000人以上の規模の大企業です。「700~2,999名」規模と合わせると、実に8割を超えます。大企業の方が顧客単価も大きいわけですから、何とも羨ましい顧客リソースを持ち合わせているなと感じます。
というわけで、事業としてはかなり堅調だなという印象です。しかし大企業に特化しているということは、伸び代がどれだけあるのかという点も気になります。(ロングテール的なことを考えれば、小規模事業者の方が圧倒的に多いわけですから、そちらを狙うのも戦略としてはアリなはず)
が、その辺りを経営陣は慎重に見極めているようです。資料内には、
・昨今のテレワーク推進の流れは、大企業ほど浸透し拡大傾向
・当社の「オンライン研修×大企業」の取組みにとって大きな追い風となっており、今後もオンライン研修の導入は進むものと予測
とあります。中小企業を相手にしている競合他社と加え、事業環境も安定している。まあテレワークが落ち着いたら、既存の集合型研修に戻せば良いのですから、その辺りは各社の状況をセールスチームからヒアリングしていくことで微調整していけば良い。何とも羨ましい限りの安定感です。※ただし資料P32にある「競合環境と競合優位性(etudes事業)」の一覧表は、ちょっと自社を贔屓目に見ているというか、見込みが甘いんじゃないかと苦言を呈したくなりますが。
今後3年を見据えたときの成長戦略は、いたってシンプル。新規顧客獲得強化と、etudes事業への投資の2点です。ホームページには「アジア人材育成No.1」を目指す旨が書かれていますが、アジアという巨大な市場に対して、拠点設置以外の打ち手は明確に書かれていませんでした。
・どれくらいのシェアを目指すのか
・海外売上比率をどう高めていくのか
その辺りの記載はほしいところですが、見受けられないのは、そこそこに国内市場の伸び代がまだまだあることの証かもしれません。いずれにせよ、アルーがどのような成長曲線を見せていくのか楽しみです。それが結局、大企業における「ひと」領域への投資サイズを示唆するものであるのだから。