仕事の振り返り(2022年4月23日)
今週もあっという間に過ぎていきました。
新年度が始まったと思ったら、月末という感じ。時間が過ぎる速さと成果が比例しないのが辛いところです。
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金曜日、息子を保育園に送った後に軽く走ろうとしたのですが、どうしても走る気持ちになれませんでした。
走り始めというのは、いつも身体を引き摺るような重さがあるのですが、だいたい走っていく中で解消されます。でもこの日は、どうしても頭の中のモヤモヤを消せずに止まってしまいました。
頭の中のモヤモヤは、やはり会社を続けていくことの不安です。
このやり方を続けて、本当にやっていくことができるのだろうか。キャッシュの不安は常にあるのですが、そのたびに何とか打ち消すように目の前の仕事に没頭してきました。3月末までのプロジェクトがひと段落つき、やや手が空いている(といってもやることは山積み)こともあって、余計なことを考える余地が生まれていたのかもしれません。
正直、このnoteを書く現在まで、その感覚は拭えていません。笑ってごまかせる話でもなく……やはり仕事をとっていく他ありません。
GWが間近に迫るタイミングですが、やるべきことを、しっかりとこなしていきたいと思います。
では、今週の振り返りです。
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1週間の振り返り
4/18(月):
遅筆で公開が遅れていましたが、イラストレーター・Ricco.さんの記事(前編)を公開しました。
彼女が7年間続けている「似顔絵マシーン」、取材後にチラホラと知り合いがお客さんとして関わっていたことを知って、なぜか僕が誇らしい気持ちになっています。記事として公開できて本当に良かったです。
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少し余裕ができたので、世田谷で開催されていたスミマサノリさんの写真展を訪ねました。
最終日の駆け込みでしたが、スミさんも在廊されていてお話も伺えました。面白い方で、もっと色々聞いてみたい思いに駆られました。
4/19(火):
編集スパルタ塾の同期と、渋谷スクランブルスクエアの「SHARE LOUNGE」で仕事をしました。
といっても何か協働のプロジェクトがあるわけではなく、お互いの近況を報告し合うことなどを目的に。偶然にも同じタイミングで独立をしたふたり。創業した形態や領域は違えど、刺激を受けることが多いなと思います。
同日正午には、Ricco.さんの記事(後編)も公開しました。Ricco.さんがInstagramでシェアしてくださったおかげで、「ふつうごと」の存在をたくさん知ってもらえました。ありがたいことです。
4/20(水):
前日に続き、渋谷で知り合いと食事をしました。
「もっと書きたいんです」と伝えてくれて、今後「ふつうごと」の中でも記事執筆などをお願いできそうで本当に嬉しい限り。何より、彼の「書きたい」という思いが、僕の気持ちをギュッと引き締めてくれました。
午後は東京都写真美術館に立ち寄り、今年も年間パスポートを購入しました。コレクション展「光のメディア」では、写真家・スーザン・ダージェスさんの作品に魅入りました。
4/21(木):
この日は、主に原稿のやりとりをしていました。
ここ数日読んでいる本で、内沼晋太郎さんの『これからの本屋読本』、菅付雅信さんの『不易と流行のあいだ』という2冊が良かったです。内沼さんの本は1年半ぶりでしたが、今読むと、また別の気付きがありました。菅付さんの近著は、インスピレーションを刺激されるようなネタに溢れていて、改めて編集の師匠だなあと感じ入りました。
4/22(金):
冒頭で書いた通り、午前中は少し心が沈んでいました。
そんな中、4月に #愛を語ってくれませんか のエッセイを寄稿いただいていたSaori Hagaさんの最終エッセイを公開することができました。
詳しくは編集補記noteに書いていますが、ご自身の半生を振り返り、自分自身について語るエッセイは本当に素晴らしいものだと自信を持って言えます。ぜひリンクより読んでいただけますと幸いです。
Keep(良かったこと、今後も続けること)
今週から腹筋を始めました。朝100回、夜100回を毎日続けています。
来月、4歳の息子と親子水泳教室に参加するので、みっともない姿は見せたくないな……という不純な動機なのですが。でも、アイドリング的な合間の時間に、腹筋をせこせこやるのは悪くないなと感じます。
Problem(悪かったこと、今後はやめること)
4月に入って気が抜けたのか、その日中に完遂するはずのタスクが、未達で終わることが増えています。
そもそもやる量が多いんだよ……という本音もあるのですが、何より悪いのは、「未達で終わっても気持ち悪くない」という状態になっていることです。未達の状態に慣れてしまったというか。
自分自身のキャパシティもしっかり見定めつつ、良い感じでタスクを消化していけるよう、もう一度、気を引き締めて臨んでいきます。
Try(次に挑戦すること)
先週に引き続き、収支をfreeeで管理するようにしたいと思います。
今月は早めに当月経費(現時点のもの)をすべて集計できたので、freeeにもデータを移行していきます。この辺はルーティンができちゃえば楽だと思うので、まずはデータを触りながら良い感じの運用を模索していきたいと思います。
月初の課題に対して
月初の課題は、
・志を立てる
・目標をブレイクダウンする
になります。この辺は先週と進捗があまり変わらず……。大事なところなんですが、まとまった時間を取ることができませんでした。
というか、意識しないとまとまった時間を取ることなんてできるわけがありません。なので早速、スケジュールに「火曜日はfreee DAY、水曜日は月初課題に取り組むDAY」ということで予定を入れちゃいました。Todoistの方も、それに合わせて修正しようと思います。
学び、辛み
谷尻誠さんが出演していた「カンブリア宮殿」をTVerで鑑賞しました。
26歳で独立した谷尻さん。注文住宅を建築した経験がないとき、知り合いから設計の図面を見て「こんなふうに作るのか」と知り、見よう見まねでやってみたそうです。
村上龍さんに「経験もないのに『できます!』って仕事をとってきたが、そんなことはよくあるのか?」と問われたとき、谷尻さんは苦笑しながらこんなふうに答えました。
創業期の僕自身と重なるところも多く、勇気づけられた放送でした。
誰しも初めてということはある。そのときにどう向き合うか。
胸に刻んで、仕事に臨みたいと思います。
まとめ
冒頭で後ろ向きなことを書きましたが、記事やエッセイの公開ができたり、知り合いに会うことができたり、楽しい時間もありました。
気持ちの切り替えは大事。
落ち込むときはどうしてもあるので、そのときに、どんなふうに自分と向き合うかというのを意識しながら、少しでも毎日成長できるよう心掛けていきたいと思います。
支えてくれる家族や、友人、ビジネスパートナー、取引先の皆さんに感謝の気持ちをこめて。
いつも、ありがとうございます!
おまけ:「成長可能性に関する説明資料」の雑感
今週読んだ資料は、BASE株式会社です。
BASE株式会社(2022年3月31日)
2012年に立ち上がったBASE。家入一真さんが立ち上げた「Liverty」というプロジェクトから生まれたサービスですがが、当時は、彼らが手掛けているものがどれだけ価値のあるものなのか / 価値のあるものになっていくのかは半信半疑でした。
実際、学校に行きたくても学費が払えなくて学校に行けない大学生のための「Studygift」というサービスは早々に問題視され、なんとなく、この界隈で作られているものが本気だとは思えなかったのが正直なところです。(実際、現在も残っているこちらのサイトでは、ほとんどがアクセス不可になっています)
しかし、BASEだけは違いました。
どこがグロースの起点かは分からないのですが、気付いたときには、BASEと「創業者・鶴岡裕太」の名前は、広く社会にも浸透していました。
「誰でもかんたんにデザイン性の高いネットショップを無料で作れる」ことに需要があり、PDCAを愚直に回しながら大きくしていった確かな経営手腕を、もはや誰も疑う人はいません。
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前段が長くなりましたが、改めて「成長可能性に関する説明資料」を読んでいきます。そもそもBASE株式会社は、ネットショップ作成サービス「BASE」とオンライン決済サービス「PAY.JP」の2つをサービスの柱として運営しています。
BASEの存在感が注目されますが、PAY.JPの方も年50%以上の成長率を叩き出しています。それぞれが相乗効果を発揮している、理想的な事業ポートフォリオだなと感じました。
流通額に比べて、BASE社の売上は低いように見えますが、後述するカンブリア宮殿の放送の中で「まずは使ってくれる事業者さんが伸びてほしい」という発言がありました。
BASEが、事業の優先順位づけが明確だという印象も持ちましたし、資料P54においても同様の表記がなされています。つまり「プロダクト付加価値を増加」することで「月間売店数を増加」でき、その結果として「GMV(流通取引総額)が伸びる」というサイクルです。
ひとつ気になった(というか、よく分からなかった)のは、P78の株主構成の部分です。
「株式分割により、主に個人投資家が増加個人投資家の比率が大きく増加も、機関投資家の比率は半数を上回る」とあります。
公式資料なので、株主向けの掲示という側面はあると思いますが、ここにどんなメッセージがあるのかは読み解けませんでした。
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4月21日に放送されたカンブリア宮殿で、鶴岡さんは「これはお母さんも使えるかな?」という視点を持っていると話されていました。
大分で洋品店を営むお母さまが「ネットショップを始めたい」と口にしたことから、BASEのアイデアを着想されたとのことで、創業後もプロダクトをブラッシュアップする中で常にお母さまの存在は頭にあったそうです。
一貫してプロダクトファーストである姿勢の根本にはお母さまをはじめ、ネットショップ運営にそれほど知見のない中小企業や個人に対するまなざしがあるんだなと感じました。
僕もいずれBASEを使うことがあるかもしれませんが、放送を観て、安心してサービスを利用できそうだなと感じた次第です。
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