仕事の振り返り(2022年5月16日)
まとまった時間がとれず、先週末は仕事の振り返りができませんでした。
ゴールデンウィーク前の不調が、再度ぶり返し。絶不調時に比べるとだいぶマシでしたが、病院では周りに心配されるほど咳き込んでしまいました。念のため2回目のPCR検査、結果は陰性。ですがどうしても「なかなか体調が戻らない」と気持ちが落ち込んでしまいます。
ゴールデンウィークで溜めた英気が、既になくなっている感はありますが……。仕事を充実させることで、あらためて気力を回復させたいと思います。
では、先週の振り返りをします。
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1週間の振り返り
5/9(月):
諸事情あって稼働なしでした。
5/10(火):
ゴールデンウィークに入る直前に体調を崩してしまったため、諸々のタスクが積み残しになっていました。タスクを整理し、現段階で不要なものは思い切ってカットしました。
後述しますが、6月に新しいサービスをローンチしたいと考えています。いまは既存のプロジェクトと、新しいサービスに集中したい。自分が使える時間は有限です。「些末」というと言葉は悪いですが、やるべきことに絞って進めていきたいと思います。
夜は、久しぶりの飲み会を。
ひょんな縁でつながっているふたりと、ワイワイと過ごしました。それぞれが関心のあるテーマは異なるのですが、実は重なる部分もあって。その重なりが、良いシナジー効果を生みそうだなあという予感がして、とても楽しかったです。
5/11(水):
この日は6月にローンチを予定しているサービスについて、喫茶店にこもって内容を考えていました。喫茶店というよりジェラート専門店で、電源をいれる場所もありません。でも、こういう状況は「考える」には最適だと感じました。
どうしてもMacBookを起動すると、自分の思考とインターネットを接続させてしまうきらいがあります。せっかくのアイデアを深めたり、広げたりすることが妨げられてしまいます。直接「お金」につながる作業ではありませんでしたが、思う存分、ノートに向かってあれやこれやと思考を巡らせていました。
5/12(木):
主に執筆の作業に取り掛かっていました。
なかなか苦しんでいます。「インタビュイーは何を伝えたいと思っていたのだろう」と、執筆原稿と文字起こしを往復しながら頭を抱えています。1日でも早く、書いたテキストを社会に届けたい。でも書き切ることができないというジレンマ。楽しくも苦しい時間を過ごしています。
午後は、新しいMacBook Airを買いに渋谷へ。5年4ヶ月ぶりの買い替えでしたが、動作もスムーズになって良かったです。
同じくらいの買い替えタイミングだとしたら、次回は2027年9月。どんな時代なのか、僕が何をしているのか。全く見当がつきませんが、良い時間を過ごしていたいものです。
5/13(金):
先週から、Webサイト「ふつうごと」で新しいエッセイを公開しています。書き手は、羽田良之さん。
金融業界で経験を積んだ後、30代後半で教員免許を取得。「自由に幸せに生きるフリーランスの先生を通じて、子どもと、子どもに関わる全ての人の生きる力を育む教育と世界をつくる」というミッションのもと創業し、現役の教員&経営者として活躍されている方です。
羽田さんが執筆したエッセイは意外にも(?)、彼女とカノジョの話。いわゆる「つよつよ」のキャリアの羽田さんが、「つよつよ」ゆえに、カノジョとのコミュニケーションを通じて様々な試行錯誤があったようです。
全4本のうち、現在は2本のエッセイを公開しています。編集者として関わりを持ちつつも、いつも「読者として先が気になる」内容を書いてくださり、役得のような日々を送ることができています。
お時間あるときに、ぜひ読んでみてください!
Keep(良かったこと、今後も続けること)
水曜日に、いつもと違う場所で仕事をしたのは良い体験でした。
ほぼ毎日通っているコワーキングスペースや、いつも行っているカフェも仕事環境としては申し分ありません。だけど、気付かないうちに「マンネリ」化していたように思います。
この辺は「必要経費」のような考え方で、週に1, 2回くらいはカフェで仕事をするようなルーティンを組むのも良いかもしれません。考えてみれば会社員時代も、適当に、外出先で気分転換していたなあと!
Problem(悪かったこと、今後はやめること)
体調不良をやや言い訳にして、レスが遅れたことがありました。
言い訳というか事実ではあるのですが、やはりコミュニケーションで「即レス」は大事かなと。口頭からテキストへとコミュニケーションが移行しつつある昨今、お互いの思考を停滞させないためにもスピードを意識していきたいなと思います。
Try(次に挑戦すること)
体調不良が続いていたので、今週はとにかくルーティンを大切にしながら、タスクを淡々と消化できるよう心身を整えていくことを意識します。
起床や就寝、良い食事、適度な運動。規則正しい生活をベースにおいて、5月後半を乗り切りたいと思います。
月初の課題に対して
まだ先月振り返りをしていていませんが、今月の課題は、
・アイデアを企画にする
・決算の準備をする
に、しようと思います。
先週はローンチ予定のプロダクトについて、あれこれアイデアを練っていました。どういう運用で回していくか、全く考えられていないのですが……でも、ちょっとずつコンセプトは見えてきて、ワクワクしています。
また早いもので、株式会社TOITOITOの決算(7月末)が近付いてきました。お金回りの整理を早めに薦めていきたいと思います。
学び、辛み
週末は少し体調が戻ったこともあり、4歳の息子と屋内プールに出掛けました。
足のつかない25メートルプールは、息子にとって初体験。最初はおそるおそるでしたが、補助具のアームブイでぷかぷかと浮けるのが体感できた後は、楽しそうにあちらこちらを泳げました。
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自分の性格として、未知のことに挑戦するのが好きだと思っていたのですが、実は勘違いだったんじゃないかと最近思い直しました。
たまたま、未知のことに挑戦できる環境があっただけ。あるいは「何も知らない」ことで飛び込めただけ。いまは環境は自分で作らなければならないし、「何も知らない」という状態ではない。
全く意識していない物事において、飛び込めていないというか、無意識的に躊躇していることがあるような気がします。
なのでもしかしたら、いまの僕には「補助具」的な存在が必要なのだと思います。
思考の補助線のようなツールだったり、メンターといわれる方の存在だったり。創業当初は、手取り足取り色々教えてくださった方がいました。経営ゼミにも参加し、事業計画書の手解きをしてもらったこともあります。
なんとなく「できたふり」をしてしまっているのが、現状なのかなと。「情報収集」という言い方が適切なのかは分かりませんが、思考をアップデートしていくための方策を、もっと真剣に見直したいと思います。
まとめ
先週末、息子が寝た後で、育児や家事についての話をしました。
普段ともに過ごしていますが、何かと時間に追われる毎日です。意識しないと、本音で話す時間は捻出できません。
先週末は、主に僕が困っていることを中心に相談しました。話せてスッキリしたと共に、妻側の「困りごと」を聞く時間は取れなかったので、定期的に話をする機会を設けたいと思いました。
おまけ:「成長可能性に関する説明資料」の雑感
今週読んだ資料は、株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドです。
株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド(2021年12月24日)
バッグやジュエリーの企画・製造・販売を手掛けるサマンサタバサ。意外なことにグロース市場に上場しているということで調べてみました。(2005年12月に、当時の東証マザーズに上場したようです)
不勉強で恥ずかしいのですが、経営は厳しいようです。経営再建を目指し、2019年にコナカと資本業務提携を結び、2020年5月にコナカの連結子会社であるフィットハウスを吸収合併し、コナカの連結子会社として再スタートを切ることになりました。
しかしながら合併後、東京証券取引所から「実質的な存続会社ではない」と見なされ、2024年2月29日までの「合併等による実質的存続性の喪失に係る猶予期間」として上場基準に適合しているかどうかの審査対象に入れられたそうです。(サマンサタバサは「今後見込まれる新規上場に準じた審査を通過できるよう、新経営体制の下で最善を尽くしてまいります」とのメッセージを発信しています)
2021年2月期の通期決算資料を眺めると、売上高は、ここ数年ずっと下降の一途を辿っていることが分かります。途中でフィットハウスの売上高を含むものになったはずですが、売上減少に歯止めがかかっていません。これは不採算店舗の撤退なども一因だと思いますが、過去5年で3度も営業利益が赤字転落しているのは、コロナ禍による影響だけでなく、ブランドの競争力が低下している証といって良いでしょう。
1年前は営業利益は黒字に戻す予測を立てていましたが、上半期の決算資料では約20億円の赤字見込みと下方修正しています。なかなか好材料がなく、その状況が株価にもシビアに反映されているのでしょう。
競争力の源泉として、
・良い人
・良い場所
・良い商品
・良い宣伝
の4つが挙げられており、それぞれが好循環で回っていたことが、サマンサタバサのブランド力を底上げしてきた背景にあると理解はできます。
しかし現状そうなっていないのであれば、価値の源泉である「商品開発」に真剣に取り組む必要があるはずです。今回の資料の中では「で、結局どこに注力するの?」という点があまり見えなく、残念でした。
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今後の成長戦略の中で、グループ内シナジーの創出を掲げていました。一例としてコナカのスーツセレクトとサマンサタバサの協働(+フィットハウスでの販売)を挙げていましたが……。正直なところ、それぞれ価値創出のポイントが異なるので、良い掛け算が生まれるようなイメージは持てませんでした。(P29は事例紹介のみで、具体的に今後の施策についての明記はありませんでした)
資料でも紙幅が割かれているSDGsへの取り組みや、商品力強化が肝だと個人的には感じます。そもそもテーマを4点ほど挙げていますが、それぞれ単発で考えるべき施策ではありません。
例えば、こんなメッセージはどうでしょう?
SDGsに配慮したメッセージをグループ全体で考え、それに基づくアップサイクルの仕組みを構築する。それらを反映したオムニチャネルを設け、適切にユーザーとコミュニケーションをとりファンベースマーケティングを目指す。お客さんと信頼関係を築いた上で、創発的な商品開発を実施。サマンサタバサのブランド力を最大限生かしながら、2020年代の新しいサマンサタバサ像を作っていく──
適当に文言を組み合わせただけですが、縦割りでなく、横同士のつながりを円滑にしながらプロジェクトベースで仕事を進めていくのが良いのではないかと考えます。
それができるのは、経営陣のみ。ファッションに疎い僕でも、サマンサタバサという名前には特別な意味を感じます。2013年にはAKB48とのコラボレーションで、日本を大いに盛り上げました。こういう時代だからこそ、サマンサタバサにはもう一度、日本を元気にしてほしいと感じます。
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