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ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の意義って何だったっけ?

パートナーを突然失ったときの悲しみ、想像するだけで胸が痛みます。

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アメリカではコロナウィルスによる死者が43万人を超えている。日本と同様、高齢者の割合も大きいが、20代後半〜40代の死者数も無視できない数になっている。

BBCニュースで取り上げられている通り、若くしてパートナーを失ってしまうというケースも多いのだろう。

ただ今回の場合、コロナウィルス感染防止が最優先されるため、知り合いや親族のフォローを十分受けることが難しい。残された家族は孤立し、悲しい想いに沈んでしまうことが少なくないようだ。

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こういった人たちに対して、Facebookグループがセットアップされており、現状200人ほどのメンバーがいるとBBC NEWSが紹介している。

There have been over 430,000 deaths from Covid-19 in the US, and that includes many younger men and women whose partners have been left suddenly widowed. Alone and with young families to raise, they set up a Facebook support group. Two members spoke with BBC OS radio.(中略)
For both Pamela and Jennifer, the Facebook support group has also been its own kind of therapy. It's grown from a handful of women to over two hundred members.
(BBC NEWS「Covid: The pandemic's young widows and widowers」より引用、太字は私)

SNSは、ソーシャルネットワーキングサービスの略だ。

もともと友人や知人が繋がり、個人のネットワークが拡大&可視化される点が優れていた。

次世代音声SNSとして盛り上がりを見せているClubhouseは、既にメディアとしての側面も大きく、2000年代からSNSに触っていた身としては、かなりSNS自体の役割が拡張していることに驚くばかりだ。(若い人にとってはこれが当たり前なのだろうけれど)

Facebookグループによって、彼らが提供されているのは「場所」だ。悲しみを相互に癒し、適宜、専門家によるサポートを受けられるような体制になっている。個人では得られなかったサポートに気付くことができるわけで、この例は、古き良きソーシャルネットワーキングサービスの形だと言える。

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コロナウィルスによる影響は、人それぞれだ。

日本でも同様のグループがいくつもあり、SNSによる繋がりの強さを感じるところだ。

今、それでも、孤独を感じている人もいるだろう。

ぜひGoogleやFacebookで検索するなどしてみてはいかがだろうか。自分の生活圏では得られなかった情報やサポートを受けられるかもしれない。あなたの孤独を癒すのは、あなたにとって身近にあるSNSなのかもしれない。

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ほりそう / 堀 聡太
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