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感想 | ほりそう

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世の中の「もの」「こと」に関して、感じたこと / 想ったことを綴ります。
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#netflix

明暗のコントラスト(映画「地面師たち」を観て)

「一気に観てしまった」という声が大多数だった「地面師たち」。僕も一気に駆け抜けました。目…

堀聡太
6か月前
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「万引き家族」で気になった3つのポイント(と自分なりの解釈)

久しぶりに是枝裕和監督の代表作「万引き家族」を鑑賞した。 作品の素晴らしさは言うに及ばず…

堀聡太
9か月前
22

奇跡と呼ぶのは簡単だけど。(映画「雪山の絆」を観て)

1972年に発生したウルグアイ空軍機571便遭難事故。何度も映画化されているモチーフだが、事故…

堀聡太
1年前
6

「ドント・ルック・アップ」で散々語られたモチーフ、再び。(Netflix配信作品「終わ…

Netflix年末恒例の終末シリーズ。 他国の侵略を受けたアメリカの崩壊を描くことで、経済的&…

堀聡太
1年前
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そういうふうにつくっているのだから。(映画「デンジャラス・ラン」を観て)

「デンジャラス・ラン」 (監督:ダニエル・エスピノーサ、2012年) 南アフリカに潜伏してい…

堀聡太
1年前
1

問題児を落ちこぼれにするシステムに、バスケで抗う。(映画「コーチ・カーター」を観…

映画が好きな人たちの中でも評価の高い本作。「いずれ観よう」と思っていましたが、ようやく鑑…

堀聡太
1年前
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その伏線に気付けるか。(映画「search/サーチ」を観て)

インターネットを活用して情報収集している人間にとって、楽しさも恐ろしさも感じるような作品をご紹介。 「search/サーチ」 (監督: アニーシュ・チャガンティ、2018年) ── 妻を亡くし、16歳の女子高生と暮らすエンジニアの父親。 仕事もオンライン、何もかもがインターネットで完結。社内会議中、娘にショートメッセージを何度も送りつけるなど、愛情の裏返しか、何かと干渉しがちな中年男性が主人公だ。 そんなある日、娘が行方不明になってしまう。夜中にFaceTimeで連

化学反応の良し悪しは。

「ファーストラヴ」 (監督: 堤幸彦、2021年) 直木賞を受賞した島本理生さんの同名小説を、…

堀聡太
1年前
4

江口洋介、織田裕二ブレイク前夜の映画「湘南爆走族」

「湘南爆走族」 (監督:山田大樹、1987年) 「スケバン刑事」「ビー・バップ・ハイスクール …

堀聡太
1年前
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鳩の豆鉄砲は、まあまあ強烈だ。(映画「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせな…

面白かった! 良い映画の感想なんて、このひと言に集約されるので十分だ。ひたすら細かく感想…

堀聡太
1年前
7

英語という言語特性(Netflix配信「ONE PIECE」を観て)

Netflix配信ドラマ「ONE PIECE」を観た。 アメリカ製作とはいえ、日本が誇るIPが世界中で話題…

堀聡太
1年前
5

Netflix番組「LIGHTHOUSE」の予告編を観て

出演は星野源さん、若林正恭さん。プロデュースは佐久間宣行さん。 今、もっとも活躍している…

堀聡太
1年前
4

寿命の換金(「パラダイス〜人生の値段〜」を観て)

2022年、映画「PLAN 75」に感銘を受けた。 映画テキストサイト「osanai」でも取り上げたし、…

堀聡太
1年前
2

「推しの子」は、どこまで推す人生を続けていくのだろうか。

Netflixで、テレビアニメ「推しの子」を観た。 何かの拍子で眺めていたら、のめり込んでしまい。気付けば、現在配信されている7話を一気に観てしまった。「日本のコンテンツ産業の鍵はアニメ」なんて、手垢がつくほど言われているけれど、そのクオリティの高さはアニメ素人でも瞬時に理解できる。唸らざるを得ない。 印象的だったのは、物語の「説明」部分だ。 昔はけっこう、「説明は極力避けるか、話の流れの中で自然に」なんて言われていたけれど、「推しの子」ではひたすら説明を続ける長台詞が