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感想 | ほりそう

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世の中の「もの」「こと」に関して、感じたこと / 想ったことを綴ります。
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#AmazonPrimeVideo

物語が凡庸であることのメリット(映画「HOT SUMMER NIGHTS」を観て)

ティモシー・シャラメとマイカ・モンローのキスをしているポスター(兼タイトル画像)がずっと…

堀聡太
19時間前

気ままに夢見る機

夢はいつだって良いところで終わる。 この夢の続きが、今夜みれたらいいのに。 幼少期に夢見…

堀聡太
3日前
1

雲か、核か。

「シリーズ45周年記念!映画ドラえもんまつり」と称して、これまでに公開された映画シリーズ全…

堀聡太
1か月前
2

最悪から始める、最高の旅。(映画「わたしは最悪。」を観て)

走り書きとはいえ、さすがに昨日のnoteはおざなりだった。 ということで、改めて映画「わたし…

堀聡太
9か月前
12

「万引き家族」で気になった3つのポイント(と自分なりの解釈)

久しぶりに是枝裕和監督の代表作「万引き家族」を鑑賞した。 作品の素晴らしさは言うに及ばず…

堀聡太
9か月前
22

「異人たちとの夏」は、どうかしてた。

40歳過ぎの脚本家が、幼少期に事故で失った両親と再会する物語。楽しい日々を送るも、主人公の…

堀聡太
10か月前
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クマーがコカインをキメたら。(映画「コカイン・ベア」を観て)

ある日、熊がひょんなことからコカインを摂取したら。 そんな非現実な設定の映画は、なんと実話をもとにしているそうで。B級映画っぽいと侮るなかれ。95分間、しっかりコカインをキメたクマーは迫力満点でした。 「コカイン・ベア」 (監督:エリザベス・バンクス、2023年) ── 「コカイン・ベア」は“ひょんなこと”の連続である。 セスナ機に積んだコカインを森に落としていなければ。熊を動画で撮影していなければ。学校をサボっていなければ。救急隊員として出動しなければ。救急隊員の

これが良いんだ、「イコライザー THE FINAL」

遅ればせながらイコライザーシリーズの最新作を鑑賞。 109分という短めの尺に、濃密で緊張感…

堀聡太
1年前
2

孤立する生きづらさと、孤立しない生きづらさ(映画「すばらしき世界」を観て)

折に触れて、また鑑賞したい。 そんな清々しさを感じるような作品だった。 「すばらしき世界…

堀聡太
1年前
16

AIロボットの暴走をチャーミングに描いたら。(映画「M3GAN」を観て)

2023年末にAmazon Prime Videoで見放題配信に。 アメリカではエンタメ作品として10代を中心に…

堀聡太
1年前
2

不倫という「個の表現」(映画「ほつれる」を観て)

不倫をテーマにしたドラマや映画は多い。 20代の演出家、映画監督の加藤拓也さんは、不倫を愛…

堀聡太
1年前
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“よそ者”の生存奮闘記(映画「ザリガニの鳴くところ」)

テイラー・スウィフトがオリジナルソングを寄せるなど、アメリカでかなり売れた小説がもとにな…

堀聡太
1年前
3

おにぎりといえば、「梅、シャケ、おかか」。(映画「かもめ食堂」を観て)

Primeでの配信は7日以内に終了── そんな表示にちょっとだけ慌てて、「かもめ食堂」を観た。…

堀聡太
1年前
16

本当に彼らが「悪」なのだろうか。(映画「夜明けまでバス停で」を観て)

2020年冬に、東京・幡ヶ谷のバス停でホームレスの女性が殺害された事件がモチーフになって作られた作品。 「夜明けまでバス停で」 (監督:高橋伴明、2022年) ── 住み込みのアルバイトで働いていた女性が、コロナ禍によって仕事と家を失い、ホームレスとして困窮する様が描かれている。 こういった問題を考えるとき、「誰が悪いのだろう?」と犯人探しをしてしまう。当然、加害者に非があるのは間違いないけれど、果たしてそれだけなのか。 本作では「ホームレスなんて要らないと堂々と話