スポーツと仕事と私たちとタバコ

現役最高のスポーツ選手は?と聞かれて日本に住んでいる人ならば大谷翔平の名前を出す人は多いでしょう。
彼はタイトルにあるタバコはもちろんのこと、お酒も飲まないようです。
夜遊びもせずに、家帰って食事をすませ早くに寝るそうです。
以前、オフに日本に戻ってきた時もテレビ収録を終えたあと、番組関係者がお店をおさえておいたのにも関わらず、寝る時間も近いのでといってテレビ局の食堂で牛丼大盛りを食べて帰っていったと言うエピソードを見たことがあります。
子供の頃は、多くの人がこの基本的とも言える生活をしていたはずなのですが、どこかでお酒やタバコを覚えてしまうのです。
かくいう私も大谷選手と同じくタバコも酒もやらずに、仕事が終わったら真っ直ぐに家に帰り食事をしてトレーニングを行い、現在6歳になる子どもと一緒に21時には布団へ入るようにしています。
コレだけでよほどハードにトレーニングしない限り翌日に疲労を持ち越さなくなりますし、気持ちよく朝を迎えられます。
少し自分の話が入ってしまいましたが、プロと言われるスポーツ選手でもタバコを吸う人は一定数いるのが現実です。
野球は日本でも海外でも喫煙者の割合が多いようです。サッカーやバスケットボールなどの激しく走るスポーツにもいるのが驚きです。
アマチュアでも野球の喫煙率は高く、社会人野球を見たりするとベンチで白煙が上がっているのを見かけたことがあります。
以前私は、地方競馬のジョッキーを何名かトレーニングしていましたが、女性を除き男性ジョッキーはほぼ全員が喫煙者でした。
お酒に至っては全員が習慣的に飲酒をしていました。
彼らは頻繁に疲労と倦怠感を訴えていたのでタバコ、飲酒ともにやめるように勧めていましたが誰1人として禁煙できませんでした。お酒もやめられませんでした。
少し前に阪神タイガースが選手も含めた全てのスタッフにクラブハウス内での禁煙を発表していました。
理由としては怪我や故障者を減らす目的での実施だそうです。
喫煙者は私の肌感覚としても怪我や故障が多いですし、交通事故を起こす確率も上がるそうです。
タバコを吸うと血流が悪くなるのはみなさん周知の事実だと思います。
以前、整形外科の患者で喫煙が原因で足の血流が悪くなり切断に至ってしまった人がいました。
その時にオペをしたドクターと話していた時に、「足首のあたりまではじめは切断したんだけど血が出なかった。ふくらはぎのあたりまで切って、やっと血が少し出る程度だった、コレではそこで縫ったとしてもまた壊死が進行してしまうので、膝の上まで切った」と教えてくれました。それくらいタバコ、喫煙は血流を悪くしてしまうんだなぁと考えさせられたエピソードです。
血液は全身に栄養を運んでいます。ソレが滞れば、怪我の回復、疲労の回復が遅れるのは当然ですよね!
選手はとてつもないプレッシャーの中でプレーをしているので、ストレス解消のためにタバコが必要という人もいますが、体が資本のスポーツ選手は、ぜひ!!タバコ以外のストレス解消法を若いうちに見つけてほしいですね。
というか体が資本じゃない人なんていないので、全ての人にタバコ以外のストレス解消法を見つけてほしいです。
スポーツ以外では、有名なところでは星野リゾートでもタバコを吸う人の採用をやめたという記事を目にしました。
タバコを吸う人は吸わない人と、比べると交通事故や病気になる確率が高い、自分たちは世界で戦っていきたい、と考えてるのでそのようなリスクを負うわけにはいかないから、と。
経営者としては当然の判断だと思います。
海外では仕事中にタバコを吸っていたらその日のうちにクビになるなんて言う国や会社もあるそうです。
日本でもコレからさらにタバコについては規制が厳しくなっていくと思われますのでできるだけ早く禁煙に踏み切った方が得をすると思います。
そもそもタバコ自体の値段もドンドン上がってきてますしね。
私が子どもの頃はだいたい一箱200円前後でしたが、今はだいたい500円!
倍以上ですよね。
タバコを吸う人は平均して1日一箱(20本)のタバコを吸うと言います。
1年間365日吸えば
500円×365日=182500円です!
20年吸えば
182500円×20年7300000円!!
730万円ですよ!!!
コレだけあればソレなりに効果な車を購入することもできますよね!?
そしてタバコは血管、血流にも影響が出てきます。
将来的には高血圧になり、心筋梗塞、脳梗塞などの病気になりやすくなります。
いずれにしても経済的にもダメージがあり、家族にも影響が出てしまいますよね。アスリートで若い頃はなんとか身体が対応してくれているとはいえ、将来的なダメージは避けることはできません。
アスリートでも一般的な人でも避けては通れないのです。
禁煙を勧められたり、求められたりすると喫煙者は強烈に寂しさや、孤独感を感じると言われますが、喫煙者の輪から抜け出せば必ず新しい人間関係、コミュニティにで会えますし、旅行先などでも喫煙所を探さなくて良くなったり、食べ物が美味しく感じるなど生活の質も至るところで爆上がりです!
今までタバコに使っていたお金💰
さっき計算した通りなら年間18万円ほどが余ることがわかるのでソレを使えば旅行先の選択肢も増えますし、新しいことへもチャレンジできます!
アスリートならば怪我や故障が減ると考えられるので成績が上がれば年俸が上がることが予想されますし、選手生命自体が伸びると思われます。
こう言う事を喫煙者に言うと「タバコを吸って集中力を上げていい仕事してるんだ!」的な事を言われる人もいますが実際には集中力は上がっていないとさまざまな研究でわかっています。
集中力が高まっているのなら、喫煙者の方が交通事故が多い、なんて事にはならないはずです。
他の病気ではガンについても喫煙者の方が非喫煙者より発癌確率が上がってしまいますし、肺が硬くなって苦しくなるCOPDなどの肺の病気も喫煙者の方が多いとわかっています。
何故こんなに禁煙を進めるのかは私が病院で働いていた経験と自分の家族にまつわる強烈なエピソードがあるからです、、、
がソレを書いてしまうと長くなってしまうので本日はこの辺りで筆を止めることとします。
かなり長く書いてきましたが、この投稿を見て1人でもタバコやめようかなぁ、、、
と思う人がいてくれれば嬉しいです。

最後まで読んでくれて本当にありがとうございました!

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