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『歎異抄』第6章までを読む
【はじめに】
一度は読んだが、あらためて読み返してみました。
一度読んだ本を、寝かせて改めて読み返すと、新たな気づきや発見がある。
「積読」→「発酵」
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阿満利麿(あまとしまろ)著
河出新書 (2023.03.30.)
【あらすじ】
親鸞聖人が、私たちに語りかけること。
親鸞聖人滅後、聖人の教えと異なる解釈が生まれたことを憂慮し、弟子の唯円が、自らが聖人から聞いた言葉にもとづき、その教えを書き記したものです。
【仏教が教える「慈悲」とは】
アメリカの環境保護運動家J•メーシーの仏教との出会い。
仏教が教える「慈悲」
「相互に依存する関係」
個人の独立した人格と云う概念を重視する西洋の人達には、容易に親しむ事が出来ない。
西洋の社会では当然とされているエゴ中心を「エゴ•セルフ」と名付けた。
pp.25〜28
阿弥陀仏の物語が生まれた
私たちの直面する苦しみや不安も、その原因が明らかに出来れば、苦でなくなり、不安も解消される。
この「阿弥陀仏の物語」が登場するのは、歴史的に紀元前後のころと言われています。
仏教そのものは、紀元前5世紀ごろゴータマ•シッダールタによってインドで生まれた。
「ブッダ」悟った人•仏•釈尊
「南無阿弥陀仏」
いかなる人間でも、死後は必ず阿弥陀仏の国に生まれて、遅かれ早かれ仏になる。
「本願念仏」→「歎異抄」法然(僧)
pp.31〜42
【善人と悪人】
【善人】自分で仏になるために仏の教えに従い功徳を積む事が出来る人。
【悪人】自分で功徳が積めないばかりか、仏の教えに背く人。
p.102
【NHK名著「歎異抄」】
【親鸞】
法然を本師と仰いでから生涯にわたり、「法然によって明らかにされた浄土往生を説く真実の教え」を継承し、さらに高めて行く事に力を注いだ。
自らが開宗する意志は無かったと考えられる。
独自の寺院を持つ事はせず、各地に簡素な念仏道場を設けて教化する形をとる。その中で宗派としての教義の相違が明確となり、親鸞の没後に宗旨として確立される事になる。
浄土真宗の立教開宗の年は、『顕浄土真実教行証文類』(以下、『教行信証』きょうぎょうしんしょう)の草稿本が完成した1224年(元仁元年4月15日)とされるが、定められたのは親鸞の没後である。
【歎異抄/Wikipedia】
【読了①】2024.09.18.
第1章〜第6章 pp.11〜102
2024.12.26.