『ステートメント宣言。』を読む
『ステートメント宣言。』
岡本欣也 著
宣伝会議 (2021.03.06)
はじめに
広告コピーというと、ふつうは短く呼びかける、インパクトのある言葉を思い浮かべる。
広告の見出しにあたる、キャッチコピーと呼ばれる部分です。
でも広告には ときどき本文があります。
落ち着いて ゆっくりと、語りかけるような文章。
それがステートメントであり、ボディコピーです。
ステートメント(ボディコピー)が書けること。
コピーライターにとって一番 大切なこと。
(まえがきより)
【Adver Times より】
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300字の意味
キャッチコピーと云うたった一言をつくって終わりにするのではなく、丁寧に言葉を紡いだ300文字をつくる。(作る/創る)
2020年代、時代は1980年代ではないのです。
コピーライターは、キャッチコピーづくりで研ぎ澄ましてきた感性や技法と、それを包括的に平易に語るボディコピーのノウハウを備える。
目次
第1章 商品(サービス)が「生まれてきた理由」を探す
コラム① 慣れんなよ。
第2章 わからないから聞く、わからないから書く
コラム② 正直の専門家になろう
第3章 本当のところを、自分に問いながら
コラム③ 言葉に、文句を。
第4章 書くことは、生きること
対談 ナイツの塙宣之 × 岡本欣也
【追記】本文 p.036 紹介の冊子
『FILT』vol.79 2016. Eeb-Mar
https://filt.jp/lite/issue79/f03.html
飾り立てた言葉より、素朴で実直な言葉のほうが、強い。
広告というのは基本的には『共感』をベースにしたコミュニケーションなので、そのつど自分に問いかける。
おまえは本当はどう思ってんのって。本当が、共感の本質ですから。
でも人間はなかなか一筋縄にはいかなくて、自分で自分に問いかけてるのにそれでも平気でうそをつく。
広告という言説空間には美辞麗句の引力が他より強く働くので、それにあらがって徹底的に詰問して、本当のことを吐かせる。
ひとり取り調べ室。そんなかんじですかね。
2021.05.02
2021.05.03 追記