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【考察】NPO法人の活動について
事業委託や会費に頼ることなく、組織基盤強化が叫ばれるNPO法人。
これまで、歩んできた寄附を受けるから、クラウドファンディング、さらには休眠預金の活用など、一連の流れをみてみる。
また【NPOのあるべき姿】や【基礎編】など、活動を振り返る。
※ 書籍の画像は、イメージです。
NPO法人の事業展開と活動環境の在り方
【要約】
外部から資金提供を受けるに当たり、運営管理体制の強化がNPOの課題となる。
具体的には効率的・実務的な経営、透明で開かれた組織統治(ガバナンス)、積極的な情報公開、監査や評価等に取り組む必要がある。
その一方、NPOの存在意義であるミッションの維持・発展にも努めることが重要である。
効率性や有効性の追求は、時にミッションと相反するが、組織形態の柔軟な再編や執行体制の工夫を通じて、事業活動の公益性を追求することが望まれる。
行政によるNPOの活動環境の整備も重要な課題である。
まず、行政と市民セクターの関係を幅広く見直し、NPOを公共サービスの担い手として社会に適切に位置付けることが重要である。
そのうえで、事業委託や補助、政策提言等を通じた行政とNPOとの協働の促進、NPOの財政基盤の強化や資金調達環境の充実、NPO活動に対する市民参加支援等を進める必要がある。
最近の傾向として、休眠預金の活用が上げられる。
【内閣府/NPO法人】
【休眠預金の活用事例】
【第三者評価機関】
問われるNPO法人の存在意義
【要約】
2021年3月1日からの「改正会社法」施行に伴い、NPOを取り巻く環境が変わりました。
これまでの、官民に対するNPO法人が、会社法改正で一般社団法人との垣根がなくなりました。
NPO法人も、活動資金の調達をファンド市場(会社における公開市場)から行う。
既に、クラウドファンディングやファンドレイジングなど、従来とは違う資金調達が行われています。
これまでの実績から【これから何をするか!!】
そのための、公開市場からの資金調達。
但し、資金調達のための作文をして、身の丈以上の【砂上の楼閣】では疲労してしまいます。
問われるNPO法人の存在意義。
ヒト・モノ(出来ること)・カネの三要素からじっくり考えてみたいです。
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雨森孝悦(あまもり たかよし) 著
東洋経済新報社 (2020.03.12)
【考察】NPOのあるべき姿
【要約】
NPOと行政との関係「共創・協働」について
1) NPOの価値とは何か
2) NPO側にも問題がある
3) なにをなすべきか
問われるべきことは、NPOと行政が協力して実現すべき価値は何か!!ということです。
【基礎編】NPO法人について
『非営利組織の経営』P.F.ドラッガー
2023.08.01.